NAYUTAS福岡西新校です！
歌を上達させるためには、ボイストレーニングが欠かせません。ボイストレーニングの中でも、最も重要なのが呼吸法です。呼吸法が正しくないと、声が出にくくなったり、音程がぶれたり、声がかすれたりする可能性があります。そこで、この記事では、歌うときに必要な呼吸法である「腹式呼吸」について解説します。腹式呼吸とは何か、どのような効果があるか、どのように練習するかなど、詳しくお伝えします。腹式呼吸を身につけて、歌の表現力や歌唱力を高めましょう。
〇腹式呼吸とは？
呼吸する際、肺が収縮する場所によって2種類の呼吸方法があります。
・胸式呼吸
胸式呼吸とは、肺の上部にある胸郭を広げることで、空気を吸い込む呼吸法です。肩や喉に力が入りやすくなるので、声に緊張が生じます。
胸式呼吸は、息の成分が多いウィスパーボイスやミックスボイスの発声には必要となります。しかし、胸式呼吸だけでは、声がかれやすくなったり、音域が狭くなったりするデメリットがあります。
・腹式呼吸
腹式呼吸とは、肺の下部にある横隔膜を下げ、腹部を膨らませることで、息継ぎの短い時間でより多くの息が吸える呼吸法です。また、腹筋を使って息をコントロールすることで、肩や喉に負担がかからずに声に安定感が生まれます。そのため音程や音色がぶれにくくなります。また、息が切れにくくなるので、長いフレーズや高い音も楽に歌えます。さらに、喉に負担がかからないので、声がかれにくくなります。
〇腹式呼吸のやり方
横になって呼吸すると、自然に腹式呼吸になります。ベッドや床に横になって、お腹に手を置きます。鼻からゆっくりと息を吸い込むと、お腹が膨らむのを感じます。口からゆっくりと息を吐き出すと、お腹が凹むのを感じます。この動作で感覚を掴みましょう。
〇腹式呼吸で歌を歌う
まずは、全身の力を抜いて立ちましょう。背筋が丸くならない程度で脱力します。
・吐くとき（声を出すとき）：おなかに力を入れて腹筋で息を押し出すイメージで息（声）を歌います。
・吸うとき：おなかの力を抜いて凹んだお腹を元に戻す感覚で息を吸いましょう。この時、息を吸いすぎると余計な緊張に繋がるので注意しましょう。
この一連のお腹の動きで意識せずに歌えるようになるとバッチリですね！
〇まとめ
以上、ボーカルの基本【腹式呼吸】について解説しました。腹式呼吸は、歌の上達に欠かせない呼吸法ですが、意外と難しいものです。しかし、練習すれば必ず上達します。ぜひ、この記事で紹介した方法や練習法を試してみてくださいね。あなたの歌がより素敵になることを願っています。🎵
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