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春の日本歌曲

皆さま、こんにちは!
ナユタス船橋校ボーカル講師の森居朱美です。

ようやく寒さも和らいで、春を感じれらるようになりましたね🌸
今回は春にちなんだ日本歌曲について、少しお話ししようと思います。

まず、今回ご紹介する曲は「早春賦」です。
日本の歌百選にも選ばれていて、皆さん一度は歌ったこともある曲だとは思うのですが.「春は名のみの風の寒さや、谷の鶯、歌は思えど」で始まる曲です。

この曲は1913年(大正2年)に、吉丸一昌作詞、中田章作曲で発表された歌です。
作曲家の中田章は、「めだかの学校」や「小さい秋みつけた」などを作曲した中田喜直の父です。

作詞家の吉丸一昌は、東京音楽学校(現在の東京藝術大学)の教授で、長野県の大町中学校の校歌の作詞を依頼され、早春の大町を訪れ、安曇野一帯の情景を詩にしたものだそうです。
その歌詞に、同じ東京音楽学校の教授だった中田章が作曲したものです。

歌詞に出てくる春は、2月4日頃に迎える立春が過ぎて、暦の上で春になった頃のことを表していているのですが、この時期ですと、まだまだ寒い日が続いていますよね❄️
この歌は、そんな暦の上では春が来たけれども、安曇野の遅い春を待ち侘びる心情を歌った曲です。

昔から愛され歌い続けられてきた曲を、ふと歌ってみるのもいかがでしょうか😊

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