カラオケで好きな歌を気持ちよく歌いたいのに、喉が詰まったような感覚に陥って声が出なくなったり、サビの高い部分で声が出ない、声が裏返ってしまったりする悩みを抱えている人は少なくありません。
楽しく歌っているうちに、だんだん声がかすれてしまうこともあります。
声が出なくなるのには明確な原因があり、それを理解することで適切な対処法が見つかります。
この記事では、カラオケで声が出なくなる主な原因から、その場ですぐに試せる緊急対処法、そして根本的に高い声が出せるようになるための方法までを詳しく解説します。
- 普段は歌えるのにカラオケに行くと声が出なくなってしまう
- カラオケで声が出ない時や歌えない時の対処法を知りたい
- カラオケでも普段どおり歌えるようになりたい
上記に当てはまる人におすすめの情報を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
カラオケで緊張から声が出ないという人は多い

カラオケで声が出にくいと感じる人の多くは、緊張が原因で全身に余計な力が入ってしまっている場合があります。特に、人前で歌うことへのプレッシャーや、うまく歌わなければという思いが、無意識のうちに首や肩、顎まわりの筋肉をこわばらせてしまうのです。
このような体の力みは、声帯の自由な動きを妨げ、本来の歌唱力を発揮できなくさせます。普段自宅で歌う際にはスムーズに出せる声が、カラオケの場で急に出なくなるのは、この緊張による体の硬直が主な原因であることが多いです。
カラオケで声が出ない原因

カラオケで声が出ない理由として緊張が挙げられますが、さらに細かく掘り下げていくとさまざまな原因が見えてきます。続いては、カラオケで声が出ない、歌えない原因を詳しく紹介します。
体に力が入ってしまっているから
カラオケで声が出しにくいと感じる時、その多くは体に余計な力が入ってしまっていることが原因です。特に、人前で上手に歌わなければというプレッシャーや、うまく歌えないかもしれないという不安から、無意識のうちに首や肩、顎、さらには喉といった部位に力が入ってしまいます。このような体の緊張は、声帯の動きを制限し、本来の性能を発揮できなくさせるため、歌唱中に声がかすれたり、高音が出しにくくなったりする原因となります。
普段、自宅で歌う際にはスムーズに出る声が、カラオケの場で急に出なくなるのは、この緊張による体の硬直が主な理由であることが非常に多いです。全身をリラックスさせ、特に歌う際に重要となる首や肩、喉の力を抜くことが、声の響きを豊かにし、声帯をスムーズに機能させるためには不可欠であるため、まずは意識的に体の力を抜くことを心がける必要があります。
喉が締まっているから
声帯とは、喉の左右にあるヒダのような発声器官です。筋肉でできており、左右のヒダが振動することで、私達は発声をしています。
しかし、緊張などが原因で声帯の隙間が狭くなりすぎてしまうと、ヒダは振動しにくくなり適切に発声できなくなります。これが「喉が締まる」という状態です。
高い声などを出す時に、喉を閉めて歌う方法などがありますが、これは適切に緊張を加えたテクニックと言えるでしょう。緊張から喉が締まってしまう場合、息はできるのに喉に何かが詰まっているような不快感があり、声がでにくくなってしまいます。
声帯の筋力が足りないから
声帯の筋力が不足していると、カラオケで声が出にくい原因のひとつになります。声帯は、声の高さや強さを調整する筋肉で構成されており、この筋力が弱いと、特に高い声を出す際に声帯を十分に引き伸ばすことができません。その結果、声がかすれたり、裏返ってしまったり、そもそも高音が出なかったりといった現象が起こります。
普段からあまり歌わない人や、会話の量が少ない人は、声帯を使う機会が少なく、筋力が低下しやすい傾向にあります。これは、運動不足の人が筋肉痛になりやすいのと同じで、使わない筋肉は衰えてしまうためです。また、加齢によっても声帯の筋力は自然と衰えるため、以前は出せていた声が出なくなるというケースも珍しくありません。
喉が乾燥しているから
カラオケで歌っている最中に声が出にくくなる原因のひとつに、喉の乾燥が挙げられます。声帯は非常にデリケートな粘膜でできており、その表面が潤っていることでスムーズに振動し、美しい声を生み出します。しかし、喉が乾燥すると声帯の潤いが失われ、摩擦が大きくなることで、声がかすれたり、思うように声が出なくなったりするのです。
カラオケルームは空調が効いていることが多く、特に冬場は空気が乾燥しやすいため、知らず知らずのうちに喉の潤いが奪われがちです。また、歌うことに集中していると、水分補給を忘れがちになることも乾燥を加速させる要因となります。
喉が傷んでいるから
カラオケが盛り上がると、ついつい休憩を忘れて何時間も歌い続けてしまいがちですが、声帯も筋肉の一種であるため、長時間酷使すれば当然疲労します。特に、十分なウォーミングアップをせず、いきなりキーの高い曲やシャウトするような曲を歌うと、喉への負担はさらに大きくなります。
カラオケで声が出ない時のNG行動

カラオケで声が出ない、歌えない時に、ついついやってしまいがちなNG行動がいくつかあります。カラオケで歌っていて「声が出ないな」「良い感じに歌えないな」と思った時に、以下のような行動をしている方は注意してください。
無理をして歌い続ける
声が出にくい、あるいはかすれてきたと感じた時に最も避けるべき行動は、力任せに大声を出して歌い続けることです。これは、すでに疲労していたり、軽く炎症を起こしたりしている声帯に、さらに追い打ちをかける行為に他なりません。
その瞬間は一時的に声が出たように感じられても、喉へのダメージは深刻で、声帯ポリープや声帯結節といった、治療が必要な疾患を引き起こすリスクを高めます。実際、無理な歌唱を続けた結果、声帯結節を発症し、長期的な治療を余儀なくされたプロの歌手も少なくありません。
喉に痛みや明らかな違和感を覚えた場合は、すぐに歌うのを中断し、喉を休ませることが最優先です。
アルコールや甘いドリンクを飲む
カラオケの楽しみのひとつにドリンクバーがありますが、飲み物の選択を誤ると喉に悪影響を及ぼすことがあります。
特に避けるべきなのが、酒やアルコール類です。
アルコールには利尿作用があるため体内の水分が失われ、喉の粘膜が乾燥しやすくなります。また、アルコールそのものが喉を刺激し、充血や炎症の原因にもなります。
意外なところでは、ウーロン茶も歌唱中には不向きです。脂肪を分解する成分が、喉の潤滑に必要な油分まで洗い流してしまう可能性があります。
炭酸飲料やカフェインを多く含む飲み物も喉への刺激となるため、喉のコンディションを考えるなら、常温の水や麦茶といったシンプルな飲み物を選ぶのが賢明です。
喉に力を入れて歌う
高音パートやサビの盛り上がりで、つい喉に力を込めて叫ぶように歌ってしまうことがありますが、これは喉を痛めつける典型的な発声方法です。
この歌い方は、首や肩、顎といった発声に不要な筋肉まで緊張させ、声帯に過剰な圧力をかけてしまいます。その結果、声は枯れ、喉に痛みが生じ、ひどい場合には声帯を傷つけてしまうことにもなりかねません。
本来、響きのある楽な発声は、腹筋や背筋などの体幹で息を支え、喉はリラックスさせた状態で行うものです。力任せの歌い方は、声の寿命を縮めるだけで何のメリットもありません。
カラオケで声が出ない場合の9つの対処法

ここまでカラオケで声が出ない原因やNG行動を紹介してきました。まずは、原因を知り、行動を改め、最後に改善していきましょう。ここでは、カラオケで声が出ない、歌えない時にすぐにできる対処法を9つ紹介します。自分に合った方法を探して、カラオケで声が出ない、歌えない状態を改善してみてください。
その1.ストレッチ
カラオケで声が出にくいと感じる際、その原因のひとつとして、首や肩、顎、さらには喉周りの筋肉が緊張していることが挙げられます。このような体の力みは、声帯の自由な動きを妨げ、本来の歌唱力を発揮できなくさせてしまうため、歌う前にしっかりと体をほぐすことが非常に重要です。
ストレッチは、これらの筋肉の緊張を和らげ、リラックスした状態で歌い始めるための効果的な準備運動となります。
例えば、首をゆっくりと左右に倒したり回したりする動きは、首周りの血行を促進し、筋肉のこわばりを解消します。肩を大きく回すことで、肩甲骨周りの筋肉もほぐれ、呼吸がしやすくなります。顎の力を抜くためには、口を大きく開けてからゆっくりと閉じる動作を数回繰り返したり、舌を大きく回したりするのも効果的です。
これらのストレッチを行う際には、無理に力を入れず、心地よさを感じる範囲で行うことが大切です。また、深呼吸を組み合わせることで、心身ともにリラックス効果を高め、より良い状態で歌唱に臨むことができます。このように、歌う前に簡単なストレッチを取り入れることで、体の緊張がほぐれ、声が出やすくなるだけでなく、声の響きも豊かになることを実感できるでしょう。
その2.発声練習
発声に使う器官を効率的に解す方法に発声練習があります。カラオケなどでも歌う前に発声練習をすることで、体にとって「歌う準備」が整うでしょう。
カラオケで大げさな発声練習はできないかもしれませんが、ここでは簡単にできるおすすめの方法を紹介します。
リップロール
リップロールは、唇を閉じた状態で息を吐き出し、唇をブルブルと振動させる発声練習です。これは、プロの歌手や声優もウォーミングアップとして取り入れるほど効果的な練習方法として知られています。
リップロールの最大の利点は、唇の振動によって喉が自然とリラックスし、声帯に余計な力が入るのを防ぎながら、効率的にウォーミングアップできる点にあります。
この練習を行うことで、声帯の筋肉が柔らかくなり、声が出やすくなるだけでなく、喉への負担を軽減しながら、より広い音域をスムーズに出せるようになります。また、リップロールは息の流れを一定に保つ練習にもなり、安定した呼吸法を身につける上でも役立ちます。
カラオケの前に数分間リップロールを行うだけで、喉の準備が整い、本番で声が出やすくなる効果が期待できます。特別な道具は不要で、いつでもどこでも手軽にできるため、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
タングトリル
タングトリルは、巻き舌とも呼ばれる発声練習のひとつで、舌を振動させることで声帯周辺の筋肉や舌をリラックスさせる効果が期待できます。歌唱前のウォーミングアップとして最適で、喉が開き、滑舌の向上や呼吸法のトレーニングにもつながります。また、舌の筋力アップにも効果的で、正確でクリアな発音を可能にし、歌唱や演技における表現力を高めることにも役立つでしょう。
具体的には、舌先を上の前歯の裏の付け根あたりに軽く当て、「トゥルルルル」と発音するように息を吐き続けて舌を震わせます。力を入れすぎず、リラックスした状態で行うことがポイントです。
最初はうまくいかなくても、舌のストレッチをしたり、舌を長く振動させる練習をしたりすることで徐々にできるようになります。
その3.喉を開く
喉を開くとは、喉の奥にある空間を広げ、声の通り道を確保することで、響きのある楽な発声を可能にする技術です。喉が締まっている状態では、声帯が自由に振動できず、声が詰まったり、高音が出にくくなったりします。この状態を改善するためには、口の奥、具体的には軟口蓋と呼ばれる部分を意識して持ち上げるイメージを持つことが大切です。
例えば、あくびをする時の喉の状態を意識してみると良いでしょう。あくびをする瞬間は、自然と喉の奥が広がり、リラックスした状態になっています。この感覚を歌う際にも応用することで、声が共鳴しやすくなり、響きが豊かになります。
また、舌の根元が上がっていると喉が締まりやすくなるため、舌をリラックスさせて下げ、口の奥に空間を作るように意識することも重要です。
喉を開くことができると、声帯への負担が軽減され、無理なく高音が出せるようになり、声量も増すため、歌唱のパフォーマンスが向上します。
その4.腹式呼吸
歌を上手に歌うために不可欠な腹式呼吸は、肺の下にある横隔膜を上下させて行う呼吸法です。普段の胸式呼吸とは異なり、息を吸うとお腹が膨らみ、吐くときに凹むのが特徴です。この腹式呼吸をマスターすると、歌唱中に喉に余計な力が入りにくくなり、リラックスして歌えるようになるため、声に伸びやかさが生まれます。
また、呼吸量が安定することで、歌声も安定し、どんなフレーズでも一息で歌いきれるようになるでしょう。表現力をコントロールしやすくなるだけでなく、ロングトーンやビブラートも安定し、大きな声も出しやすくなります。
腹式呼吸の練習方法としては、まず肺の空気を全て吐き切り、鼻からゆっくりと息を吸い込み、吸った時間の倍の時間をかけて口から息を吐き出すことを繰り返します。このとき、肩を動かさず、お腹や腰周りに空気を取り込むイメージで行うことが重要です。
その5.キー調整
カラオケで気持ちよく歌うためには、自分の声に合ったキーに調整することが非常に重要です。多くの人が「原曲キーで歌わなければ」と思い込みがちですが、プロの歌手でも自分の音域に合わせてキーを変えて歌うことは珍しくありません。無理に原曲キーにこだわると、喉に負担がかかり、声が出なくなったり、声がかすれたりする原因になります。
カラオケ機器のリモコンには「キー±」ボタンがあり、これを使って簡単にキーを調整できます。一般的に「+1」で半音上がり、「-1」で半音下がります。多くの機種では±6の範囲で調整が可能です。まずは、歌いたい曲を原曲キーでワンコーラス歌ってみて、高音や低音で苦しい部分がないか確認しましょう。もし歌いづらい箇所があれば、半音ずつキーを上下させて、最も歌いやすいキーを探します。
一般的に、男性が女性ボーカルの曲を歌う場合は-4〜-6キー、女性が男性ボーカルの曲を歌う場合は+2〜+4キーが目安とされています。同じ性別のアーティストの曲でも、高いと感じたら-1〜-2キー、低いと感じたら+1〜+2キー程度調整すると良いでしょう。
キー調整は、曲全体が歌いづらい場合だけでなく、サビなどの特定の部分で声が出にくい場合にも有効です。特に地声と裏声が切り替わる換声点を考慮して調整すると、よりスムーズに歌えます。換声点は、音域検索サイトなどでアーティストごとに調べることが可能です。自分に合ったキーで歌うことで、喉への負担を減らし、より安定した歌声を出すことができ、歌唱力が向上します。
その6.機器を変える
カラオケで声が出にくいと感じた時、実はマイクやスピーカーといった機器の特性が影響している可能性もあります。カラオケボックスに設置されている機器は、機種によって音響特性やマイクの感度が異なり、特に最新の機種では歌い手の声をより豊かに拾う高性能なものが増えています。
例えば、マイクの感度が低いと、たとえ声が出ていても小さく聞こえてしまい、無意識のうちに力んで歌ってしまうことにつながります。また、スピーカーの音質が悪いと、自分の声が聞き取りにくく、音程を外しやすくなることもあります。
カラオケの機種を変えることで、自分の声がクリアに聞こえるようになり、結果として力まずに楽に歌えるようになることがあります。もし、いつも特定の機種で声が出にくいと感じる場合は、別の機種を試してみるのもひとつの手です。部屋を変えてみるだけでも、音響特性が変わり、歌いやすさが改善されることもあります。
また、マイクの持ち方や口との距離を調整することも重要です。マイクを口に近づけすぎると音がこもりやすく、離しすぎると声が小さくなるため、最適な距離を見つけることも大切です。
その7.声を出して笑う
カラオケで声が出にくいと感じる時、無意識のうちに喉や体に力が入ってしまいがちです。そんな時、「声を出して笑う」というシンプルな行動が、緊張を和らげ、喉をリラックスさせる効果的な方法のひとつとなります。
笑うという行為は、横隔膜を動かす腹式呼吸に近く、自然と深い呼吸を促し、喉の奥を開くことにも繋がります。これにより、声帯への負担が軽減され、楽に声が出やすくなる効果が期待できるのです。例えば、歌い始める前や、声が出しにくいと感じた瞬間に、意識的に「ハハハ」と声を出して笑ってみましょう。大きな声で笑うことで、身体全体の緊張がほぐれ、表情筋も緩むため、よりリラックスした状態で歌に臨めます。
また、笑いにはストレス軽減効果もあり、カラオケにおける緊張やプレッシャーを和らげる心理的なメリットもあります。声を出して笑うことは、喉のウォーミングアップにもなり、声帯の柔軟性を高めることにも貢献します。
これは、急に高い声を出す時に喉が締まるのを防ぎ、スムーズな発声を促すためです。特に、友人や仲間とカラオケに行っている場合は、みんなで一緒に笑い合うことで、場の雰囲気も和み、より歌いやすい環境を作り出すことができます。試してみて、もし効果を感じるようであれば、カラオケのルーティンに加えてみるのも良いでしょう。
その8.耳の裏に手をかざす
カラオケで歌いづらさを感じた際に試せる工夫のひとつに、「耳の裏に手をかざす」という方法があります。これは、自分の声をよりクリアに聞き取り、音程を把握しやすくする効果が期待できる方法です。カラオケでは伴奏の音量が大きく、自分の声が聞こえにくいと感じることが少なくありません。その結果、無意識に声を張り上げてしまい、喉に負担をかけてしまう場合もあります。
片耳を塞ぐ方法も、自分の歌声が骨伝導によって頭に響き、空気の振動で聞こえる音よりもはっきりと聞こえるようになるため、自分の声を確認しやすくなるという意見もあります。しかし、内耳と外耳では聞こえる音程が異なるため、耳を塞ぐと実際に出している音程とずれが生じ、音程を正確に把握しにくくなる可能性も指摘されています。専門家の中には、片耳を塞ぐことは推奨しないという意見もあります。
音程に不安がある場合は、両手を耳の後ろにかざして外耳の音を拾いやすくする方法や、録音して自分の声を聞き慣れる練習が推奨されています。自分の歌声を客観的に聞くことで、音程のズレや改善点を見つけやすくなります。自分の声がしっかり聞こえることで、無理に大声を出す必要がなくなり、喉への負担も軽減されるでしょう。
その9.水分補給
カラオケで声が出にくいと感じる際、喉の乾燥は非常に一般的な原因のひとつです。
声帯はデリケートな粘膜で覆われており、この粘膜が潤っていることでスムーズに振動し、クリアな声を生み出すことができます。しかし、喉が乾燥すると、声帯の摩擦が増え、声がかすれたり、思うように声が出なくなったりします。
喉の乾燥を防ぎ、声帯を良好な状態に保つためには、意識的な水分補給が不可欠です。
冷たすぎる飲み物は声帯周りの筋肉を収縮させる可能性があるため、常温の水やカフェインを含まない麦茶などを選ぶのがおすすめです。カフェインやアルコール、糖分を多く含む飲み物は利尿作用があったり、喉を刺激したりすることがあるため、避けた方が良いでしょう。
具体的には、一曲歌い終わるごとに一口水を飲む、といった習慣をつけることで、喉を常に潤った状態に保つことができます。
カラオケで高い声が出ない時はどうすればいい?

カラオケで歌っている場合、高いパートだけ声が出なくなる人も少なくないのではないでしょうか。最後に、高い声が出ない悩みを持つ人に向けて、対処法や高音を発声する練習方法を紹介します。
地声をしっかり発声できるよう鍛える
カラオケで声が出にくいと感じる理由のひとつに、地声(チェストボイス)の発声が不安定であることが挙げられます。地声は日常会話で使う自然な声であり、歌唱の土台となる非常に重要な発声です。この地声がしっかり発声できないと、高音域を歌う際に無理に喉に力を入れてしまい、声が裏返ったり、かすれたりする原因になります。
そのため、地声を安定させるためのトレーニングは、歌唱力向上に不可欠だと言えます。例えば、リップロールやタングトリルといった発声練習は、喉の筋肉をリラックスさせながら、安定した息の流れを作るのに役立ちます。これにより、地声から高音へとスムーズに移行できるようになります。さらに、腹式呼吸を意識することで、横隔膜を使って安定した息を供給できるようになり、喉に頼らない発声が可能になるでしょう。
具体的には、「あ」や「う」といった母音を使い、自分が無理なく出せる音域でロングトーンの練習をしてみましょう。声の出だしを意識し、お腹からしっかり息を出すイメージで発声します。このとき、喉に力が入っていないか、鏡を見ながら確認することも大切です。地声をしっかり鍛えることで、声帯のコントロールが向上し、無理なく高い声を出すための基礎が作られます。
裏声の練習をする
裏声(ファルセット)の練習は、カラオケで高い声を楽に出すために非常に重要です。地声のまま無理に高音を出そうとすると、喉に大きな負担がかかり、喉を痛める原因となるだけでなく、声が裏返ったり、かすれたりすることもあります。
裏声は、声帯を薄く引き伸ばして振動させる発声法で、喉への負担が少なく、軽やかで伸びのある高音を生み出すことができます。この発声法を習得することで、地声では届かないような高い音域も無理なく歌えるようになります。
練習方法としては、まずフクロウの鳴き声を真似るように「ホー、ホー」と柔らかく発声してみるのがおすすめです。この時、自分が出しやすい音域から始め、そこから少しずつ音程を上げていく練習を繰り返します。力まずに息がスムーズに声に変わる感覚を掴むことが大切です。また、リップロールやタングトリルの練習と組み合わせることで、喉のリラックス効果を高め、より効率的に裏声の感覚を掴むことができます。
裏声の練習を継続することで、地声との切り替えもスムーズになり、ミックスボイスの習得にも繋がるため、歌唱の幅が大きく広がるでしょう。高音の裏声を自在に操れるようになると、歌声に表現の幅が生まれ、より感情豊かな歌唱が可能になります。
ミックスボイスの練習をする
ミックスボイスとは、地声と裏声の中間のような発声で、高い声を楽に出すための重要なテクニックです。多くの人が高音を地声で無理に出そうとして喉を痛めてしまうのは、ミックスボイスがうまく使えていないことが原因です。ミックスボイスを習得することで、声帯への負担を減らしつつ、力強く、そして伸びやかな高音を出せるようになります。
練習方法としては、まず地声と裏声を交互に出す練習から始めましょう。例えば、「あー」と地声で発声し、そのままの息の量で「あー」と裏声に切り替える練習を繰り返します。この時、地声から裏声、裏声から地声への切り替えが滑らかになるように意識することが重要です。
次に、エッジボイスと呼ばれる、息漏れを伴うような低いガラガラ声から、徐々に音程を上げていく練習も有効です。これは、声帯の閉鎖を意識しつつ、息の流れをコントロールする感覚を養うのに役立ちます。さらに、サイレンのように「うー」という音で低音から高音まで滑らかに音程を上げていく練習も効果的です。この練習では、喉に力を入れずに、お腹から息を支える腹式呼吸を意識することが大切です。
最初は地声と裏声の境目がはっきりしてしまうかもしれませんが、練習を続けることで徐々にその境目がなくなり、滑らかなミックスボイスが出せるようになります。ミックスボイスの習得は時間がかかりますが、根気強く練習を続けることで、カラオケでの歌唱力が格段に向上し、今まで歌えなかった高音の曲も自信を持って歌えるようになるでしょう。
まとめ
カラオケで声が出なくなる原因は、緊張や喉の酷使、声帯の筋力不足、乾燥など多岐にわたります。しかし、適切な対処法とトレーニングを行うことで、これらの悩みを解消し、より楽しく歌えるようになります。本記事でご紹介したストレッチや発声練習、腹式呼吸、キー調整などの方法を試して、声が出にくい状況を改善しましょう。
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