ボイトレ初心者必見!その練習パターン本当にあなたに合ってますか?
理想の声を手に入れて歌が上手くなりたい!とボイトレを始めてはみたものの、どんな練習をどのように進めていけばいいのかいまいち分からず、知っているトレーニングをなんとなくこなしているだけになっていませんか?
今はたくさんの情報が溢れているので、初心者の方は特に、どんな練習が正しい練習なのか、何を選べば良いのか迷ってしまいがちですよね。
ボイトレにはさまざまな練習パターンがあり、練習内容によって得られる効果は変わってきます。
リズムを取るのが苦手な人が、音程のトレーニングばかりしていてもリズム感が劇的に改善されることは少ないですよね。
ボイトレは、目的に合わせた練習をする必要があります。
今回は、そんなボイトレの練習パターンの中から、ボイトレの基礎となるパターンをご紹介します。
また、どんな練習をしていけばよいのか、自分に合った練習パターンの選び方についても触れています。
トレーニングは初心者の方でも、家で手軽にできるものなので、ぜひ練習の参考にしてみてください。
まずは基礎を身につけながら、自分の方向性を見つけていきましょう。
今の自分に適したボイトレの練習パターンを知ることが大事
ボイトレにはさまざまな練習パターンがありますが、まず、何のために練習をするのかを考えてみると、
・安定した声を出すため
・高音域を出しやすくするため
・リズム感を養うため
・理想の声を作るため
・身体の使い方を身につけるため
など。
これはほんの一部ですが、さまざまな目的、目標を持って練習していきます。
それは「あの歌をカッコよく歌いたい」「バラードをしっとり歌い上げたい」「歌が上手くなって色んな曲をうたいこなしたい」など、理想を叶えるためでもあります。
しかし、漠然と「カッコよく」「しっとり」「上手に」と考えていても、ではどんな練習をすればいいのか、というところに行きついてしまいます。
ボイトレでは目標や目的に沿ったテクニックの習得を目指して練習をしていく必要があり、やみくもに練習をしてもなかなか上達しない、もしくは「なんとなくできているかな」と、ふんわりした感覚のみで進むことになってしまうのです。
自分に今必要な練習パターンを、ポイントとして押さえておけば、練習にもメリハリがつき、上達に向けて確実なトレーニングができるでしょう。
すると、上達スピードも変わってきます。
そして、理想は人それぞれありますが、共通して練習しなければならないのは、やはり基礎です。
基礎練のパターンもまた、たくさんあるのですが、ここでは初心者の方に向けた基礎のキとも言える練習パターンをご紹介します。
後半では、自分に適したボイトレのパターンを見つけやすくなる方法にも触れているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
まずはボイトレの基礎をパターンにする
ボイトレの基礎練パターンは、歌唱トレーニングとあわせて行い、基礎を固めていきましょう。
基礎練はたいくつで面白くないというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、歌のトレーニングをするときに、基礎が曖昧だと他のトレーニングも効果が十分に発揮できません。
「うまく歌えないな」と思うとき、その原因を掘り下げていくと、結局基礎に立ち戻ったりします。
基礎練をして歌うのと、基礎練なしで歌うのでは、歌っている時の体や声の感覚も全然違うんですよ。
基礎練をして後々、後悔することは絶対にありません。
あのとき頑張って良かった、と思うことばかりです。
ボイトレの基礎のキ
ボイトレの基礎練パターンとして今回ご紹介するのは、
① 腹式呼吸
② リップロール
③ 発声練習
④ ハミング
です。
内容や効果を見ていきましょう。
腹式呼吸
腹式呼吸は、横隔膜を動かす呼吸法です。
腹式呼吸をするメリットは、
・お腹からたっぷり息を流し、素早く十分な息を吸い込むことができるので、息のコントロールがしやすくなる
・安定した発声ができるようになる
・声量アップ
・喉に負担をかけずに歌える
など。
他にも、歌を歌う上で必要なテクニックの習得に欠かせないのが腹式呼吸です。
リップロール
リップロールは、唇を使った発声方法のひとつです。
効果は、
・息をスムーズに流す
・余分な力を抜いた発声ができる
・表情筋をゆるめることができる
・地声と裏声が混ざるミックスボイスの練習になる
など。
他にも多くのメリットがあり、その効果はバツグンです
喉のストレッチにも最適なので、プロのシンガーも歌う前のウォーミングアップとして活用しているトレーニングなんですよ。
音階に合わせた発声練習
音階に合わせた発声練習は「ドレミファソファミレド」と、音階に合わせて発声していく練習です。
音階に合わせることで、発声だけではなく音感を鍛える練習にもなります。
ハミング
ハミングは鼻歌のことです。
ハミングをすると、声の通りがよくなります。
他には、
・高音域が出しやすくなる
・音程がとりやすくなる
・ミックスボイスの練習になる
などの効果が期待できます。
家では周囲を気にして大きな声で発声練習できない、という方もハミングであればやりやすいのではないでしょうか。
ボイトレの基礎練パターン実践編
では、それぞれのトレーニングのやり方を説明します。
基礎練のパターンとして、日々の練習に取り入れてみてください。
腹式呼吸
① 姿勢を正しくします
② 鼻でゆっくり息を吸い込みます
(おへそのあたりが膨らんでいるか手を当てて確認しましょう)
③ 口からゆっくりと時間をかけて息を吐いていきます
腹式呼吸の感覚がよく分からないときは、仰向けに寝転がって呼吸をしてみましょう。
寝ているときは、腹式呼吸が自然とできているので、呼吸に合わせてお腹はどう動いているのか、感覚をつかんでみてください。
リップロール
① 唇を軽く閉じます
② 唇に息を流し「プルプルプル」と震わせながら発声します
③ 10秒間続けます
最初は難しくて数秒しか続かないかもしれませんが、コツをつかむと長い時間できるようになります。
コツは、リラックスして唇の力を抜くことです。
上記③までできるようになったら、リップロールをしながら「ドレミファソラシド」
「ドシラソファミレド」と、低音から高音までいったりきたりしましょう。
ボイトレのウォーミングアップとしても活用してくださいね。
音階や半音階を使った発声練習
① 「ドミソミド」から始まる発声練習をします
② 「ドド#レレ#ミファファ#……」と、半音階で上がっていく発声練習もしてみましょう
音階を使った発声練習は、ピアノの伴奏を入れて練習しましょう。
ピアノがない方は、YouTubeにアップされている音階練習の伴奏動画を使ってくださいね。
ポイントは、喉を開くことと、音程を正しくとることです。
リズムに合わせて正しく歌うことを意識しすぎると、喉が締まってしまうので、多少リズムがズレてもよいので、喉を開くことと音程を正しくとることを意識しましょう。
半音階の練習では、音感を養うこともできますよ。
ハミング
① 口を閉じ、リラックスした状態で鼻歌を歌います。
音階や好きな歌を歌って練習しましょう。
ハミングも、トレーニングだけでなくウォーミングアップに最適です。
今の自分に必要なボイトレの練習パターンは録音からヒントを探す
ボイトレの基礎練のパターンの他におすすめなのが、自分の歌声を録音することです。
すぐに歌える曲がない方は、音階を使った発声練習を録音してもよいでしょう。
自分の録音した声を聴くことで、自分の理想の声とどう違うのかが見えやすくなります。
また、歌っているときは、歌うことに集中しているので細かいところまで客観的に聴けていないことが多いです。
自分の歌を録音すると、高音の時に声がつまっている、テンポが速くなるとリズムがズレるなど、自分の苦手や課題に気付きやすく、また良い点も見えてくるでしょう。
すると、基本の練習パターンに加え、他にどんな練習パターンを取り入れていけばよいかが分かりますよね。
そうして少しずつ練習パターンを増やしていきましょう。
理想や目標がはっきりしていると、より練習方法も見つけやすいですよ。
「カッコよく」「しっとり」「上手に」この漠然とした理想を、より細分化して具体的な形にしていくのです。
「カッコよく」と言っても、キレのある歌い方なのか、リズムにのったスピード感なのか、ハイトーンボイスなのか、求めるものによって、必要なテクニックや表現は変わってきます。
自分の歌を聴くことで、あなたの「もっとこうしたい!」という音楽への欲求が出てくれば、あとはそれを追求していくだけです。
どんな歌を歌いたいかはっきりしない方は、アーティストの色んな歌を聴いてみるのもおすすめですよ。
憧れの歌声に出会えるかもしれません。
自分がどんな声でどんな風に歌いたいのか、理想を描いて構想を練ってみましょう。
【まとめ】
ボイトレ初心者必見!その練習パターン本当にあなたに合ってますか?
ボイトレの基礎練習のパターンをご紹介しました。
ここにご紹介したのは、ほんの一例なので、他の記事も参考にしていただき、あなたに合った練習パターンを見つけてください。
ボイトレは歌の上達だけでなく、健康や美容にも良い効果があります。
また、音楽は日常や人生を豊かにしてくれるもの。
好きなことに夢中になれるのも素敵なことですよね。
練習方法や進め方など、迷子になってしまうと練習の意義が分からず、ボイトレがつまらなくなってしまいます。
ボイトレの時間が有意義で楽しい時間になるように理想の自分を描いてみてくださいね。