ボイストレーナーに資格は必要?未経験からボイトレ講師になる方法
「ボイトレ講師になるためには、資格は必要なの?」
「どうすれば、ボイストレーナーになれるの?」
など、ボイストレーナーに興味を持ちながらも、なり方が分からない方は多くいるのではないでしょうか?
昨今、ボイストレーナーとして活躍する方の多くは、業務委託(フリーランス)が一般的です。 そのため、実績がない未経験者は初めの一歩を踏み出しにくいのです。
どうしたら未経験から活躍できるようになるのでしょうか?
本記事では、ボイトレ講師になるために必要な資格やスキル、経歴などを詳しく解説していきます。
ボイストレーナーに公的な資格は不要
まず、ボイストレーナーに公的な資格はありません。
このため、ボイストレーナーを目指す方は資格の習得の必要がなく、自分がボイストレーナーと名乗れば、ボイストレーナーになることができます。
しかしながら、実力が伴わなければ「あなたに教わりたい!」と思う生徒はもちろんのこと、「講師として働いてほしい!」と思う求人先も現れません。
資格の有無に限らずボイストレーナーと名乗る以上、それに値する能力を持っていることが大前提となります。
ボイストレーナーに必要な能力や経歴とは?
では、未経験からボイストレーナーになるためには、どのような能力や経歴があると良いのでしょうか? ここでは、3つご紹介します。
お手本レベルの「歌唱・発声スキル」
まず第一に挙げられるのが、「お手本レベルの歌唱・発声スキル」です。
ボイストレーナーは、生徒が抱える歌や発声の悩みに対し、自らが持つ知識やスキル、指導経験を全て駆使して解決へと導くのが仕事。実際の指導の現場では、生徒の前で歌ったり発声を見せたりというシーンもよくあります。
その際、ボイストレーナーはいつでも正しく手本を示さなければいけません。
必ずしも、圧倒的な歌唱力や発声能力が必要というわけではありません。しかし、生徒に分かりやすいレッスンを提供するためにも、最低限お手本を示せるレベルの歌唱・発声スキルが備わっている必要があります。
生徒と信頼関係を築くための「コミュニケーション能力」
ボイストレーナーは、ただ上手にお手本を示すことができれば良いというものでもなく、生徒ができるようにならなければ意味がありません。
そこで大切になってくるのが、「コミュニケーション能力」。
ボイトレの多くが、1対1の個人レッスンです。生徒と対話をしながら、生徒が何に悩んでいて、何に難しさを感じているのかを察し、一人ひとりの性格やモチベーションに合わせて指導を行わなければいけません。
そして、ボイトレは効果を実感するまでにある程度時間を要することも多々。根気よくレッスンを続けていくためにも、生徒と信頼関係を築けるコミュニケーション能力が必要となります。
経歴は「音大卒」「プレーヤーとしての実績」が信頼度をグッと高める
ボイストレーナーの募集要項をみていると「学歴不問」とする企業も多いですが、講師としての実績がない初心者において、経歴は武器になることも。
なぜなら、経歴によりボイストレーナーとしての素質をある程度推しはかれるからです。
特に強みになるのは、音楽系の大学や専門学校卒、音楽の教員免許取得などの経歴。また、学歴がなくともプレーヤーとしての実績が多くあれば信頼度を高めます。
ただし、ここで勘違いしてはいけないのは「優秀なプレイヤー = 優秀なトレーナーではない」ということ。
ボイストレーナーは、あくまでも講師です。
どんなに、自分自身が魅力的なパフォーマンスを行えても、講師に必要なスキルが備わっていなかい場合、ボイストレーナーとしての適性がないと求人先から判断されることもあるでしょう。
未経験からボイトレ講師になるには?
いざ未経験から求人に応募しようとしても、選択肢の少なさに愕然とする人も少なくないのではないでしょうか?
「講師経験がある方優遇」「ボイストレーナーとして経験のある方歓迎。」という条件を掲げている企業は珍しくありませんよね。
次に、未経験者がボイトレ講師になるには、どうすればいいのかを解説していきます。
資格がないからこそ、未経験者は自ら強みを作る事が大切!
まず、指導経験がない方は、とにかく自分の強みを作ることに注力してみてください。
ボイストレーナーには公的な資格がない分、最前線で活躍するボイストレーナーになるまでの道は人それぞれ。決まったレールはありません。
だからこそ、「あなたに教わってみたい」と思わせる独自の強みが必要不可欠。自分自身で道を切り開かなければいけません。
強みとは、あなたのレッスンの売りでもあります。
「あなたのレッスンをうけると、どのようなメリットがありますか?」
このような質問に即答できるように、日頃から自分自身の強み作りに注力することが大切です。
「ボイストレーナーの養成コース」に通ってみる
ボイストレーナーとしてのスキルUPをはかるのであれば、ボイストレーナーの「養成コース」に通うのもおすすめです。
今、ボイトレ業界はこれまでの感覚論での指導に頼り切っていた指導から、徐々に「理論的・科学的な知識に基づく指導」に舵を切り始めています。
そのため、理論的に学ぶ姿勢は今後もますます求められるように。
しかしながら、解剖生理学や音響学などと専門的な内容が多いボイトレ理論。独学で学ぶには限界があります。
基礎から発声理論や歌唱理論などを学ぶことができる「ボイストレーナーの養成コース」を利用し着実に力をつけるのも良いでしょう。
「ライセンス取得」でアピール材料を作る
ボイストレーナーに公的な資格はありませんが、ライセンスを発行している団体は国内外問わず、多く存在します。
そのため、自身のスキルを証明する意味でも、ライセンス取得に挑戦してみるのもひとつの手。
例えば、ライセンスを発行している団体は、
・JAVCERT
・SVC
・VT Artist Development
・Voice Professionals
・Estill
・Vocology in Practice
などがあります。
ライセンスを所得しておけば、経歴にも箔が付きますよね♪
最近では、著名なボイストレーナーによる、育成&ライセンス付与の長期研修がトレンドにもなっています。憧れのボイストレーナーがいる場合は、チェックしてみるのも良いでしょう。
未経験OKの求人に応募してみる
ボイストレーナーとして活躍するためには、とにかく実績作りが大切です。そのため、指導経験を早い段階で積むためにも、未経験OKのスクール勤務求人を見つけたら臆することなくチャレンジしてみましょう!
以前は、トレーナーのスキルに頼った運営が主流だったボイトレ業界。
最近では独自にマニュアルを開発したり、在籍する講師に研修を行ったりと、育成に力を入れるスクールが増えてきています。
つまり、スクールの力を借りながらボイストレーナーとして成長していきやすくなっているのです。
未経験OKの求人は多いとはいえませんが、その他の条件があえば積極的に応募してみることをおすすめします。意欲とあなたの強みを示せれば、十分に採用の可能性があるでしょう!
ナユタスは未経験の方でもご応募可能です!ボイストレーナーになる夢をナユタスで叶えてみませんか?
未経験からの応募は、気後れしてしまうという方も多いかもしれません。
しかし、よくよく考えてみてください。今まさに人気のボイストレーナーとして活躍している人も、必ず「未経験」時代があるのです。
誰もがボイストレーナーになりたいという情熱をもち、日々努力を積み重ねたからこそ、今ボイストレーナーとして活躍しているのです。
ナユタスでも、現在ボイストレーナーを募集しております。
ぜひ「将来ボイストレーナーとして活躍したい!」「自分のボイトレ経験を活かして仕事がしたい!」という熱意のある方は、ナユタスのお問合せフォームよりご応募ください。
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