「人前で話そうとすると頭が真っ白になる」
「プレゼンでいつも声が震えてしまう」
人前で緊張するのは決して珍しいことではありません。
だからこそ緊張する原因を理解し、話し方や伝え方のコツを身につけることで、不安を和らげながら落ち着いて話せるようになります。
そこで今回は、人前で話すと緊張する原因をはじめ、緊張を和らげる方法や話すスキルを磨くコツ、伝わる話し方を身につける方法をわかりやすく解説します。
プレゼンや会議、面接などで自信を持って話せるようになりたい方は、ぜひ参考にしてください。
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人前で話すと緊張する原因

人前で話すと緊張してしまうのは、必ず何らかの原因があります。
まずは自分がなぜ緊張してしまうのかを知ることで、適切な対処法を見つけやすくなるでしょう。
ここでは、人前で話すと緊張する原因について解説します。
他人にどう見られているか気になる
失敗したらどう思われるだろう、うまく話せなかったら恥ずかしい、といった周囲の目を気にしすぎてしまうと、かえって緊張しやすくなります。
心理学においても、緊張は他人からの評価を意識しすぎてしまうことが原因だとされるほどです。
例えば、上司の前でプレゼンしなくてはならない場合、上司への評価を落としたくない、使えないやつだと思われたくない、といった考えが強くなるでしょう。
さらには、喋っている最中は皆からの視線が集中するため、より他人にどう見られているかが気になってしまうはずです。
この考えこそが緊張を生み出し、本来のパフォーマンスを低下させてしまいます。
場数を踏んでいない
人前で話す経験が少ないと、緊張しやすくなる傾向があります。
そもそも、人前で話すという機会は、学生時代から社会人になるまでそう多くないのではないでしょうか。
社会人になってからプレゼンやスピーチをする機会が増え、正しい話し方や進行の仕方がわからないまま行っている方も少なくありません。
人前で話す経験が少ないからこそ、緊張してしまうのは当然のことだと言えるでしょう。
完璧に話そうとし過ぎてしまう
一度も言い間違えてはいけない、相手を絶対に納得させるプレゼンにする、と完璧に話そうとしすぎるのも、緊張する原因の一つです。
完璧を目指しすぎると、少し言葉に詰まっただけでも焦ってしまい、さらに緊張が強くなるという悪循環に陥ることがあります。
人前で話す際は、多少言い直したり言葉に詰まったりしても問題はなく、最後まで相手に内容を伝えられるかどうかが重要です。
特にプレゼンが得意な上司や同僚がいる場合には、自分も完璧に話そうとしてしまう傾向があるので注意しなくてはなりません。
目上の方に囲まれている
目上の方に囲まれている環境では、自分自身も必要以上の能力を求められている気持ちになり、緊張を生んでしまいます。
例えば、目上の方の前でプレゼンや面談をしなくてはならない場合、失礼がないように、良い印象を与えなくてはいけない、といったプレッシャーを感じてしまうでしょう。
目上の方が先にプレゼンやスピーチを行っている際は、自分と比較して緊張が強くなってしまうこともあります。
相手の立場を意識するあまり、ネガティブな評価や比較をしてしまい、より緊張してしまう経験がある方も少なくないでしょう。
自分の話にあまり自信がない
話す内容に自信がもてないのも緊張の原因です。
内容に自信がないからこそ、相手にきちんと伝わるか、このクオリティで問題ないかと不安になります。
また、質問されたら答えられないかもしれない、内容が間違っているかもしれないといった気持ちも緊張につながります。
いずれにせよ、自分の話にあまり自信がない場合の多くは準備不足が原因です。
以下のような状態であれば、緊張も最小限で済むと感じるのではないでしょうか。
- あらかじめ疑問や質問になりそうな部分をリストアップして答えを出しておく
- プレゼンの練習を同僚の前で30回行った
- 自分のプレゼンを撮影し、内容や話し方に問題ないか精査した
人前で自信を持って話すには、内容をしっかり整理し、伝えたいポイントを明確にするのが大切です。
過去の失敗を思い出してしまう
以前、人前でうまく話せなかった経験があると、今回も失敗するかもしれないとネガティブに考えてしまい、余計に緊張してしまうケースもあります。
例えば、以下のような記憶が強く残っていると、同じ状況になっただけで緊張しやすくなります。
- 頭が真っ白になってしまいプレゼンが続けられなかった
- 質問された内容に上手く答えられなかった
- 何度も噛んでしまい笑われてしまった
一種のトラウマのようになってしまい、プレゼンや人前で話すこと自体が苦手になってしまうケースもあるでしょう。
こうした症状は、同じ状況にならないよう自然と自分を守ろうと防衛本能が働いてしまうのがきっかけです。
そのため、過去の失敗を思い出し緊張してしまう方は、防衛本能が引き起こしているものだと考えるだけでも気持ちが楽になる可能性があります。
人前で話すときに緊張を和らげる方法

人前で話すときの緊張を完全になくすことは難しいかもしれません。
しかし、考え方や話し方を少し工夫するだけでも、不安を和らげながら落ち着いて話せるようになるでしょう。
ここでは、人前で話すときに緊張を和らげる方法をご紹介します。
目の前の人に伝えるイメージで話す
大勢の前で話すと思うと、必要以上に緊張します。
そのため、全体に話すのではなく、目の前にいる1人に伝えるイメージで話してみましょう。
1人に向かって話す意識でいれば、自然と周囲の視線が気にならなくなり、落ち着いて話せるようになります。
また、うまく話そうと意識するよりも、相手に内容をしっかりと伝えようと考えたほうが、緊張が和らぎやすいのでおすすめです。
伝えたいことを明確にする
話す内容が曖昧なままだと、何を話せば良いのかわからず、焦りや緊張の原因になります。
そのため、まずは何を伝えたいのかを1つに絞り、話の軸を作っておきましょう。
伝えたいことが明確になるほど自信を持って話せるので、緊張がしにくくなります。
噛んでしまったり、話す順番を間違えてしまったりしても何を伝えるかが自分で理解しているので、冷静に話を続けられるでしょう。
頭が真っ白になる方ほど、伝えたいことを1つに絞ってみてください。
話す順番を決める
話す順番をあらかじめ決めておくことも、緊張を和らげる効果が期待できます。
プレゼンやスピーチで定番の話し方としては、以下の3つがあるので参考にしてください。
| 基本構成 | 話す順番 |
|---|---|
| 序論・本論・結論型 | 序論:プレゼンやスピーチのテーマや、プレゼンを行う理由を完結に説明する 本論:最も伝えたい内容を話す。自身が考えた企画ならどのような課題に対してどうアプローチするのか、図や表を用いつつ話す。 結論:まとめを行う。今回のテーマや理由をもう一度振り返りつつ締める。 |
| PREP法 | P(Point):プレゼンやスピーチの結論を先に述べる R(Reason):結論に至る理由を伝える E(Example):理由の根拠となる具体例を述べる P(Point):再度結論を伝えて締める |
| DESC法 | D(Describe):客観的事実や状況を伝える E(Express):客観的事実や状況に対して主観的な意見を述べる S(Suggest):解決策や対処法を提案する C(Consequence):解決策や対処法を用いて得られる結果を伝える |
基本的には「序論・本論・結論型」あるいは「PREP法」を用いるのがおすすめです。
もし、取り扱う内容が問題解決型の場合には「DESC法」を用いると、聞き手にも伝わりやすくなるでしょう。
上記の流れを理解しておくと、言葉に詰まったとしても「今どのパートを話しているんだっけ」と思い出し、立て直しがしやすくなります。
すべての流れを暗記する必要はありませんが、おおよそ把握しておけば、余計な緊張をしなくて済むでしょう。
事前にしっかりと準備する
人前で話すことが決まっているなら、事前にしっかりと準備をしておくだけでも緊張のレベルが変わります。
- 話す内容を準備・整理する
- まとめた内容を声に出して練習する
- 同僚や友人など練習相手を見つけて人前で話す
- 話した内容に違和感がないか自分あるいは他人に判断してもらう
人前で話す練習が本番環境に近いほど、試行回数が多いほど緊張は和らぐはずです。
練習によってプレゼンや話す内容が記憶に定着し、どのような質問をされても対応しやすくなります。
また、「これだけ練習したから大丈夫」という自信が生まれ、気持ちにも余裕が生まれてくるでしょう。
ゆっくり話すことを意識する
緊張すると、多くの方は無意識のうちに早口になります。
早口になると呼吸が浅くなり、心拍数が上がって緊張状態が促進されてしまうので、ゆっくり話すことを意識しましょう。
早口によって焦りやすくなると、声が震えたり言葉が詰まったりする原因にもなります。
本番では、普段より少しゆっくり話すことを意識しながら臨みましょう。
文の区切りごとに短く間を取る、一音一音丁寧に喋るといった手法を取るだけで、聞き手にとっても内容が伝わりやすくなります。
聞き手の目を見ないようにする
相手と目を合わせるのが苦手という方は、無理に視線を合わせて話をする必要はありません。
聞き手の額や鼻のあたりを見る、室内の後方を見るなど、目線を少しずらすだけでも目が合っているように見えるため、相手方に失礼だと思われることなく対処可能です。
また、一人だけを見続けるのではなく、室内全体をゆっくり見渡すように視線を動かすこともおすすめです。
人の目線が気になって緊張してしまうようなら、上記の対策を実践してみてください。
人前で話すスキルを磨く方法

人前で話すことへの苦手意識を克服するには、日頃から話す力を磨いておく必要があります。
話し方は、生まれつきの才能ではなく、練習を重ねることで身につけられるスキルです。
そこで次に、人前で話す力を高めるために実践したい方法をご紹介します。
話のゴールを設定する
話し始める前に、聞き手に何を伝えたいのかというゴールを明確にしましょう。
ゴールが決まっていないと、話の内容がまとまらず、途中で何を伝えれば良いかわからなくなるケースが多いです。
一方で、商品の魅力を知ってもらう、企画に賛成してもらうなど、目的をはっきりさせることで、話の流れを組み立てやすくなります。
話す内容を考えるときは、聞き手にどうなってほしいかを意識すると、話を組み立てやすくなるでしょう。
練習風景を撮影してチェックする
自分の話し方を改善したい場合は、練習している様子をスマートフォンなどで撮影してみるのもおすすめです。
実際に映像を見返すと、話しているときには気付きにくいクセや話の順序を客観的に確認できます。
早口になっていないか、声が小さくなっていないか、姿勢や表情が硬くなっていないかなどをチェックしましょう。
改善点を一つずつ見直しながら練習を繰り返すことで、自信を持って話せるようになるはずです。
同僚や友人など信頼できる人からアドバイスをもらう
もし本気で人前で話すことに慣れたいなら、同僚や友人、家族などの信頼できる人の前で練習し、アドバイスをもらうのが最も効果的です。
人前で話す経験ができるだけでなく、他人から見た自分の改善点を教えてもらえます。
話す人が多ければ多いほど、さまざまな観点からアドバイスをもらえるので、次第に人前で話すことにも慣れてくるでしょう。
もし、自分で課題を見つけているなら、事前に見てほしいポイントを伝えてからプレゼンやスピーチをするのもおすすめです。
さらに、より効率的に話し方を改善したい場合は、話し方や発声を専門的に学べるスクールを活用するのも一つの方法です。
プロの講師から客観的なフィードバックを受けることで、自分のクセを把握しながら、聞き取りやすく伝わる話し方を身につけやすくなります。
伝わる話し方を学ぶ方法

人前で話す力を身につけるには、継続した学び・実践が大切です。
ここでは、伝わる話し方を学ぶ方法について、それぞれの特徴をご紹介します。
動画
動画の場合、講師の話し方や表情、ジェスチャーなどを映像で確認できるため、実際の話し方をイメージしやすいのが魅力です。
また、スマートフォンがあれば好きな時間・場所で視聴でき、忙しい方でも学習を続けやすいでしょう。
アウトプットができない状況においては、最も学習効果が期待できる方法と言えます。
書籍
書籍は、話し方の基本やプレゼンテーションの考え方を体系的に学びたい方におすすめです。
話の組み立て方や伝え方、緊張への向き合い方などをじっくり学べるので、基礎知識を身につけるのに役立ちます。
また、一冊手元にあれば、気になる内容を何度でも読み返せることも魅力です。
ただし、講師が実際にレクチャーをしてくれるわけではないので、イメージの中で学ぶ必要があります。
音声
音声コンテンツは、通勤・通学中などのスキマ時間を活用して学習できる方法です。
話し方のテンポや間の取り方、抑揚などを耳で学べるため、聞き取りやすい話し方をイメージしやすくなります。
移動時間を有効活用したい方にも向いています。
一方で、書籍と同様に姿勢や表情、視線、ジェスチャーなどは確認できません。
そのため、基礎的な学習には向いているものの、講師のようなお手本を真似する・参考にすることは難しいでしょう。
話し方教室
効率よく話し方を身につけたい方は、話し方教室を活用するのがおすすめです。
話し方教室では、発声や呼吸、滑舌、話すスピードなどを実践形式で学べるだけでなく、自分では気付きにくい話し方のクセについても具体的なアドバイスを受けられます。
そのため、声が小さい、早口になってしまう、緊張すると声が震えるといった悩みに合わせて改善しやすい点が特徴です。
また、繰り返し人前で話す練習ができるので、本番を想定した経験を積めるのも大きなメリットです。
「独学ではなかなか改善できない」「自信を持って話せるようになりたい」という方は、話し方教室でプロのサポートを受けながら、自分に合った話し方を身につけることを検討してみると良いでしょう。
人前で話すのが苦手な人に関するよくある質問

ここでは、人前で話すのが苦手な人に関するよくある質問についてまとめました。
Q1.緊張で声が震えるときはどうすればよいですか?
緊張して声が震えるときは、まず深呼吸をして呼吸を整えることを意識しましょう。
緊張すると呼吸が浅くなり、息が安定しないことで声が震えやすくなります。
本番前にゆっくり息を吸って長く吐く腹式呼吸を数回行うだけでも、気持ちが落ち着きやすくなるはずです。
また、声が震えてしまうのは仕方ないと割り切ってしまうのも良い思考法です。
いつもとは異なる緊張をする環境だからこそ声が震えるのは仕方のないこと、と言い聞かせておけば、話している最中に声に意識は向かなくなるでしょう。
Q2.人前で話す練習は一人でもできますか?
一人でも話す練習はできます。
例えば、スマートフォンで自分の話している様子を撮影したり、鏡の前で話したりすることで、話すスピードや表情、姿勢などを客観的に確認可能です。
また、実際に声に出して練習しておくだけでも、本番での緊張具合は大きく変わるでしょう。
まとめ
人前で話すことが苦手な原因は、人からどう見られているかを気にしすぎたり、経験不足や準備不足、過去の失敗を引きずっていたりと、人それぞれ異なります。
しかし、緊張する原因を理解し、話し方や呼吸を意識して練習を重ねることで、少しずつ自信を持って話せるようになります。
また、話す力は一朝一夕で身につくものではありません。
話す目的を明確にする、本番を想定した練習を繰り返すといった方法で、聞き手に伝わる話し方を徐々に身につけていくものです。
「独学では改善できているか不安」「緊張せず、自信を持って話せるようになりたい」という方は、プロの指導を受けながら練習するのも一つの方法です。
NAYUTAS(ナユタス)では、一人ひとりの悩みや目標に合わせたマンツーマンレッスンを行っています。
発声や呼吸、滑舌、話し方まで総合的に学べるので、人前で話すことに苦手意識がある方でも、自分のペースでスキルアップを目指せます。
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