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ボイトレで電話応対がレベルアップ【ビジネス】に役立つトレーニング

ボイトレで電話応対がレベルアップ【ビジネス】に役立つトレーニング

仕事の電話応対をしているとき、何度も聞き返されたり、言葉をかんでしまうことはありませんか。

また、声がこもる、滑舌が悪いなど、自分の声の聞き取りにくさを気にしている人は少なくないでしょう。

営業、接客、プレゼン、電話応対などビジネスシーンにおいて、話し方や声はときに、仕事の成果にもかかわるほど重要な役割をもっていますよね。

はきはきとした受け答えができると、快活で仕事ができるビジネスマンという印象を相手に与えます。

声や話し方の改善には、ボイトレがおすすめですよ。

ボイトレは、歌だけのものだと思われがちですが、実は、声や話し方の改善にも効果があるんです。

ボイトレスクールには、ビジネスボイトレ、話し方のコースなども併設されており、経営者、営業マン、学校の教師など、さまざまな職種の人がレッスンを受けています。

ここでは、ビジネスシーン、特に電話応対時の話し声によって相手にどんな印象を与えるのか、また、ボイトレで改善できる悩みなど、解説しています。

後半では、自宅でもできる簡単トレーニングをご紹介しているので、ぜひトライしてみてくださいね。

声はビジネスの武器!電話の難しさをボイトレで解消

引用元:https://pixabay.com/ja/

ビジネスの電話応対時、たとえばAさんとBさんが同じ内容の話をしていたとしても、話し方、声によって相手が受ける印象は変わってきます。

メラビアンの法則では、人と人とのコミュニケーションにおいて、言語、聴覚、視覚が相手に与える影響を下記のようなデータで表しています。

言語情報7%
聴覚情報38%
視覚情報55%

※メラビアンの法則とは、カリフォルニア大学の心理学名誉教授アルバート・メラビアンによって発表された「3Vの法則」などと呼ばれる、心理学の法則

視覚情報がゼロの電話では、聴覚情報がほとんどを占めていますね。

つまり、あなたが相手のことを考え丁寧に対応していても、ぼそぼそと小さな声では話の内容が伝わりにくく、説得力に欠けたり、やる気がないように勘違いされてしまうこともあるわけです。

一方で、大きすぎる声も耳障りになる場合があり、威圧的、一方的な印象を与えかねません。

逆を言えば、良い話し方、話し声を身につければビジネスにおいても大きな武器になります。

声は生まれ持ったものだからとあきらめずに、自分の話し方や声をいまいちど意識してみましょう。

しかし、自分の声を客観的に聞くのは難しいもの。

スマホに録音してみたり、ボイトレの講師など第三者に聞いて意見をもらうのもひとつの方法です。

電話応対のよい声とは?ボイトレで声をコントロールしよう

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ビジネスにおいては、周囲の環境や状況に合わせて声の大きさ、トーンをコントロールできるのが望ましいでしょう。

電話に出る状況がいつも同じとは限らないからです。

テレアポなど、環境が変わらない場合でも、問い合わせの電話とクレームの電話では、対応の仕方が変わり、状況に応じて声のトーン(テンション)を変える必要がありますよね。

たとえば、挨拶や世間話は、明るくハキハキした声を出し、テンポも少しスピードアップさせると好印象です。

また、重要な話をするときは、低い声で落ち着いた話し声にすると、安心感、説得力が増し、頼りがいを感じます。

ほかにも、会議中や、他のお客様との席で電話を受けるときは、いつもよりもひそひそ声になりますが、小さな声でも早口にならず、聞き取りやすい安定した声が出せると、落ち着きがあり、丁寧でしっかりした印象を与えることができるでしょう。

声の大きさやトーンのコントロールは、ビジネスとは一見関係ないように見えますが、あなたの印象を大きく左右するものです。

ボイトレでは、声のコントロールができるようなレッスンもしていきますよ。

【よくある声の悩み】ボイトレでは電話の声のどんなことが改善できる?

引用元:https://www.photo-ac.com/

ビジネスマンによくある声の悩みとその印象、困ったことをみてみましょう。

滑舌が悪い…何度も聞き返される
声質(ガラガラ声)…聞き取りにくい
声が小さい(こもる)…何度も聞き返される、自信がない、頼りないと思われる
早口…聞き返される、伝わらない
表現力が乏しい…抑揚や感情の表現が声に出にくく、怒っている、つまらなそうと勘違いされる
声(話し方)がキツイ…怒っている、相手を責めていると勘違いされる
声が暗い…自信がない、やる気がないと思われる、暗い人だと思われる

声のお悩み、あなたにも思い当たるところがありましたか?

声の悩みは、コミュニケーションの悩みの要因ともなり得るでしょう。

しかし、ここであげた声、話し方の悩みはボイトレで改善することができます。

自宅でボイトレ!今日の電話応対から使える簡単トレーニングも

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ここでは、発声滑舌に効果のあるボイトレの方法をいくつかご紹介します。

自宅でも気軽にできるトレーニングばかりなので、ぜひ試してみてください。

腹式呼吸

腹式呼吸は、ボイトレをする上で欠かせない発声の基本の呼吸。

腹式呼吸をマスターすると、声量のコントロールがしやすくなります。

息の量をうまく操れるようになると、安定した声が出せるようになりますよ。

1. 鼻から大きくゆっくり息を吸う(お腹を膨らませる)
2. 口からゆっくり吐く(お腹が自然とへこんでいく)

お腹に空気を入れるイメージですが、実際には胸の下の横隔膜が動いています。

イメージがしにくい、上手くできない人は仰向けになってみましょう。

仰向けになった状態で自然にしている呼吸が腹式呼吸です。

お腹に手を当て、感覚を確かめてみてくださいね。

ロングトーン

ロングトーンとは、「あーーー」と、長い時間、安定して声を伸ばし続ける発声方法です。

簡単に思えますが、しっかりお腹から声を出さないと、声が上ずったり途切れたりします。

1. 腹式呼吸でしっかりお腹を膨らませる
2. 吐く息にのせて「あーーー」と発声

吐く息の量をコントロールできるようにし、大きな声でも小さな声でも聞き取りやすい声が出せるように練習しましょう。

リップロール

・腹式呼吸に必要な筋肉が鍛えられる
・口のまわりの表情筋、喉、唇をリラックスさせる
・高い声がだしやすくなる

など、たくさんの効果があるリップロール。

発声前のウォーミングアップにもなるので、ボイトレ前はもちろん、大事なプレゼンの前に行うのもおすすめです。

1. 唇を軽く閉じる
2. 腹式呼吸で息を吐き唇をぷるぷる振動させる
3. 1.2の動きに慣れたら声を出して行う
4. リップロールをしながら高音から低音まで行ったり来たりを繰り返す

ハミング

ハミングは、鼻歌のことです。

・高い声が出しやすくなる
・腹式呼吸が鍛えられる
・滑舌がよくなる
・声量アップなどの効果があります。

1. 鼻から息をゆっくり吸う
2. 「んーーー」と鼻歌で発声(ロングトーン)
3. 息は一気に吐ききらず一定のスピードで

鼻歌を歌うだけですが、そのとき、声が鼻で響いていることがポイントです。

滑舌トレーニング

滑舌改善におすすめなのが、早口言葉です。

アナウンサーなど声を仕事にする人も、滑舌トレーニングとして早口言葉を取り入れています。

・生麦生米生卵
・東京特許許可局
・大皿の上におおよもぎ餅 小皿の上にこよもぎ餅
・この竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけた

など。

早口言葉を言うときは、口を大きく開いて口周辺が力みがちです。

リップロールで、筋肉をほぐしてから行うのもよいですね。

舌の筋力を鍛える

舌の動きが悪いことが、滑舌が悪くなる原因のひとつ。

舌の筋力を鍛えるトレーニングをしましょう。

1. 口の中で舌を時計回りに大きく回す(歯の表面をとおる)
2. 今度は、反対に回す

どこでもできて、簡単なトレーニングです。

お風呂のなかで、歯磨きのついでにと、ちょっとした時間を活用して実践してみましょう。

口角を上げる

滑舌にも良い効果があり、表情筋を鍛えることもできます。

会話の時、口角を上げるとそれだけで声のトーンがあがり、明るい印象になるので、普段の会話や電話の時も意識して口角をあげてみましょう。

ボイトレはオンラインレッスンでもOK!電話が苦痛になる前に

引用元:https://www.photo-ac.

ボイトレに興味はあるけれど、対面レッスンに通うのは敷居が高く感じてしまう。

そんな人には、オンラインレッスンがおすすめです。

・発声トレーニング
・滑舌トレーニング
・表現トレーニング
・伝わる話し方

など、オンラインレッスンであれば、自宅にいながらプロの指導を受けることができます。

自宅なら、教室よりもリラックスしてレッスンできますし、スクールまでの移動時間がとられないのも忙しいビジネスマンには嬉しいポイント。

また、歌のボイトレに比べて、話し方のボイトレは、オンラインレッスンの通信環境によるラグなどの影響も少なく、スムーズにレッスンを受けることができます。

しかし、そうはいっても生の声を聞いてもらう方がより正確な指導が期待できます。

はじめはオンラインレッスンを受け、慣れてきたら対面レッスンに移行するのもよいですね。

電話はコンプレックス、でも生まれ持った声だから仕方ない、と諦める前にボイトレにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ボイトレで変化を感じるたびに、自分の声にも自信が持てるようになりますよ。

【まとめ】
ボイトレで電話応対がレベルアップ【ビジネス】に役立つトレーニング

引用元:https://pixabay.com/ja/

ビジネスでも、ラインやメール、アプリを使ったコミュニケーションが増えてきましたが、電話でのやり取りもまだまだ多いです。

何度も聞き返されるのは、お互いにストレスですよね。

また、正しい内容や感情が伝わらず、不一致や誤解が生じてしまえば大変です。

そして何より、声や話し方で仕事ができる、できないと判断されるのは嫌ですよね。

声に自信を持てるようになれば、さらに堂々と会話ができるようになりますから、声だけでなく、あなた自身もより前向きになれるのではないでしょうか。

自信がつけば、仕事もさらに楽しくなるでしょう。

ボイトレはいちどのレッスンでも、変化を感じられることが多いです。

気になる人は、体験レッスンを受けて感触を試してみましょう。