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ボイトレでブリッジを克服!ミックスボイスにも有効な練習方法4選

ボイトレでブリッジを克服!ミックスボイスにも有効な練習方法4選

引用元:https://pixabay.com/ja/

歌を歌っているとき、高音にさしかかると急に声が裏返る、細くなるなどの経験をしたことはありませんか。

それは、そのフレーズの中にあなたの声の喚声点(ブリッジ)があるからです。

声の喚声点(ブリッジ)は、プロの歌手を含めて誰にでもあり、歌の難所とも言えます。

しかし、自分のブリッジエリアを知り、適切なボイトレをすれば高音への切り替えもスムーズにすることができ、安定した発声で歌うことができるようになります。

そこで今回は、自分の声の喚声点(ブリッジ)を知る方法や、改善のためのボイトレ方法についてまとめました。

ボイトレをするうえで避けてとおれないブリッジ

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ブリッジとは、主に地声から裏声に切り替わるときのポイントのことをいいます。

ブリッジの他に、喚声点、ブレイクポイント、クラシックではパッサージョという呼び名もあるんですよ。

歌っているとき、急に声がひっくり返ったり、裏声のように息漏れが多くなったりするポイントがブリッジ(喚声点)になります。

もう少し詳しくみてみると、声には種類があり、

・チェストボイス(地声に近い声)
・ミックスボイス(地声と裏声の混ざった声)
・ヘッドボイス(頭に響かせる声)
・ファルセット(裏声)

に分けられます。

そして、チェストボイスからヘッドボイスに切り替わるときに、声がひっくり返ってしまうところがブリッジです。

ブリッジは個人差はありますが、最低音から最高音に上がる間に、2、3か所あります。

高音が上手く出せないという人は、高い音も地声で無理に歌っていて、ブリッジで声がひっくり返ってしまう、というパターンが多いですが、ボイトレでブリッジを消すことができれば、発声が安定し、歌もスムーズできれいにまとまります。

そして、このブリッジをなくしてスムーズに移行することは、ミックスボイスへの習得にも大きくつながるんですよ。

ボイトレでも難易度が高いブリッジの改善、ブリッジではどんな変化が起こるのか

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歌唱中にブリッジエリアに入った時のいちばん大きな変化は声質がかわることです。

地声から裏声になったりですね。

他には、

・音程がふらついてくる
・声がひっくりかえる
・声が細くなる
・歌いにくくなる

などの変化がでます。

ブリッジは、プロでも難しいと感じるほど。

ブリッジをなくすためには、コツコツと練習を重ねる必要があります。

自分の声の喚声点(ブリッジ)を知る

自分のブリッジエリアを知ることは大切なことです。

どんなトレーニングにもいえることですが、自分の問題の原因がどこにあるのかを知れば、今後どのように対処するのがよいかを決めて、ボイトレのメニューなど調整することができます。

なんとなくこの辺かな…と、曖昧にせずにチェックしてみましょう。

ボイトレで自分の声の喚声点(ブリッジ)を把握しましょう

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自分の声の喚声点(ブリッジ)を探してみましょう。

鍵盤を使って「ドレミファソファミレド」と音階に合わせて歌っていきます。
② 発声は「あー」で行ってください。
③ スケールを半音階ずつ上げていきます。

男性と女性では、一般的には音域が違うのでスタート地点を変えてみましょう。

女性A3「ラ」
男性E3「ミ」

出しにくい音が見つかったらそこがあなたのブリッジ(喚声点)で、出しにくいと感じる音域がブリッジエリアです。

このボイトレをするときの注意点は、ブリッジにたどり着くまで、地声を張り上げて歌わないこと。

地声で歌う音域が歌いにくいときは、声の質量を抑え気味に歌ってもかまいません。

声のパワーを落としても、響きがしっかりしていれば大丈夫です。

ブリッジの感覚が分からないときはハミングで歌おう

もし、地声で歌ってもブリッジを見つけられないという場合は、ハミングで音階を歌ってみましょう。

ハミングは、口を閉じているので息の量も少なくてすみますし、勢いで声を張り上げることもできません。

ブリッジが見つけやすくなりますよ。

ブリッジはここかな、と思う感覚も人それぞれですが、明らかに発声がブレたり、声がかすれたり、声がカクっとなることもあります。

ブリッジの音程を知ってボイトレの参考にしよう

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音階練習の参考に、一般的に喚声点(ブリッジ)と言われている音程を男女別でご紹介します。

一般的な男性の音程
1か所目 E4~F#4
2か所目 A4~B4
3か所目 D5~E5

一般的な女性の音程
1か所目A4~B4
2か所目E5~F#5
3か所目A5~B5

これは、あくまで一般的なものです。

声の音域は他にも、アルト、バスなどがあり、ブリッジには個人差もあります。

ブリッジを克服!ボイトレ方法4選

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ブリッジを克服するためのボイトレ方法を4つご紹介します。

目的は克服ですが、アプローチ方法が異なるので、自分に適した練習を見つけるのも良いですが、いろいろなトレーニングを試してみてくださいね。

ウィッチボイス

① サイレンの音のように低音から高音まで「おーーーーう」と発声しながら声をなめらかに繋げます。

「↓おーーーーーう↑」

② 慣れてきたら低音から高音、高音から低音へと往復してみましょう。

「↓おーーーーう↑うーーーー↓お」

このとき、ブリッジ(喚声点)をなくすように意識して発声してみてください。

また、リラックスした状態で声門を閉じ、息漏れしないように気を付けてくださいね。

このボイトレは、ウォーミングアップにも最適です。

ウイッチをするときのポイント

声には共鳴腔という声を共鳴して響かせる場所があります。

その共鳴腔も同時に移動させることも意識してみましょう。

低音域は胸、中音は鼻腔、高音は頭のてっぺんに声を響かせます。

リップロール

 
リップロールは、地声から裏声になめらかに移行するための練習にも有効です。

自分の声の喚声点(ブリッジ)を探します。自分の地声の限界の場所ですね。
② 限界の音に向かってリップロールをしながら上がり、限界の音に達したら今度は下がります。

スタート地点になる下の音も決めておき、その間をリップロールでつなげていくとよいでしょう。

リップロールのあと地声で「あー」と発声練習をします

リップロールをすると、息のバランスが整えられるので、ブリッジもスムーズに越えられるようになります。

メッサ・ディ・ヴォーチェ

メッサ・ディ・ヴォーチェもブリッジをなくすボイトレです。

ミックスボイスの練習にもなるので、ぜひ活用してください。

自分の喚声点(ブリッジ)の音を確かめたら地声で「あー」と発声します
② 音程はそのままで、「あー」の声を地声から裏声に移行しましょう
③ 今度は裏声から地声に戻します

ポイントは、音程を変えずに行うことです。

同じ音程で声質を変えるのは難しいかもしれませんが、感覚をつかんでしまえばスムーズに移行できるようになります。

エッジボイスをマスターする

エッジボイスは、ブリッジをスムーズに越えるために必要な、声帯が閉じる感覚をつかむのに最適なトレーニングです。

「あー」と発声しながら音程を下げていきます
② 自分の限界の低音まで下げましょう
③ あるポイントを超えると声が「ガラガラ」鳴るようになります

このガラガラした音がエッジボイスです。

ホラー映画「呪怨」で有名なあの声です。

分からない人は検索してみてください。

とても参考になりますので。

エッジボイスを出しているときの感覚は、声帯が強く閉じられている感覚です。

その状態で、「あ゛、あ゛、あ゛、あ゛」と音をつなげずにエッジボイスで発声をします。

繰り返し練習をして、声帯が閉じられている感覚をつかんでいきましょう。

【まとめ】
ボイトレでブリッジを克服!ミックスボイスにも有効な練習方法4選

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声の喚声点(ブリッジ)を、なめらかに移行するというのはボイトレの中でも難易度が高く、習得が難しいテクニックです。

コツコツと地道に練習を続けなければなりません。

しかし、ブリッジをなくすことができれば、なめらかな歌声を手に入れるだけでなく、ミックスボイスが上手くなったり、パワフルで安定した声を出せるようになったりと、嬉しいことがたくさんあります。

諦めずに、発声練習を継続していきましょう。