ボイトレ体験レッスンで褒められるのは勧誘のため!?と心配なあなたへ
体験レッスンを受けて講師にたくさん褒められると、嬉しいですよね。
しかし、周囲の人から「それ、お世辞だよ」と言われてしまったこと、ないですか。
もしくは、自分自身がそう感じてしまったという人もいるかもしれません。
未経験でいきなり褒められると、なんだか腑に落ちなくて自分自身が納得できないことってあります。
すると、ボイトレスクールに入会させるために、講師が大げさに褒めているのでは、と疑ってしまうことも
。
褒められると嬉しいし、ボイトレも楽しかったけど、勧誘目的でよい対応をしてくれていたとしたら……。
せっかくのやる気も萎えてしまいますね。
「入会させるために褒めまくっているなら、ちょっと嫌だな」そんな風に思うのは当然です。
そこで今回は、体験レッスンのとき、講師がどんな気持ちで褒めているのか、という疑問を解消していきます。
また、どんな講師が理想的か、ほかに、講師選びの注意点などをまとめました。
体験レッスンで褒められたのに、なぜかちょっとモヤモヤ、そんなあなたはぜひ最後まで読み進めてみてください。
ボイトレで褒められるのは普通のこと
ボイトレの体験レッスンで、担当講師から褒められるのは普通のことです。
あなたの良いところを見れば、どんどん褒めてくれるでしょう。
しかし、ボイトレの講師は、できていないことを適当に褒めることはありません。
あなたの歌がどんなレベルであっても、必ず良いところを見つけて褒めてくれています。
なぜなら、ボイトレの体験レッスンは、生徒をただ良い気分にさせることが目的ではないからです。
体験レッスンは、スクールやレッスンの雰囲気を知ってもらうこと、短い時間でボイトレの効果や楽しさを実感してもらうために行います。
「上達しそう」「このスクールなら楽しくボイトレできそう」など、期待を持ってもらえるのが理想ですが、そうはいっても、指導方法は普段のレッスンと大きく変わりません。
初対面なので、緊張をほぐすために、普段よりもより丁寧に対応したり、積極的に褒めることもあるでしょう。
しかし、そういったタイプの講師は、体験レッスンに限らず、普段のレッスンから褒め上手なはず。
ときどき、ものすごくオーバーに褒めちぎってくれる講師もいますが、おだてているわけではなく、講師の性格や指導方針によるもの。
時代的にも、褒めて伸ばそうと考える講師も多いです。
ボイトレの体験レッスンで褒められたら、素直に受け止めて問題ありません。
ボイトレで褒められるメリット
褒められると単純に嬉しいですし、モチベーションもあがりますよね。
・ボイトレが楽しみになる
・自信がつく
・自己肯定感があがる
など、褒められるメリットもたくさんあります。
「自分なんかがこんなに褒められるなんて、先生、本心かな~?」と、疑うのはもったいないですよ。
褒められて気分が上がれば、よい状態で次のステップにうつることができますから、自信をもって、今後のモチベーションにしましょう。
褒められるだけのボイトレは注意が必要
褒め上手な講師は、あなたのやる気やポテンシャルをどんどん引き出してくれる可能性が高いです。
しかし、ただやみくもに褒めるだけの講師には注意が必要。
もし、あなたの歌や声がとても良く、褒められる部分が多いとしても、プロの視点で見るなら、何かしらのアドバイスが必ず出てくるはず。
よくできているところは、「よくできているからそのままでね!」ということもありますが、すべてにおいて「そのままでいい」は、そうそうないですよね。
教えることがひとつもないくらい完璧であれば、そもそもあなたはボイトレスクールに通う必要がありません。
もし、あなたが褒められて伸びるタイプだとしても、ただむやみに褒められるだけの指導は、上達にはつながりにくいものです。
レベルアップのためには、褒めるだけではなく、次のような指導をしてくれる講師が理想的でしょう。
・改善点の指摘をしっかりしてくれる
・具体的な改善方法、練習のコツを提示してくれる
・専門的な知識を教えてくれる
・専門知識もたとえ話などを使い、分かりやすく指示してくれる
など。
褒め上手な講師は、生徒を上手に褒めながらも指導はきちんとしてくれるもの。
ボイトレスクールや、ボイトレの講師を選ぶ際の参考にしてみてください。
褒められることのほかに気にしたいボイトレ講師を選ぶポイント
講師やボイトレスクールを決める際に、ほかにも注意して見ておきたい点があります。
それは、あなたがどんなレッスンを受けたいか、によって変わります。
あなたに合わないレッスンを受けていると、ボイトレ自体が辛い時間になってしまうから。
例えば、指導が感覚的な講師。
天才タイプ、芸術肌な講師は、感覚的で指導表現があいまいなことがあります。
体の使い方を教わるときに、「頭のてっぺんからオーラを出して~」と言われたら、はてなマークが浮かぶ人もいるでしょう。
もちろん、イメージするのが得意なら全然OK。
でも、あなたが論理的に説明された方がわかりやすいタイプなら、感覚派の講師の説明が理解できずに、困ってしまう場面が増えてしまいます。
理解できなければ、練習も曖昧なまま、上達も遅くなりますよね。
その結果、「私には才能がないんだ」と、悩んでしまうことも。
他にも、
・褒められたいのに、よくできてもまったく褒めてもらえない
・明るく楽しい雰囲気が良いけれど、無口で笑わない
・細かく指摘してほしいのに、褒められるだけ
など、あなたの希望とかけ離れすぎると、ボイトレがつまらない、物足りない、講師に気を遣いすぎてしまうなど、ボイトレが辛い時間になってしまいます。
相性が良い講師を選ぶのは、ボイトレにおいてかなり大事な要素です。
特にはじめての人は、どんな指導をされても、相手がプロであることから自分が間違っていると思いがち。
「ボイトレはこんなものか」と、疑問を抱きつつ無理やり自分を納得させてしまう人も多いです。
ボイトレで良い声をだすためには、心身ともにリラックスした状態でいることがベストですが、講師との相性が悪いと、常に緊張してしまい、リラックスどころではありません。
大手ボイトレスクールであれば、講師を選べるシステムがあったり、途中で講師の変更ができるスクールもあります。
講師が変わったら、やりやすくなった、上達スピードが上がった、なんてこともありますよ。
体験レッスンですべてを知るのは難しいですが、講師の対応に違和感があるなら、ボイトレをあきらめる前に、講師やスクールを変えてみましょう。
【まとめ】
ボイトレ体験レッスンで褒められるのは勧誘のため!?と心配なあなたへ
ボイトレの体験レッスンは、気軽に受けられる雰囲気がある一方で、勧誘されたらどうしようという不安もつきものですね。
褒められることが、勧誘と結びついてモヤモヤしてしまう場合もあるでしょう。
しかし、ボイトレの講師は、入会させるために嘘をついてまで褒めるようなことはありません。
ボイトレを教えるプロですから、体験レッスンであってもスクール生のレッスンと同じように熱が入る講師もいます。
褒められたことは、素直に受け止めておきましょう。
もし、不安があればいくつかのスクールの体験レッスンに行ってみるのもよいでしょう。
どのスクールでも、良いところは褒める、改善点は指導する、良くなったら褒める。
講師によって伝え方や頻度に差はありますが、上記の流れは同じはず。
入会するかどうかはあなたの自由ですから、褒められることを気にしすぎる必要はありませんよ。