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男性アーティストはまさにハイトーンブーム!高音が歌えるようになる方法

男性アーティストはまさにハイトーンブーム!高音が歌えるようになる方法

男性アーティストはまさにハイトーンブーム!
人気のOfficial髭男dism、Mrs.Green Apple、Novelbrightなど、高音域ボーカルを擁したグループで溢れていますね。

好きな曲であればついつい自分でも口ずさんだり、カラオケに行ったときは歌ってみたくなりますが、いざ歌ってみると、思った以上の高音に「声が出ない!」「思ったように歌えない!」ということも珍しくなく・・。
悔しい思いをしている方も多いのではないでしょうか?

そこで、こちらの記事では「男性の高音」にスポットをあて、高音が出ない原因とその改善法を詳しく解説していきます。

「キレイに高音が出ない!」には原因がある?

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そもそも、なぜ高音は出すのが難しいのでしょうか。

声帯?呼吸?姿勢・・?

さまざまに考えられますが、男性の場合次のようなことが関係しています。

男性は「変声期」が大きく影響する

高音を語るうえで、男性が避けて通れないのが「変声期(=声変わり)」について。

変声期を迎えてからは思うように声が出なくなってしまい、歌への苦手意識が大きくなったという方も多いのではないでしょうか?

男性は一般的に、声変わりにより約1オクターブ声が低くなり、同時に高い声も出しにくくなるといわれています。

それは主に「声帯の長さや分厚さ」の変化が関係しているのですが、声変わり前から歌をよく歌っていたという方にとっては、いつもの感覚で声が出なくなるので、非常に焦りを感じる時期でしょう。

しかし、声帯の変化は自分でコントロールできるものではありません。

変化が著しい時期に無理して高い声を出すとノドの状態を悪化させる可能性もあるので、基本的に変声期は声帯の変化が終わるまで、無理な練習をすることなく過ごすのが良いとされています。

ノドが狭くなっている

「高い声を出すとノドが疲れる・・」
「声がカサカサになる・・」

という方はいませんか?こんなときは「ノドが狭くなっている」ことがほとんど。

つまり、ノドまわりの筋肉がギュッと収縮した状態(ノドが締まった状態)であるために、高音が出しにくくなっているということです。

例えば、曲を歌っているとき、高いキーになればなるほど顔が真っ赤になったり、首に血管が浮き出たりすることはありませんか?

実はこれ、とても危険な歌い方。

全身やノドに力が加わった状態では、ノドまわりの筋肉も萎縮し思うように声がでませんし、声枯れの原因にもなります。

思い当たる方は、歌う前にストレッチをするなどリラックスした状態で歌えるように改善をはかっていきましょう。

また、ノドが狭くなる原因として姿勢も関与することがあります。正しい姿勢に関しては、下の「高音をキレイに出すためには?」という項目で確認してみてくださいね。

発声の仕方に問題があるケースも・・

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ノドの状態だけでなく「発声」の仕方が原因で、高音が出ないケースもよくあります。例えば次のような発声です。

プルチェスト(地声での張り上げ発声)の状態になっている

プルチェストとは、地声のまま張り上げて高音域を発声することを言います。

「裏声はかっこ悪い」「地声のように聴こえるのがクール」と思ったことはありませんか?

実はこういった意識から、プルチェストになってしまっている男性を非常に多くみかけます。

しかし、プルチェストは声帯やその周辺部位に過剰な力がかかった状態で、ノドを痛めるなどケガのリスクが大きい発声法なので、ボイトレで正しい発声法を学び改善していく必要があります。

ライトチェスト(地声が軽い・薄い)になってしまっている

ライトチェストとは、地声の使い方が軽く、声全体にパワーを感じない状態のことをいいます。

最近のアーティストの高音化が著しい背景もあり、地声と裏声のギャップをなくすためにライトチェストになってしまっている男性も非常に多く、特に若い世代によくみられます。

こんな方は「地声が軽い=中・高音域でも十分なエネルギーを入れづらい」という可能性があり、根本的な問題の解決には繋がりません。プルチェスト同様、ボイトレで基本的な発声法を習得するのがおすすめです。

高音をキレイに出すためには?3つの方法

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高音の発声を妨げる原因が分かったところで、次に気になるのがどうしたらキレイに高音域を出せるようになるかということ。ここでは具体的な方法を3つご紹介していきます。

1.高い声が無理なく出せる姿勢を知る

まずは、高音の発声に良い姿勢を知りましょう。姿勢が悪いとノドが狭くなる原因ともなります。次のような姿勢になってしまっている方はすぐに改善が必要です。

間違った姿勢①:前のめりになっている

立ち姿を横から見たとき、極端に重心が前へ傾いている場合は改善が必要です。

声を出しやすくするためにも、頭・背中・お尻・かかとが一直線上になっているのが理想。背筋をピンとし、胸をはって姿勢を整えましょう。

歌っているうちに姿勢が戻ってしまうという方は、壁に身体にあてながら練習をすると良いでしょう。

間違った姿勢②:足の歩幅が狭い

足は肩幅に広げましょう。極端に幅が狭かったり広かったりすると、身体の支えが不安定になり、身体に余計な力が加わります。

間違った姿勢③:アゴが突き出している

歌うときは目線を上にすると良いといわれていますが、目線に気を取られてアゴまで一緒に上がってしまっている方をよく目にします。アゴが突き出ているとノドが締まり、狭くなる原因になるので、目線はそのまま顎をグッと下に引くと良いでしょう。

2.発声に対する意識を改革する

上でも少し触れましたが、男性のなかには裏声はかっこ悪いという認識から、地声で高音を歌うことにこだわりを持っている方も少なくありません。

しかし、これらの意識により正しい発声が妨げられては本末転倒。正しい発声を知り「裏声」への意識改革をする必要があります。

裏声は決してカッコ悪いものではありません!

アーティストの歌う高音域は、まるで地声で歌っているように聞こえ、簡単に出しているようにも見えますよね。
しかし、実際のところそれは「完全な地声」でない可能性があります。

聞こえたようにただ真似して歌うのもとても危険な行為です。

3.ボイトレで正しい発声技術を学ぶ

もちろん、意識を改革するだけでなく、正しい発声技術を学ぶことも大切です。

間違った発声は、当然ノドにとって悪影響となる場合が多くあります。

一人ひとりの発声のクセや個性から、きちんと高い声がでない原因を突き止め、それに合わせた正しい発声技術を身につけていく必要があります。

ボイトレに通わないと「高音」は出るようにならない?

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そうなると、「やはりボイトレに通わないと高音の問題は解決できないの?」とボイトレの必要性を考える方も多いかと思います。

もともと高音が得意な人もいる

もちろん、ボイトレをしなくても高音が出せる人もいます。
スポーツと同じで「センスが良い」ケースもあれば、声帯の形状がもともと高音向きの方がいるのも事実。

そんなことを聞くと、練習する気力が失せてしまうかもしれませんが・・大丈夫です!

ボイトレで正しい発声技術を身につければ、声帯の形状での不利な部分を十分にカバーすることはできます。高音が苦手な原因を突き止めたうえで正しくアプローチを重ねていけば、男性でもキレイな高音を出せるようになります。

ボイトレで「発声練習」を積み重ねることが大切

そのためにも、やはり毎日の発声練習の積み重ねはとても大切です。

スポーツで素振りやフォーム確認のような基礎練習が重要なのと同じで、歌唱においては音声開発=発声練習がそういった役割となります。

コツコツとボイトレを重ねていけば、徐々に声帯を自在に操ることができるようになっています。声帯のコントール力が上がることで、苦戦していたハイトーンも楽に発声できるようになるものです。

そのため、「高い声をキレイに出せるようになりたい!」「好きなアーティストと同じように、歌いたい!」という思いのある方は、やはりボイストレーニングに通い正しい発声技術を習得することがおすすめです◎

ボイトレは一人ひとりの課題に合わせてピンポイントなアプローチができる。

ボイトレ教室のHPに掲載されているコラムなので、どうしても勧誘っぽく聞こえてしまうかもしれませんが・・。
その通りです!

やはり、高音で悩む多くの生徒様を見てきているからこそ、ボイトレの必要性は声を大にして伝えたいと考えています。発声の悩みはひとりで抱えずに、ぜひ専門知識を持ったボイストレーナーへ気軽に相談してみませんか?

特に、高音域の発声が上手くいかない原因は人それぞれです。自身で原因を突き止め、ピンポイントのアプローチをしていくことは容易ではありませんので、豊富な経験と知識を持つトレーナーにぜひ頼ってみてくださいね!悩んでいた問題もすぐ解決できてしまうかも?

ぜひナユタスの無料体験にお越しください♪

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ナユタスに通う生徒様のなかにも「キレイに高音を出せるようになりたい!」という思いをきっかけに、入会された方が多くいらっしゃいます。

正しくトレーニングすれば、誰しもが高音をかっこよく歌えるようになります!気になる方はぜひ、ナユタスの無料体験に参加し自分だけのボイトレレッスンを体感してみてください。

皆様のお問合せをお待ちしております!