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ボイトレ

チューナー・ピンポン玉・ろうそくで歌が上達?話題のボイトレ法を解説

チューナー・ピンポン玉・ろうそくで歌が上達?話題のボイトレ法を解説

歌が上手くなる方法について調べていると、ネット上でよく目にするチューナー・ピンポン玉・ろうそくで歌が上達するというウワサ。

楽器のチューニングに使われるチューナーはまだしも、ピンピン玉やろうそくは歌に全く関わりのないアイテムです。どのようにボイトレに取り入れられて、どのような効果を発揮するのか気になりますよね。

そこで今回は、チューナー・ピンポン玉・ろうそくを使った話題のボイトレ法を解説!練習の目的からやり方までそれぞれご紹介していきます。

GACKTさん提唱「チューナー」を使ったボイトレ法

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まず、チューナーを使ったボイトレ方法からご紹介していきます。
実はこの練習法は、GACKTさんがご自身のラジオでご紹介したボイトレ法で、実際にGACKTさんが幼少期に繰り返し繰り返し行った練習でもあります。

チューナーは、本来ギターなどの楽器のチューニングに使われるもの。ボイトレの練習にはどのように取り入れられているのでしょうか。

練習の目的は「正確なピッチ感」

チューナーを使った練習の主な目的は、正確なピッチ感の習得です。

ピッチ感とは音程を合わせる能力のこと。歌の上達に欠かせない要素となりますが、歌が下手な人ほど耳で音を識別することを苦手とする傾向があり、人によっては音程のズレを認識してないこともしばしば……。

そこで提唱されたのが、音の高さや種類を識別し “視覚化” してくれるチューナーを使ったボイトレ法です。

チューナーは、目に見える形で自分の声の高さや音程を示してくれるので、自分の音程が正しい音程と比べて、どの程度外れているのかが一目瞭然。

「ド」の音を発声していたつもりだったけど、実際は「レ」だった。このようなケースにも自ら気づくことができ、どのように改善していけばいいのかも理解しやすいのが魅力です。

チューナーを使ったボイトレのやり方〜 まずはアプリのダウンロードを

ではどのように、チューナーを使って練習をしていくかといいますと、まずはチューナーのアプリをダウンロードしましょう!

市販されているチューナーもありますが、プロが使うような精度の高いチューナーを手に入れようとするとそれなりにお金がかかります。そのため、初心者の方はアプリがお手軽です。

アプリのダウンロードができたら、実際にチューナーを使って発声練習を始めます。

はじめは「ドレミファソラシド」などでもいいでしょう。

ドが正しく発声できていれば、チューナーには「C」と表示されます。

その他、レは「D」、ミは「E」、ファは「F」、ソは「G」、ラは「A」、シは「B」です。

ポイントは、チューナーの画面に表示されているメーターが安定するまで、繰り返し練習すること。地道な練習ですが、トレーニングを積み重ねれば重ねるほど、安定した声が出せるようになり、歌も抜群に上手くなります。

ちなみに、GACKTさんはチューナーを使った発声練習を3ヶ月〜半年やると声が安定してくるとおっしゃっていましたよ♪

※注意点:楽器の音に比べて声はより複雑なため、チューナーによっては音を正しく識別しない場合があります。そのため、ピアノなどの音階楽器などでチューナーの表示が正しいことを確かめたうえで発声練習することをおすすめします。

声の響きが良くなる♪「ピンポン玉」を使ったボイトレ法

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次に、ご紹介するのがピンポン玉を使ったボイトレ法。

こちらは、「声がこもる」「声にパワーがない」「歌声が不安定」などのお悩みを持つ方におすすめの練習法です◎

練習の目的は「喉の開き」

ピンポン玉を使った練習の目的は、喉の開きです。

意外と知られていませんが「喉を開く」というのは発声の基本です。喉がしっかり開いていれば、声に響きが生まれたり、声量もアップさせたりすることができ、歌の上達には欠かせない条件となっています。

しかし、初心者のなかにはそもそも喉が閉じているのか開いているのかも分からないという人も少なくありません。

そこで、おすすめなのがピンポン玉を使った練習法。

ピンポン玉をくわえれば自然と喉の奥の空間が広くなるため、この練習を積み重ねれば、次第に喉が開く感覚がつかめるようになり、響きのあるきれいな発声ができるようになるのです。

ピンポン玉を使ったボイトレのやり方

ピンポン玉を使ったボイトレのやり方は、以下の通りです。

  1. ピンポン玉を、歯にあたらないように唇でくわえる
  2. 「あー」と発声
  3. ピンポン玉に爪の先が当てて、振動を探るように発声を何回か重ねる
  4. 振動を感じることができれば成功!

ポイントは、ピンポン玉を歯で噛まないこと。そしてスキマができないようにしっかりと唇でくわえること。ピンポン玉の振動を正しく感じ取れられないと喉がきちんと開いているのかを判別できません。

基本的には、喉がしまっていると声が響かないためピンポン玉は振動しません。
低音でも高音でも振動するように、練習を積み重ねることが歌の上達へのカギとなります。

ブレスコントロール能力を鍛える!「ろうそく」を使ったボイトレ法

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最後に、ろうそくを使ったボイトレ方法についてです。

こちらは、「息が続かない」「歌声がよくブレる」「高音になると声を張り上げてしまう」などのお悩みを持つ方におすすめの練習法です◎

実際にろうそくを使わずとも、ろうそくの繊細な炎をイメージすることで練習することができますので、ろうそくが手元にない方でも練習することができます。

練習の目的は「吐く息のコントロール」

ろうそくを使った練習の主な目的は、「吐く息のコントロール」です。

発声の基本は腹式呼吸というのは有名なお話ですが、お腹から出す声を意識しながらボイトレする人はいても、吐く息のコントロールを意識して練習している人は少ないのではないでしょうか?

しかし、吐く息のコントロールなしに歌の上達は目指せないといっていいほど、大切なスキルです。なぜなら、息を使いすぎてしまうと、歌唱時にさまざまな弊害が起こるからです。

例えば、途中で歌声が続かなくなってしまたり、音程がブレたり、高音が出しにくなってしまったりなど……。

反対に、吐く息のコントロールができていれば歌唱中の息の配分が上手になったり、ロングトーンをキレイに出せるようになったり、大きい声も小さい声も自在に操れるようになったりとメリットがいっぱい。歌の上達を目指す以上、習得しておきたいスキルのひとつなのです。

そこで、提唱されているのがろうそくを使ったボイトレ法。

ろうそくは息の量を “視覚化” できるため、発声時、自分がどのくらいの息を使っているのかが分かりやすく、ブレスコントロールの練習がしやすくなります。

ろうそくを使ったボイトレのやり方

ブレスコントロール能力を高めるには、吐く息を一定の状態に保てるようになることが大切。そのためには、ゆっくり吸ってゆっくり吐き出すといった呼吸の練習を繰り返すことが効果的です。

やり方は、以下の通り。

  1. ろうそくに火をつけて、目の前におく(ろうそくがあるイメージでもOK!)
  2. 5秒で息を吸って5秒かけてゆっくりと息を吐き出し、ろうそくの火を消す
  3. ろうそくとの距離を徐々に離し、同様にゆっくり吸ってゆっくり吐き出しろうそくの火を消す

5秒になれてきたら、7秒・10秒と吸って吐き出す時間も徐々に長くしていきましょう。
吐く息は優しく、”細くて長い息” を出し続けるイメージで行うのがポイントです。

色々試したけど、なかなか歌が上手くならない……。そんな方は一度ボイトレスクールへ!

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本記事では3つのボイトレ法をご紹介しましたが、なかには「色々試したもののなかなか成果を感じられない……。」とお悩みの方もいるかもしれません。

もしそのような場合は、一度プロのボイストレーナーに自分の声の状態を見てもらうのもおすすめです◎なぜなら、あなたに合った練習をしてこそ、発声の改善や歌の上達へと繋がるからです!

間違った認識による練習の積み重ねは、喉を痛めるなどかえって逆効果になることもあります。本当に必要な練習を知るためにも、一度ボイストレーナーのレッスンを経験してみるのも良いでしょう!

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