「自分の声がこもって聞こえる」
「録音した声を聞くとイメージと違う」
自分の中ではハキハキして喋っているつもりでも、ある機会に自分の声を聞き、自信をなくしてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。
声は生まれつき決まっていると思われがちですが、発声方法や呼吸、声の響かせ方を意識して練習することで、より綺麗で聞き取りやすい声を目指せます。
しかし、自己流で練習を続けていると、喉に余計な力が入っていたり、間違った発声方法が身についてしまったりするので注意が必要です。
そこで今回は、綺麗な声とはどのような声なのかをはじめ、声が綺麗に出ない原因や正しい発声のコツ、自宅でできる練習方法を詳しく解説します。
自分の声に自信をもちたい方や、魅力的な声を身につけたい方は、ぜひ参考にしてください。
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綺麗な声とはどのような声?

綺麗な声とは、単に音が高い声や大きな声のことではありません。
一般的に綺麗に聞こえる声には、以下のような特徴があります。
- 滑舌が良く聞き取りやすい
- 聞き手が心地良く感じる
- 響きが良く通りやすい
- 安定感が感じられる
- 無理に力を入れていない
- 長時間聞いてても疲れない
例えば、同じ言葉を話していても、喉に力が入った声と、自然に響かせた声では相手に与える印象が大きく変わります。
人によって綺麗の感じ方は異なるものの、おおよそ上記のような特徴の声を習得できれば、良いイメージを与えられるでしょう。
つまり、綺麗な声は生まれつきの声質だけで決まるものではないのです。
正しい発声方法や呼吸法を身につけることで、自分の声をより魅力的に整えていくことは可能だと考えてください。
綺麗な声が出ない原因

意識して声を出したとしても、録音をした声を聞くと綺麗ではない気がする、と悩む方も少なくありません。
そこで次に、綺麗な声が出ない主な原因をご紹介します。
喉や首周りに力が入っている
綺麗な声を出そうと意識しすぎるあまり、喉や首周りに余計な力が入ってしまうことがあります。
特に、高い声を出そうとしたり、大きな声を出そうとしたりすると、喉を締め付けるような発声になりやすいです。
喉に力が入った状態では、声が響きにくく、硬く聞こえる原因になります。
何より、喉や首回りに力を入れ続けた状態のまま長時間話すのは、疲れてしまい長続きしないでしょう。
息の量が安定していない
息の量や流れが不安定だと綺麗に感じにくい声になりやすいです。
綺麗に聞こえやすい声の要因として、安定感があるとお伝えしましたが、意外にも息の量や流れは重要になります。
例えば、息の量をコントロールできず発声すると、声が震えてしまったり、その場に合わない大きい音量の声を出してしまったりするかもしれません。
上記のような声を聞いたとき、緊張しているのかな、あるいは空気を読めない声量だな、と受け取ってしまい、人によってはストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
息の量が安定していないと、声の質にも関わってきてしまうので、注意したいところです。
口の開き方や滑舌が不十分で声がこもっている
声がこもって聞こえる原因の一つに、口の開き方や滑舌の問題があります。
口を十分に開けずに話したり、舌をうまく動かせていなかったりすると、音がはっきり届きにくくなります。
口の開き方や舌の動かし方については、クセである部分が大きいので、矯正次第で直しやすい原因と言えるでしょう。
綺麗な声の出し方の基本

では、綺麗な声を出すためには、どのようなポイントを抑えればいいのでしょうか。
ここでは、綺麗な声の出し方の基本についてご紹介します。
体の余計な力を抜く
綺麗な声を出すためには、まず体の余計な力を抜くことが基本です。
肩や首、喉に力が入った状態で発声すると、声帯が動きにくくなり、響にくいあるいは声が硬い印象を与えてしまいます。
特に、綺麗を意識するあまり、高い声や大きな声を出そうとすると、自然と力んでしまいやすいので注意しましょう。
身体をリラックスさせる方法としては、以下がおすすめです。
- 肩を前・後に10回ずつ回す
- 首を右回り・左回りに10回ずつ回す
- 両腕を上にあげた際に息を大きく吸い、下げるのと同時に吐くのセットを5回行う
- 口を大きく開けて「あいうえお」と10回発声する
体がリラックスすると、自然な状態で発声ができます。
この状態から、綺麗な声を作っていきましょう。
喉を開いて声を響かせる
口や喉の空間を十分に使って声を響かせることも、綺麗な声を出すポイントです。
具体的には、咽頭腔(いんとうくう)と呼ばれる部分を開くことで、力みがなく響きのある声を出しやすくなります。
咽頭腔を開くには、以下の方法を試してください。
- あくびをするときのように喉の奥が広がる感覚を意識しながら、「あー」と無理のない音程で声を出す
- 口を縦に開き上あごの奥に声を当てるような感覚で発声する
喉を開くのを意識する際は、無理に広げようとしない点に注意してください。
無理に広げようとするとかえって力が入るので、あくまで自然な状態で喉が開いてることを意識しましょう。
腹式呼吸を使う
腹式呼吸を使えば、息の量が安定して力みが取れ、響きのある声が生まれやすくなります。
腹式呼吸は、以下の手順を意識すれば、誰でもできるようになる呼吸法です。
- お腹が膨らむのを意識しながら鼻から息を5秒かけて吸う
- お腹が凹むのを感じながら口から10秒かけてゆっくり息を吐く
- 5回〜10回繰り返す
座った状態でやるのがベストですが、腹式呼吸の感覚が掴みにくい場合は、仰向けに寝ながらやってみてください。
男女別に綺麗な声を出すためのポイント

綺麗な声の出し方は、性別によって大きく変わるわけではありません。
しかし、もともとの声質や声の高さには性別による影響を受けやすいので、自分の声の特徴を活かしながら練習することが大切です。
ここでは、男性と女性それぞれが綺麗な声を目指す際に意識したいポイントをご紹介します。
男性の場合:低く響く声を活かす
男性は女性と比べて低い声の方が多く、安心感を与えやすい特徴があります。
そのため、無理に声を高くするのではなく、もともとの低い声を活かすことを意識しましょう。
ただし、喉に力を入れて低い声を出すのはNGです。
ちょっとしたコツとしては、胸骨で響かせるような声を出せると、男性らしさや安定感を与えるような声が出やすくなります。
胸骨で響かせる際は、胸に手を当てながら発声すると意識がしやすいです。
このとき、鼻をつまんだような声を出すと、胸骨には響にくくなるので注意しましょう。
男性の綺麗な声を目指す場合には、福山雅治さんや玉木宏さんをイメージするとわかりやすいかもしれません。
女性の場合:柔らかく通る声を意識する
女性は比較的高い声が出しやすい傾向がありますが、高い声だからといって必ずしも綺麗に聞こえるとは限りません。
綺麗な声は、声の高さだけでなく、息と声のバランスを意識することが大切です。
今回ご紹介した基礎をふまえて、リラックスした状態で喉に力を入れず、腹式呼吸を取り入れながら発声しましょう。
また、口をしっかり動かして発音することも意識してください。
声が小さかったり、口の動きが少なかったりすると、せっかくの声がこもって聞こえることがあります。
自分の声質に合った音域を見つけ、無理なく響かせることを意識して、聞き取りやすく魅力的な声を目指しましょう。
自宅でできる綺麗な声を出す練習法

綺麗な声は一朝一夕で身につくものではなく、日頃から練習を積み重ねていく必要があります。
ここでは、自宅でできる綺麗な声を出す練習法についてご紹介しますので、ぜひ日々の練習に取り入れてみてください。
リップロールで喉周りをほぐす
リップロールとは、唇を軽く閉じた状態で息を吐き、「ブルブル」と唇を振動させる発声練習です。
唇や口周りの余計な力を抜きながら息を安定して吐く練習になるため、発声前のウォーミングアップとしても取り入れられます。
リップロールの手順については、以下のとおりです。
- 唇や肩の力を抜いてリラックスする
- 唇を軽く閉じて息をゆっくり吐きつつ唇をブルブルと振動させる
- 慣れてきたら唇をブルブル振動させた発声する
- 10秒を1セットに5〜10回繰り返す
上記を取り入れて、喉周りをほぐせると、力みのない自然な発声の感覚を掴みやすくなります。
ロングブレスで息を安定させる
ロングブレスは、息をできるだけ一定の量で長く吐く練習です。
声を安定させるには、息を急に吐き出したり途中で弱くしたりせず、一定ペースのコントロールが必要です。
ロングブレスの方法は、以下を参考にしてください。
- 背筋を伸ばしてリラックスする
- 鼻からゆっくり息を吸う
- 「スー」と音を出すように口からゆっくり息を吐く
- できるだけ一定の強さで息を吐き続ける
慣れていないと、息の量をコントロールするのが難しいと感じるかもしれません。
その場合、まずは息を吐く量を多くして、徐々に少なくすると感覚を掴みやすくなるでしょう。
1セット10回として、可能な限り毎日、気づいたときに行ってみてください。
活舌と発音を鍛える
綺麗な声は、声そのものだけでなく、言葉がはっきり聞こえるかも関係しているので、滑舌と発音を鍛える練習もしていきましょう。
ここでは、いくつかのトレーニングをご紹介します。
| トレーニング名 | 手順 |
|---|---|
| らたなかさ体操 |
|
| 母音トレーニング |
|
| 早口言葉トレーニング | 以下の早口言葉を噛まずにはっきりと発音する。 慣れてきたらスピードを早くしていく
|
自宅で発声練習をする際の注意点

自分で発声練習をする際、夢中になってついついやり続けてしまったり、無理をしてしまったりと気をつけなくてはいけない部分があります。
ここでは、自宅で発声練習をする際の注意点について見ていきましょう。
こまめに休憩を取る
発声練習は、継続して続けるほうが上達できますが、長時間続ける場合にはこまめな休憩を取るようにしてください。
声を出し続けると、喉や声帯に負担がかかるため、筋肉と同じように疲れが出てきてしまいます。
疲れた状態では、思うように声のコントロールができないので、比較的短時間で量より質の練習がおすすめです。
喉に疲れを感じた場合は、その時点で練習を切り上げることも大切です。
喉が痛いときは無理をしない
発声練習前あるいは最中に喉の痛みや強い違和感を感じた場合は、無理に練習を続けないようにしましょう。
練習を続ければ綺麗な声が出るようになる、と考えて痛みを我慢すると、喉にさらに負担をかけてしまう可能性があります。
特に、高音を出すときに喉が痛くなる場合は、無理に音域を広げようとせず、出しやすい音域から練習すべきです。
痛みや声の異常が続く場合は、発声練習を控え、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。
自己流の発声練習は避ける
ご自身のみで練習する場合、自己流の発声を続けてしまうと、なかなか綺麗な声が習得できない可能性があります。
正しい発声方法については、動画やSNSなどで解説されているものの、正確に再現できているかどうかは自分ではわかりにくいものです。
また、声質や音域、発声の癖は人によって異なり、動画やSNSで紹介されている練習方法が、自分にも適しているとも限りません。
間違った方法で練習を続けると、喉に負担がかかったり、良くないクセが身についたりするので注意しましょう。
自分の発声方法が合っているか分からない場合は、ボイストレーナーなどの専門家に確認してもらうのも一つの方法です。
自分では気づきにくい発声のクセや改善点を知ることで、より効率的に綺麗な声を目指せます。
綺麗な声を出すためにできる日常的なケア

綺麗な声を出すには、喉を労わってあげる必要があります。
特別な道具を使わなくともできるケア方法をご紹介しますので、ぜひ取り入れてみてください。
水分をこまめに摂取する
発声練習をする際は、こまめに水分を摂るよう意識しましょう。
水分が不足すると口や喉が乾燥し、振動や摩擦によって喉が炎症を起こしやすくなります。
また、喉が乾燥すると菌やウイルスが付着し、喉風邪を引きやすくもなるでしょう。
喉を保護する目的で水を飲む場合には、一度に大量に飲むのではなく、少量ずつこまめに摂取するようにしましょう。
また、発声練習や歌の前後だけでなく、普段から水分補給を習慣にすることをおすすめします。
十分な睡眠を取る
綺麗な声を維持するには、十分な睡眠を取って体を休めることも大切です。
睡眠不足で体が疲れていると、集中力が低下し、質のある練習ができません。
また、声を使いすぎた日は、睡眠をしっかり取って体を休めることで十分な回復に期待ができます。意識しましょう。
毎日できるだけ規則正しい生活を心がけ、発声練習を行うときも体調に合わせて無理のない範囲で取り組んでください。
栄養バランスを意識した食事を摂る
無関係に思われがちですが、普段から栄養バランスの良い食事を意識することも喉のケアを考える上で大切です。
例えば、喉の粘膜に作用するビタミンAやビタミンC、細胞の根幹となるタンパク質などがあげられます。
また、ある一定の栄養素だけを摂れば良いわけではなく、バランスよく接種するのが適切です。
喉を使った後は、刺激物の摂取を控え、栄養のある食事を心がけましょう。
綺麗な声の出し方に関するよくある質問

ここでは、綺麗な声の出し方に関するよくある質問についてまとめました。
Q1.声がこもる場合は何を改善すればよいですか?
声がこもって聞こえる場合は、まず口の開きと滑舌がしっかりできているか確認しましょう。
発音がしっかりできると、声のこもりが抑えられます。
声のこもりが気になる場合には、リップロールや滑舌と発音を鍛える練習を多く取り入れてみましょう。
Q2.高い声を綺麗に出すにはどうすればよいですか?
高い声を綺麗に出すには、無理に声を張り上げず、喉に余計な力を入れないことが大切です。
高音を出そうとして喉を締め付けると、声が苦しそうに聞こえるだけでなく、聞き手側も心地良いと感じにくくなります。
まずは自分が無理なく出せる音域から練習し、腹式呼吸で息を安定させながら少しずつ音域を広げていきましょう。
また、高音の出し方には個人差があるので、自己流で無理に音域を広げるのではなく、ボイストレーナーに発声方法を確認してもらうのも一つの方法です。
まとめ
綺麗な声は生まれつきで得られるだけでなく、練習次第で後天的に身につけられるものです。
そのため、今回ご紹介した練習方法を継続して行い、自分が気になっている部分を改善していきましょう。
喉を痛めないよう注意とケアを行いながら、質の高い発声練習を行ってください。
自分の声のどこを改善すれば良いのかわからない、あるいは効率良く綺麗な声を身につけたいと考えている方は、ボイストレーニングを受けてみるのもおすすめです。
NAYUTAS(ナユタス)では、一人ひとりの声の悩みに合わせたマンツーマンのボイストレーニングが受けられます。
自分ではわからない発声のクセや改善点を客観的かつ的確にアドバイスしてもらえるので、綺麗な声を目指したい方にうってつけです。
NAYUTASが気になる方がいらっしゃいましたら、まずは無料体験レッスンを通して、自分の声がどのように改善するか確かめてみてください。



