コラム
ボイトレ

歌が下手な人に共通した特徴4選!おすすめのボイトレ・練習法

カラオケが好きだけれど、自分の歌や声にコンプレックスがあると思いきり楽しむことができませんよね。
周りが上手な人ばかりだと、自信をなくして遠慮してしまったり、落ち込んでしまったりすることもあるでしょう。

「本当は、思う存分に歌って楽しみたいのに……。」
しかし、自分に歌は向いていない、才能がないとがっかりすることはありません。
歌は正しくボイトレを続ければ必ず上達します!

というのも実は、歌が下手な人にはいくつかの共通する特徴があるのです。
自分の苦手や不得意を知ることは、練習をする上でとても大事なポイント。
改善点を知っているのといないのでは、練習の効率や効果が大きく変わってきます。

そのため、まずはここで歌が下手な人に共通する特徴を知っておきましょう。きっとそのなかで上達のヒントが見えてくるはずです。
ここでは、下手な人に共通する4つの特徴と、誰でも手軽にできるおすすめの練習方法もご紹介。

歌が上手くなりたい! 歌声に対するコンプレックスを解消したい!
このような方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

1. 歌が下手な人は音程がとれていない、ボイトレで音感と耳を鍛えよう

引用元:https://www.photo-ac.com/
まず歌が下手な人の特徴のひとつに、音程がとれていないことが挙げられます。
音程がズレすぎてしまうと、どんなに素敵な声で歌っても魅力は半減してしまいますよね。

実は、音程がズレてしまう人は、

・音を外している自覚のある人
・音を外している自覚のない人

この、2パターンにわかれます。

そして、どちらのタイプかによってボイトレ方法が変わってきますので、まずは自分がどちらのパターンに当てはまるのかをチェックしましょう。

音を外している自覚がない人は、自分の声や音の高さを認知しづらい傾向があるので、音を聴きながら耳を鍛えるトレーニングを。
音を外している自覚がある場合は、音の高さは認知できていますが、音と音の幅の感覚がつかめていないので、発声練習を交えて音感を鍛えるトレーニングが必要になってきます。

音域が狭いのも特徴

補足ですが、音程がズレてしまう原因には、音域の狭さも考えられます。
音域が狭いと高い音で盛り上がる場所なのに声が思うようにでず、音程がズレたり声がかすれたりして盛りさがる……。
なんてこともありますね。

低い音も同じで、低い声が安定せず声がボソボソしてしまうと歌詞が伝わりにくく、印象もイマイチです。
また、音域が狭いと歌える曲も限られてしまいます。

音域はボイトレで広げることができます!

出ない音域を無理矢理、力づくで歌おうとすると喉を痛めてしまう可能性があります。
ボイトレで喉を慣らしながら、徐々に音域を広げていくと良いでしょう。

音感を鍛えるおすすめ練習法

よく音程がズレてしまう人は、音階、半音階をピアノの音に合わせて発声し、音感を鍛えるトレーニングをするのがおすすめです。

音階は「ドレミファソラシド……」
半音階は「ドド#レレ#ミファファ#ソ……」
と、順番に正しい音程で上がっていきます。

ゆっくりでいいので、正しい音程で発声するのがポイント。
音のズレを自分で把握することも大切なので、録音してみるのもいいでしょう。

鍵盤楽器がないときは、ピアノアプリを利用するのも手。それから、新曲視唱のアプリもおすすめです。
楽譜に書かれた音が流れるので、それに合わせて発声すれば簡単に音感トレーニングができます。

また、音程がとれない原因はさまざまで、吐く息の量の調節ができていない場合もあります。
その場合、基本の姿勢や腹式呼吸、正しい発声法などもマスターできると歌のコントロールがしやすくなります。
基礎は正しい体の使い方を覚える必要もあり、一人で行うには少々ハードルが高いかもしれないので、ボイトレに行ったり、レッスン動画を参考にするのがよいでしょう。

2. 歌が下手な人はボイトレでリズム感を鍛えよう

引用元:https://www.photo-ac.com/
歌においてリズム感も大事な要素。
リズム感が悪いと、聴いている人も何となく心地悪く歌に集中できませんよね。

アップテンポの場合、最悪音程が多少外れてしまってもノリでおしきってしまうこともできますが、繊細なメロディーを奏でるバラードの場合そういうわけにもいきません。

リズムに乗るのが苦手。気づくとテンポがズレてしまう。
このような方は、リズム感を養うボイトレメニューを丁寧に行うといいでしょう。

リズム感を養うおすすめ練習法

リズム感を鍛えるためには、メトロノームを活用した練習方法などがありますが、ここでは一人でも気軽にできる練習をご紹介します。
それは、歌いたい曲の原曲をよく聴くことです。

曲を聴く際のポイントは、
・リズムのとり方
・発音
・息継ぎ

など、細部まで耳を傾けること。

そして、よく聴くことができたら曲に合わせて歌ってみましょう。
実際に歌ってみるとリズムがズレる場所が分かるので、その部分を修正していきます。

また、曲を聴くときボーカルのメロディーだけを聴くのではなく、ドラムやベースのリズムをじっくり聴き音楽のノリを感じてみましょう。
体全体を使って自由に音楽に乗ってみるのもいいですよ♪

ちなみに、アプリやゲームセンターの音ゲーも楽しみながらリズムトレーニングができるツールなので、機会があればチャレンジしてみてください。

下手な人は表現が乏しい?ボイトレでテクニックを身につけよう

引用元:https://www.photo-ac.com/
「音程もリズムも合っているのに、何だか上手く聞こえない……。」

このような方は、表現力の乏しさが歌の上達を妨げている可能性もあります。
皆さんにもきっと好きな曲があると思いますが「曲を聴きながら思わず泣いてしまった。」もしくは「曲を聴いたら元気になってきた!」という経験はないでしょうか?

なぜ、心が動いたのか。

もちろん旋律や歌詞への共感によりものもあると思いますが、歌い手の表現力によるものが大きいのではないでしょうか?
歌い手の気持ちの込め方や歌い方ひとつで、歌の印象はガラッと変わってきます。

ときには、音程やリズム以上に重要な要素となる表現力。
歌の上達を目指すうえで、欠かせないスキルであることは明白ですよね。

表現力は歌唱スキルでカバーできる

表現力と聞くと、どれだけ歌詞を理解しているか、気持ちを込められているかなど、抽象的なアプローチを思い浮かべるかもしれません。
もちろん、これらのことも大切な取り組みです。
やるに越したことはありませんが、実はそれと同じくらい重要なのが根本的な歌唱スキル。
ある一定の歌唱力を手にしてしまえば、テクニックで表現力をカバーすることができるのです。

そのため、まず表現豊かな心に響く歌声を目指すのであれば、ボイトレをコツコツ行い土台を鍛えることが大切です。
表現力を身につける練習は、例えば次のような方法があります。

表現力を身につけるためのおすすめ練習法①:声量の強弱(ダイナミクス)

まずは声の強弱(ダイナミクス)に意識を向けた練習です。

声の強弱は、歌全体の抑揚にもつながる重要な要素。
抑揚がなければ単調な印象を与え、歌もあまり上手に聞こえません。

例えば、同じ強さで終始歌っているよりも、歌い出しは静かに柔らかく歌いサビでは力強く感情を込めて歌った方が、曲の盛り上がり方が違いますよね。

強弱の具体的な練習法としては、まずは指定した音の強さを変えて歌ってみることです。
たとえば、ドという音を最初は小さな声で始め次第に音を大きくし、再び小さくします。
このような練習は、声量のコントロール能力の向上にも効果的で、練習を積み重ねることで声に強弱をつけることが得意になります。

つまり、曲の感情に合った表現ができるようになるのです。

表現力を身につけるためのおすすめ練習法②:母音や子音の発音

滑舌に自信がない方や、よく歌詞が聞き取りにくいと指摘される方は、母音や子音の発音練習が効果的です。
なぜなら、母音と子音の発声を鍛えるとより歌声がクリアに聞こえるから。
つまり声の通りが良くなり、歌詞も聞き取りやすくなるのです。

曲に詰まった想いを正しく伝えるには、正確な発音が欠かせません。
具体的な練習方法としては、言葉を母音と子音に分解し「母音を強調して歌う」「子音を強調して歌う」をそれぞれ反復練習します。

これにより、発音が安定し言葉のニュアンスがしっかりと伝わるようになります。

表現力を身につけるためのおすすめ練習法③:声色

表現力を向上させるためには、声色の使い分けも非常に重要です。

声色とは、歌声の質感やトーンのこと。
声色を変えるだけで感情や曲の雰囲気がガラッと変わるため、曲の展開に変化がある際によく活用されます。
おすすめの練習法は、好きな曲を歌う際に意識的に声色を変えてみること。
もし「声色の変化の仕方がいまいち分からない。」という方は、プロの歌手の歌い方を真似してみるのもいいでしょう。

歌真似は、表現力の幅を広げるといった意味でも理想的な練習法です。

表現力を身につけるためのおすすめ練習法④:歌唱テクニック

ビブラートやしゃくり、こぶし、ロングトーン、アクセントなどの歌唱テクニックは、表現力を引き出すための基礎的なスキルです。

そのため、もし歌唱の土台がある程度でき上がってきたら、発展的にこれらのテクニックの習得にとりかかるといいでしょう。
歌唱テクニックを磨くことで、あなたのパフォーマンスは格段に向上します。

4. 歌が下手な人はボイトレで細かい練習をしていない

引用元:https://www.photo-ac.com/
ここまでは、音楽的な側面から見た歌が下手な人の特徴について説明しましたが、それ以外にも、歌が下手な人に共通する部分があります。

それは、細かい練習をしていないことです。
歌が下手な人、なかなか上達しない人は、一曲を通しで何回も繰り返して歌っているだけで、上手くいかない部分をおろそかにしたまま先に進んでいることが多いです。

もし、ボイトレをしているけれど上達しないという場合は、練習の内容を見直して、苦手な部分を抜き出しじっくり練習してみてください。
ボイトレや練習をしたことがない人は、上の章で紹介した手軽にできる練習から始めてもよいでしょう。

何がダメなのか分からない、また、練習方法や改善方法が分からない場合には、ボイトレスクールでトレーナーに見てもらうのがいちばんのおすすめですが、ボイトレに通えなくても書籍やネットを活用して練習ができます。

【まとめ】ボイトレ必須?歌が下手な人に共通する4つの特徴とおすすめ練習法

引用元:https://www.photo-ac.com/
声に自信がない、音程がとれない、歌に自信を持てない理由はそれぞれにありますが、ボイトレをして苦手を克服していくうちに、自信もついてきますし、声も自分の個性として上手に使えるようになります。

下手な人に共通する特徴は、少し耳が痛い話もあったかもしれませんが、もし当てはまる部分があれば上達を目指して、どんどん練習をしていきましょう。

今回は、手軽に気軽にチャレンジできる練習方法をご紹介しました。
さらなるレベルアップを望むなら、ボイトレスクールを利用してプロの指導を受けてみましょう。

自分では気付けない癖を発見できたり、あなたの個性に合わせた内容でトレーニングができます。
曲と向き合う、自分と向き合う練習は大変なこともありますが、内容の濃い意味のある練習は、効率もよく効果的。

練習自体が楽しくなりますし、上達を感じられたときの喜びは大きくもっと練習したくなる良いループに入ることもできますよ。