「口・喉の開け方」を改善すると歌が上達する?感覚をつかむ方法3選
口や喉の開け方を改善することで歌が上手くなると聞いたけれど方法が分からない。
そもそも喉を開くってどういうことなの……?
本記事では、このようなお悩みを持つ方に向けて、正しい口や喉の開け方をご紹介。
「なかなか喉が開く感覚をつかめない。」
「口や喉の開け方を改善して、歌を上達させたい!」
という方はぜひ最後までご一読ください。
「口を大きく開けよう!」は、実は間違いだった!?
歌うときは口(唇)を大きく開けた方が良いと思っている方はいませんか?学生時代、音楽先生からも「口を大きく開けて歌いましょう!」と習いますよね。
実はこれ、間違って認識している方が多くいるので注意が必要です。
正しくは、唇を使って口を大きく開けるのではなく、口の中=喉の奥あたりを開けるのです。
つまり、歌を上手く歌うためには、口(唇)を大きく開ける必要はないのです!
確かに口の開きが小さければ良くないことも多々。ある程度の口の開きは必要になりますが、単純に大きく開けばいいというものでもありません。
口を大きく開けすぎると喉まわりに力みが生じますし、声のコントロールが難しくなる、そもそも声が出しにくくなる、などのデメリットも生じます。
音楽の先生は大勢の生徒を相手にしているため「口の開きは程よく」「喉の奥あたりを広げて」といった難易度の高い指導を行ってしまうと、全員が理解できなくなってしまいます。
口の開きが小さいよりは大きい方が良いという認識で、「口を大きく開けよう」と指導されているのではないでしょうか。
口の開きはどうすれば良いのか
では、口の開き方はどうするのがベストなのでしょうか?
口の開き具合に関しては状況によるので少し解説が難しいところですが、ニュートラルな口の開きは真顔のときの広角の広さ。その範囲で口を縦に開くとちょうどよいといわれています。
縦の開きは、指2本くらいを目安にするといいでしょう。
ちなみに唇を横に広げすぎている場合、声にエネルギーが入りやすく叫びやすくなる傾向があります。これでは喉に過度な負担がかかってしまいますので、調整が必要となります。
大切なのは、口の開きよりも「喉の開き」
もしご自身の発声を良くしたいと思うなら、口よりも「喉の開き」に着目するといいでしょう!
「喉の開き」を習得した場合、歌にたくさんのメリットをもたらします。例えば、
- 声に響きが生まれる
- 声の抜けが良くなる
- 声のトーンが明るくなる
- 声量がUPする
- 喉の負担を減らせる
などなど……。一方、喉が締まっている状態だと次のようなデメリットが生じます。
- 声の響かない、こもる
- 高音が出しづらくなる
- 声が震える
- 喉を痛めやすい
喉を開くというのはなかなか具体的な捉え方が難しい部分ともいえ、感覚を掴めず苦戦する方も多くいることでしょう。
しかし、喉の開きは歌自体の印象を変えてしまう効果があります。また、喉の負担を最小限にとどめることができます!
歌を上達させるためにも、しっかり習得することをおすすめします◎
喉を開くとは?コツをつかむ3つの方法
喉を開くとは、喉の奥の空間をできるだけ大きく広げることです。
簡単そうにも聞こえますが、やってみると意外と難しいですよね。
また、喉の開きを意識すればするほど余計に力がくわわり、発声を崩してしまう恐れもあります。自然に喉を開けられるようになるためにも、正しくトレーニングしていきましょう。
まずは、あくびや口笛で感覚をつかもう!
喉を開いて歌う感覚がいまいち分からないという方は、まずはあくびで感覚をつかみましょう。
あくびをすると舌根が自然と下がり喉の奥の空間が広がります。そのため、あくびをしたときの口の中の感覚を覚えておけば、歌唱時も喉の開きをキープしやすくなるのです。
そのほかにも、喉が開く感覚をつかむ方法として、
- 口笛をふくときのように口先を丸めて「ホォー」と息を吐き出す。
- 寒いときに手を温めるように「ハァー」と息を吹きかける
などがあります。
喉仏のコントロール能力をUPさせれば、ぐんとレベルUP!
喉仏のコントロール能力をあげることも、喉を開けて歌うために必要なスキルです。
なぜなら、喉仏の位置で喉の開き具合が変化するからです。
喉仏とは、喉の中間あたりにある少し盛り上がっている部分のことをいいます。喉仏は男性の方が大きい傾向があるため認識しやすいですが、喉仏が分からないという女性の方は喉に軽く手をそえながら唾をごっくんと飲み込んでみてください。その際、上下するのが喉仏です。
もし歌っているときに喉仏の位置が過度に上がっていたら、喉が締締まり喉声になっている可能性があります。
理想は上がりすぎず下がりすぎず、喉仏の基準の位置から上昇を必要分のみにすること。過度に挙上しないように喉仏を自在にコントロールできるようになることが大切です。
声帯閉鎖をマスターすれば、さらに良い仕上がりに。
「喉は開けるのに、声帯は閉めるの?」読者の方のなかには、少し混乱してしまった方もいるかもしれません。
ですが、両者は全くの別物。
声帯は肺から送られた息で振動することで声を生み出している器官であり、ボイトレで求められる喉の開きは、のどの奥の空間のことを指します。
なぜ声帯閉鎖が必要なのかというと、声帯が開いている状態だと息が漏れてしまい声が上手く出せなくなるからです。
そのため喉を開く感覚を習得しながらも、声帯閉鎖も同時に行えるようになることが大切◎
声帯閉鎖は強すぎず、弱すぎず。適切に行うのがポイントです。
「喉の力み」には細心の注意を
喉を開く感覚をつかむ際、基本的には自分が感覚をつかみやすい方法を選んでいただいてOKですが、1点注意して欲しいことがあります。
「喉の力み」です。
喉を開くことを意識しすぎるとついつい力が入りすぎてしまいますよね。しかし、喉の開きにおいて、首まわりの筋肉を過度に緊張させるのはあまり良い行為とはいえません。
声帯を振動させる働きを持つ喉頭を外側から圧迫しては、声帯に過度な負担がかかり喉を痛めてしまうこともあるからです。
理想は、意識しすぎることなく自然に喉を開けられるようになること。
喉の開きを実感する方法はさまざまにありますが、喉に不要な力みを生まない自分と相性の良い方法を見つけることが大切です。
独学では難しい!?口や喉の開きを改善するならボイトレスクールに頼ろう!
喉のなかの空間や声帯の動きを改善していくのは、一般的な発声練習に比べて独学では難しい分野です。
そのため、喉を開いて歌う感覚がいまいちつかめないという方は、一度ボイトレスクールでレッスンを受けてみるのもいいでしょう!
一人で練習していると、どうしても客観的に自分の声と向き合うことが難しくなるので、自分のクセが強まる傾向があります。
ボイトレスクールに通えば、プロからさまざまなアドバイスを受けることができるうえに、あなただけの練習メニューを作ってもらうことができます!
「口の開きってこれで合っているの?」
「声帯閉鎖しながら、喉を開くってどういうこと?」
などといった発声の疑問も、ボイトレスクールならすぐに解決することができるでしょう!
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