CreepyNutsさんの「Bling-Bang-Bang-Born」が空前の大ヒット!
カラオケで盛り上がる楽曲ということもあり、これまでラップを歌ってこなかった方も、元々ラップが好きな方も、歌う機会が増えているのではないでしょうか?
そこで気になるのが、ラップが上手くなる方法と、ラップという特殊なジャンルでもボイトレは効果を発揮するのかということ。
本記事では、ラップの具体的な練習法からボイトレするメリットまで詳しく解説していきます。
「ラップをカッコよく歌えるようになりたい!」「ラップが上手くなりたい!」という方はぜひ参考にご覧ください。
実際に歌ってみると想像以上に難しい「ラップ」
ラップの楽曲を実際に歌ってみると、思うように歌えなかったりしますよね。
「リズムにのれない。」
「音程がとれない。」
「キレよく歌えない……。」
ラッパーが簡単に歌っているように見えても、いざ歌ってみると同じように歌えなかったりします。
また、ラップの上手い下手は、歌の上手さに必ずしも比例するとも限りません。
どうしたら、ラップをカッコよく歌えるようになるのでしょうか?
まずは、ラップの基本となる3つのワードからおさえていき、次にカッコよく歌えるコツをご紹介していきます。
ラップの基本となる3つのワード
リリック
歌詞のこと。
ラップのリリックはいわば自己主張のようなものです。
世の中への不平不満、友情、恋愛、家族、お金、政治などテーマに制約はなく、自分の思想や感情を自由に表現できます。
リリックはラッパーのアンダーグラウンドや個性が色濃く反映されるため、そのリアリティのある歌詞は、ラップのひとつの醍醐味となっています。
ライム
韻を踏むこと。
別名ライミングとも呼ばれ「マイク」と「バイク」のように母音の付き方が一緒の言葉や、発音が似ている言葉を連ねるのが特徴です。ライムの言葉のチョイスはセンスも問われるため、ラッパーの腕の見せ所でもあります。
また、韻を踏むことでラップ独特のリズムも生み出されます。
フロウ
歌い回しのこと。
直訳すると「流れ」という意味で、声に抑揚や強弱をつけて曲を特徴付けることをいいます。いわゆるラップでいうメロディにあたります。同じリリックとライムでも、どう歌い回すかで歌の印象はガラッとかわります。
ラップをカッコよく歌うコツとは?
歌詞やリズム、抑揚の付け方など、多くにおいて特徴的なラップは、いつもと同じ感覚で歌ってしまうとうまくいかないことが多いようです。ここでは、ラップをカッコよく歌うための3つのポイントをご紹介します。
堂々と!
まずラップにおいて恥ずかしがるのはタブー。堂々と自信満々にパフォーマンスしましょう!
本来、ラップは世の中に対しての自己主張の手段。自分の感情を発信する場でもあります。
人目を気にして自信なさげにラップしている人を誰がみたいと思うでしょう。
たとえスキルや経験が乏しい初心者であっても、まずは堂々とカッコつけてラップすることが大切です。
最初は自信がなくても、カッコつけてラップをしているうちに自ずとテクニックも上達していくものです。
アクセントを効かせる
ついついラップを始めたばかりの頃は、歌詞を追いかけることに夢中になり、曲に抑揚をつけることが後回しになりがちです。
しかし、単調なラップは聞いている人を飽きさせます。
強弱をはっきりつけたり、言葉のキレをよくしたり、ときどき早口を取り入れたりと、ラップがのっぺりとした印象にならないように、よくアクセントを効かせましょう。
すると、表現力が高まりラップが格段にカッコよくなります。
体全体でリズムに乗る
ラップをする際、棒立ちになっている方はいませんか?
それでは、気持ちも入りにくく上手く歌えません。
まずは深呼吸してリラックス。
余計な力は抜いて、体全体を使ってラップのビートに合わせて体を動かしてみましょう。
身振り手振りを加えれば、自然とラップの世界観に入り込めて、パフォーマンスの質も高まっていきます。
上手くなるためにどんな練習が必要?おすすめのやり方3選
次にラップを上達させるためにどのような練習が必要なのか、具体的なやり方を3つご紹介します。
リスニング→真似
まずは、リスニングと真似です。
ラップに限らずどの分野においても、先駆者の真似をすることが上達への第一歩。
先輩ラッパーの曲を繰り返しよく聴き、真似して歌うことで、ラップへの理解を深め基礎を身につけます。
憧れのラッパーは、歌う際にどのようにリズムにのって、歌い回しをしているのか?
考察しながらラップ独特のリズムやフロウを体にとことん覚えさせましょう。
リスニングだけでポイントをつかめない場合は、一度歌詞を書き出して韻の踏みかたや抑揚のつけかたなどを可視化し整理するのもおすすめです。
フリースタイル(即興ラップ)をやってみる
ラップはインプットの練習も大切ですが、それ以上に実践することも大切。
実践を通し失敗や試行錯誤を重ねることで、スキルが培われるのです。
そのため、ラップのリズムやフロウにある程度慣れてきたら、フリースタイル(即興ラップ)にも挑戦してみるのもいいでしょう。
フリースタイルとは、ビートに合わせて事前に準備した歌詞ではなくその場で思いついたアドリブの歌詞で披露するラップのこと。
最初は言葉につまってしまうかもしれませんが、短いビートからでOK!
徐々に長いフレーズに挑戦していきましょう。
韻を踏むテクニックを磨く
ラップのリズムにいまいち乗り切れない方や、即興ラップで言葉がつまってしまう方は、韻を踏む練習を徹底的にやるのもおすすめです。
前にも述べましたが、韻を踏むことでラップ独特のリズムが生み出されます。
つまり、韻を踏む練習していれば、自然とラップっぽくなっていくということ。
韻を踏む練習をの仕方は例えば以下の方法があります。
・好きなラッパーの歌詞を参考に、面白いと思ったライムを書き出してみる。
・日常生活のなかで気になった言葉をメモにしておき、語尾が同じ言葉を繋げてみる。
韻には、語尾の音で韻を踏む「脚韻」、語頭の音で韻を踏む「頭韻」、母音のみで韻を踏む「母韻」など、さまざまな種類があります。
多彩に表現できるように日頃から言葉のストックを心掛けるといいでしょう。
ボイトレしたらラップは上手くなるの?
次に、ボイトレとラップの関係について。
もちろん、ボイトレはラップの上達に役に立ちます!
なぜなら、ボイトレすることでラップに必要なスキルの精度がグンと高まるからです。
実際、ボイトレ教室のなかにはラップコースを設けているところも多くあります。
ラップとボイトレの関係性は意外にも深いように感じます!
では、具体的にボイトレでどのような効果を得られるのか?ラッパーがボイトレするメリットをご紹介していきます。
ラッパーがボイトレするメリット
①リズム感が鍛えられる
まず、ボイトレをするとラップに必要な「リズム感」が鍛えられます。
ラップというジャンルに関わらず、ボーカリストとして「正しいリズム」で歌えるかは非常に重要ですよね。ボイトレのレッスンでも、リズムのズレがあった場合すぐに修正が行われ、トライ&エラーを繰り返しながら、徐々に正しいリズム感を習得していきます。
もともとリズム感に乏しい方の多くは「拍」の概念がないことも多いです。表拍だけでなく裏拍の取り方までボイトレで丁寧に習っていくと、ラップも次第に上手くなっていきます。
②滑舌が改善され言葉のキレが良くなる
ボイトレで正しい発声を身につけると、滑舌がよくなり言葉のキレも良くなります。
そのため、元々滑舌が悪い方でも、ボイトレすることでラップの早口なフレーズにも難なくトライできるようになるでしょう。
前述の通り、ラップにおいて「リリック(歌詞)」は重要な要素。
ラップに込められたメッセージを正しく表現するためにも、最低限歌詞を正しく発音しなければいけません。
滑舌に自信がない方は、一度ボイトレで発声を見直すといいでしょう。
③声をコントロールしやすくなる
ボイトレをすると声を自由自在にコントロールできるようになるので、どんな楽曲にも挑戦しやすくなります。
ラップの楽曲のなかには、ある程度メロディがあるもの、メロディの要素がかなり削ぎ落ちたものなど色々あるかと思います。
特に、今人気を誇っているCreepyNutsさんの楽曲はメロディ要素が強く、声質のコントロールやメロディアスな歌い上げも要求されます。
つまり楽曲によってはラップであっても、ある一定の歌唱力が必要になるということ。
ボイトレで、声のコントロール能力を鍛え歌唱力を高めておくと、どんなラップの楽曲にも柔軟に対応することができるでしょう。
④表現力が上がる
最後に、ボイトレをするとラップの表現力も上がります!
なぜなら、ボイトレをすると声の引き出しが増えるからです。
表現力が高い人に共通しているのは、ラップの歌詞やリズムに合わせて、声の強弱や抑揚、緩急などをつけることが非常に上手ということ。また、ラップに込められた喜怒哀楽に合わせてどのような声を出せば良いかを理解し、実際に声で表現することもできます。
これらは、幅広い声の出し方を知っていなければそう簡単にはできません。
「ラップが棒読みになってしまう。」
「ラップをしてもいまいちリスナーが盛り上がらない……。」
このような方は、ボイトレで声の引き出しを増やし表現力をあげることで悩みが解決されるでしょう。
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