スカウトされるためボイトレ以外にやっておきたいこと5選!
プロの歌手になる方法のひとつに、スカウトがあります。
スカウトというと、都会のライブハウス、路上ライブなどの活動で知名度があがり、スカウトの目にとまるというイメージも強いですよね。
しかし、SNSや動画配信など誰もが自由に発信できるようになった今、スカウトの傾向も少し変わってきています。
プロデビューをしていなくても数千、数万人のフォロワーがいたり、ボイトレに励みながらプロ並みに歌える人が個人で活躍する時代。
動画がバズったことでスカウトの目にとまり、デビューにつながるという流れが増えています。
そのなかで、スカウトの目にとまりデビューを果たすにはどんな活動をすればよいのか。
今回は、スカウトの目にとまりやすくなるための活動や、スカウトマンが求めている人材についてまとめてみました。
ボイトレをしながら動画配信でスカウトにアピール
現在、新人発掘のスカウトマンがよく見ているもののひとつと言われている「歌ってみた」動画。
ライブハウスや路上ライブを見てまわるよりも、時間もお金もかからず新人発掘ができるため、昨今、動画配信やSNSをチェックするスカウトマンは多いです。
動画配信では、ライブのように生歌を届けることはできませんが、より多くの人に気軽に自分の歌を聴いてもらえるのが特徴ですよね。
ただ、「歌ってみた」は、プロの歌手からユーチューバー、アマチュア歌手や素人まで幅広く動画投稿をしていますし、歌以外の動画投稿も含めると莫大な数の動画の中から自分を見つけてもらわなければなりません。
そんな中、ファン(登録者)を増やすのは簡単なことではなく、多くの人の目にとまるための工夫も必要になってきます。
たとえば、編集を駆使して視覚的にも興味をひくような動画を作成したり、アングルにこだわってみたり。
サムネやタイトル、検索されるための知識や努力も必要になります。
しかし、ここで多くの評価を得たりファンを獲得できれば、「売れる見込みがある」とスカウトから声がかかりやすくなるので、地道ではありますが自分をアピールできる動画を作成していきましょう。
ボイトレに通っていれば、スクールのスタジオを利用してレコーディングができますよ。
自分の方向性が定まらない人は
ある程度完成されていて、ファンもついているアーティストを見てあせる必要はありません。
方向性が定まらない人は、曲選びにこだわりましょう。
ポイントは、あなたの声質や音域に合った曲、あなたの個性を表現しやすい曲を選ぶこと。
スカウトマンに「他の曲も聴いてみたい」と興味をもってもらうことが大切です。
ボイトレに通っている人は、選曲を担当トレーナーに相談するのもよいでしょう。
ライブ配信アプリ
ライブ配信アプリでの活動も、ファンが増え知名度があがればスカウトの目にとまりやすくなります。
曲をカバーするときには、アプリ内のカラオケを使用すれば著作権の心配をする必要がないので、安心して歌うことができますね。
また、投げ銭機能があるので、歌うことで収入を得ることもできます。
SNSで自分発信を!スカウトされたいならボイトレ以外にもすることがある
ツイッターやインスタグラム、TikTokなどSNSも活用していきましょう。
音楽をやっている知人から「音楽業界の人から連絡がきた」と聞くとき、その連絡はほとんどがSNSからです。
YouTubeには、DM機能がないのでSNSを経由している可能性もありますが、とはいえ、SNSをチェックしているスカウトマンが多いのも事実。
SNSは、動画投稿以外にも、歌や音楽の宣伝、ビジュアル、人間性、考え方など、自分のひととなりをアピールできる場所。
自己プロデュースをするつもりで活用しましょう。
YouTubeやSNSの活用は、ボイトレや歌以外のことにも時間を使うので大変だと感じるかもしれませんが、続けていればファンや仲間も増え、モチベーションややる気にもつながります。
また、仕事をしながら独自の音楽活動ができ、収入を得たりスカウトにつながるのも、ネットが主流となり音楽活動の在り方が多様化したからにほかなりません。
ネットでの活動をすれば、チャンスも広がるので、SNSを始めていない人はぜひチャレンジしてみてください。
SNSの注意点
SNSで音楽活動をしていると、スカウトの連絡や、お問い合わせがくることもありますが、詐欺まがいの悪徳業者も多いので注意しましょう。
芸能事務所やレコード会社を名乗るスカウトで、所属料、レッスン料など金銭の要求があれば要注意。
残念ながら、支払いをしてしまった人も多くいます。
スカウトがくると、つい舞い上がってしまいがちですが、いちど冷静になり判断するようにしましょう。
路上ライブでスカウトは時代遅れ?ボイトレをして生の声を届けよう
これまでの音楽業界では、路上ライブやライブハウスでのライブを見てスカウトされ、プロ
デビューした歌手がたくさんいます。
「ゆず」や「コブクロ」「いきものがかり」などが有名ですね。
大成功をおさめ、とても華々しく見えますが、スカウトに至るまでは、ボイトレをしたり、路上やライブハウスで経験を積みながら地元のファンを増やし知名度をあげるなど、地道な活動をしています。
現在、スカウトの傾向が変わってきたとはいえ、新人発掘にいそしんでいるスカウトマンであれば、気になる人材をひと目見ておこうと、路上ライブやライブハウスに足を運ぶ可能性もゼロではありませんから、時代に見合わないと諦める必要はありません。
オリジナル曲をもっていたり、ライブパフォーマンスに自信がある人はライブ活動をしてみましょう。
ライブ風景を動画配信するのもよいですね。
ファンがつけば、SNSで拡散される可能性もありますし、動員が増えればライブ会場での物販などもでき、実績となります。
ライブは生もの、レコーディングのようにやり直しがききませんから、歌唱力やパフォーマンスがダイレクトにそのまま届きます。
ボイトレで、発声やスキル、そして体力、精神力も身につけておきましょう。
ボイトレスクールのイベントにはスカウトがやってくる
ボイトレスクールで行われるイベントや企画には、音楽事務所やレコード会社から、業界関係者がやってくるので、自分をアピールするチャンス。
業界関係者の目にとまれば、スカウトやオーディションにつながります。
芸能事務所やレコード会社と提携を結んでいるボイトレスクールも多いので、芸能事務所との距離は近くなりますが、スカウトマンに興味を持ってもらうには普段からの努力、歌や音楽に対する意欲、向上心が必要です。
講師の指導を受けつつも、自分の個性や伝えたい音楽を表現するためにはどうすればよいのか、自分と向き合い、考え、研究し続けましょう。
このあとご紹介しますが、スカウトマンは意欲や向上心のある人材を求めています。
普段の習慣や心がけていることは、自然とステージでの表現やパフォーマンスに現れるもの。
普段から、歌をとおして自分と向き合うことも忘れずに意識しておきたいですね。
作詞はスカウトに有利!?ボイトレで作詞を学ぼう
アーティスト自信が作詞した歌詞に魅了され、アーティストやその曲のファンになったことがある人も多いのではないでしょうか。
それほどに、歌詞はアーティストにとっても音楽を聴く人にとっても重要なもの。
ヒットを出しているアーティストは、自分で作詞をしている人が多く、アーティスト自信の言葉や意志が伝わることで、よりメッセージ性が強調されています。
作詞はアーティスト活動をするうえで強い武器になり、スカウトの場でも有利に働く可能性があります。
作詞は、誰でもすぐに始められるので、まずは書くことを始めてみましょう。
また、ボイトレでは作詞を学べるコースもあります。
作詞にも、メッセージを伝えるためのコツ、音楽に言葉をのせるコツなどがあるので、勉強してみるのもよいでしょう。
ボイトレをしていればいいわけじゃない!スカウトマンが見ているものとは
SNSや動画をうまく活用し、自分をうまくアピールできる努力ができていても、また、どんなにボイトレをしてスキルを身につけていても、それだけでスカウトや契約に結び付くものではありません。
スカウトする側は、音楽性や素質を見ていますが、それ以上に目を光らせて見ているのが人間性です。
なかでも大切にしたいのが、
・やる気
・向上心
・素直さ
です。
せっかく興味をもってもらいスカウトがきたとしても、やる気や向上心がなければ、よい関係が築けません。
また、
こだわりが強すぎるあまり、人の意見を聞かずにひとりよがりになってしまわないよう、気をつけましょう。
スカウトする側は、あなたに投資するかどうかを検討しています。
また、これから同じ目的をもって進んでいくことを考えれば、お互いに歩み寄り信頼関係を築いていかなければなりません。
ひとりよがりになってしまうと、相手からは扱いにくい人だと思われがちですが、見方を変えればエネルギッシュで前向きという長所にもなります。
人間性において、自分を変えるのは簡単なことではありませんが、常に冷静に客観的に自分を見られるよう意識をするだけでも、気付けることは多くあります。
自分磨きも忘れず、大事にしていきたいですね。
【まとめ】
スカウトされるためボイトレ以外にやっておきたいこと5選!
スカウトされるためにやっておきたいこと5選は、
・動画配信、ライブ配信
・SNS
・ボイトレイベントへの参加
・作詞
・自分磨き
でした。
音楽活動のスタイル、また音楽を聴く人のスタイルが変化したことで、プロデビューへの道も多様化しています。
誰にでも幅広く、チャンスが巡ってきやすい時代。
SNSや動画配信も手軽に始めることができ、スカウトする側もネットを中心にチェックしていますので、やらない選択はありません。
歌手を目指すならボイトレをするのと同じくらい、スカウトを待つならネットでの活動が大事だと言っても過言ではないでしょう。
自分の得意なSNSからでも大丈夫、ぜひ自分発信をしてみてください。
応援しています!