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ボイストレーニング

曲の途中からリズムが走ってしまうのはなぜ?テンポが速くなる原因と改善方法を解説!

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こんにちは!ナユタス堺東校です😊

カラオケや歌の練習をしていて、

「最初は合っていたのに、サビになると伴奏より先に歌ってしまう」

「気持ちよく歌っていたら、いつの間にかリズムがズレている」

「自分では合っているつもりなのに、録音すると歌だけ速い……」

こんな経験はありませんか?

音楽では、伴奏よりも少しずつ先へ進んでしまうことを
「走る」と表現することがあります。

「自分はリズム感がないから仕方ない……」

と思ってしまうかもしれませんが、
実は曲の途中から走ってしまうのには、いくつかの原因が考えられます。

しかも、単純にテンポを覚えていないから走るとは限りません。

今回は、なぜ歌っているうちにリズムが速くなってしまうのか
そしてどうすれば伴奏に乗って安定して歌えるのかを分かりやすく解説します!

そもそも「リズムが走る」ってどんな状態?

まず「走る」の意味を整理してみましょう。

例えば、伴奏のビートが

1・2・3・4

と一定に進んでいるとします。

最初は歌も、

1・2・3・4

と合っていたのに、だんだん歌のタイミングだけが前へ前へ進んでいく。

これがいわゆる「走っている」状態です。

ここでポイントなのが、必ずしも曲全体のテンポを自分で速くしているわけではないこと。

カラオケや音源のテンポは変わっていません。

伴奏に対して、自分が歌を入れるタイミングが少しずつ早くなっているんですね。

一回のズレはほんのわずかでも、それが積み重なると
「歌だけ急いでいる」ように聞こえてしまいます。

原因① 歌詞を追いかけすぎている

歌でリズムが走る原因として考えられるのが
歌詞を先へ先へと読んでしまうことです。

特に言葉数の多い曲では、

「次の歌詞を間違えないようにしなきゃ!」

という意識が強くなりがち。

すると、

歌詞を見る

次の言葉を考える

早めに発音する

さらに次の言葉へ進む

という状態になり、少しずつ伴奏より前へ出てしまうことがあります。

このタイプの方は、歌詞自体はかなり覚えているのに
リズムだけが速くなっていることも。

「歌詞を読む」ことと「歌詞をリズムの中に置く」ことは別です。

言葉を覚えたら、次は「いつ発音するのか」に意識を向けてみましょう。

原因② サビでテンションが上がってしまう

曲の最初は問題ないのに、

「サビになると毎回走る!」

という方もいます。

その原因の一つが、気持ちの高まりです。

サビになると、

声を大きくしたい

盛り上げたい

高音をしっかり出したい

感情を込めたい

という意識が強くなります。

すると身体にも力が入り、歌を前へ押し出すような感覚になりやすくなります。

結果として、音程だけでなく言葉を発音するタイミングまで早くなってしまうことがあります。

感情を込めること自体は悪くありません。

大切なのは、

「盛り上がる=テンポまで速くする」ではない

ということ。

伴奏のテンポは変わっていないので、自分のテンションが上がっても
身体の中では一定のビートを保つ必要があります。

原因③ 「メロディー」ばかり聴いている

歌を練習するとき、何を聴いていますか?

ボーカルだけを追いかけている方は意外と多いかもしれません。

でもリズムを安定させるためには、伴奏を聴くことがとても重要です。

特に注目したいのが、

ドラム

ベース

など、楽曲のリズムを感じやすいパート。

歌っている本人はメロディーを担当しているため
意識しないと自分の声ばかり聞こえてしまいます。

すると、

自分の声を基準に次の音へ進む

伴奏を確認しなくなる

少しずつタイミングがズレる

ということがあります。

「曲を覚える=歌だけ覚える」ではありません。

一度ボーカルを追うのをやめて、伴奏だけを聴く時間を作ってみるのもおすすめです。

原因④ 休符を待てていない

リズムが走る方にぜひ確認してほしいのが、歌っていない時間です。

例えば、

「今日は〜♪ (休符) 君と〜♪」

というフレーズがあったとします。

歌詞と音程は覚えていても、この「何も歌わない時間」を正確に感じられていないと

「今日は〜♪君と〜♪」

と次の言葉へ早く入ってしまいます。

すると、そこから先のフレーズもどんどん前へズレていきます。

音符には意識が向いても、休符は忘れられがちです。

でも音楽では、

「音を出している時間」と同じくらい「音を出さない時間」も大切。

曲の途中から走る方は、音符よりも休符の長さを確認すると改善することがあります。

原因⑤ ロングトーンを早く切り上げている

休符と同じくらいチェックしてほしいのが、伸ばす音の長さです。

本来、

「あーーーー」

と4拍伸ばすところを、

「あーーー」

と少し早く終えてしまう。

すると次のフレーズまで時間が余ります。

そこできちんと待つことができれば問題ありません。

しかし、

「声が終わったから次へ行こう!」

と次の歌詞まで早く始めてしまうと、リズムが走ります。

特に、

息が苦しい

高音を早く終わらせたい

ロングトーンが苦手

という方は、無意識に音を短くしていることがあります。

「入り」のタイミングだけでなく、「どこまで伸ばすか」もリズムの一部なんですね。

原因⑥ 細かいリズムを「なんとなく」で覚えている

最近のJ-POPには、

16分音符

シンコペーション

細かな休符

裏拍から始まるフレーズ

など、複雑なリズムが使われている曲もたくさんあります。

これを原曲の歌だけで覚えていると、

「だいたいこんな感じ!」

で歌えてしまうことがあります。

一人で歌っていると違和感がなくても、伴奏と合わせると少しずつズレてしまう。

この場合は、リズム感そのものよりも
正確なリズムをまだ理解できていない可能性があります。

そんなときは、メロディーを外してリズムだけにしてみましょう。

例えば歌詞を、

「タ・タタ・ター・タ」

のように発音してみる。

音程がなくなると、どこで音が始まり、どこで切れるのかが分かりやすくなります。

「手拍子だけ」で歌ってみよう!

リズムが走ってしまう方におすすめなのが、手拍子をしながら歌う練習です。

まず曲を流しながら、

1・2・3・4

と一定の拍で手を叩きます。

最初は歌わなくてOKです。

曲が進んでも、

サビになっても

高音になっても

テンションが上がっても

同じ間隔で手拍子できるか確認します。

慣れてきたら、その手拍子を続けながら歌ってみましょう。

歌が速くなりそうになっても、手拍子は一定。

すると、

「自分の歌だけ先に行こうとしている!」

という瞬間に気づきやすくなります。

メトロノーム練習は「歌う前」にやってみよう!

リズム練習といえばメトロノームを思い浮かべる方も多いでしょう。

ただ、いきなりメトロノームに合わせて曲を歌うと、

歌詞

音程

クリック音

を同時に処理する必要があり、初心者には難しいことがあります。

そこでまずは、

① メトロノームに合わせて手拍子

② 「1・2・3・4」と声に出す

③ 歌詞をリズム読みする

④ メロディーをつけて歌う

という順番がおすすめです。

リズムだけを身体に入れてから歌を加えることで
何が原因でズレているのかも分かりやすくなります。

「遅く歌う練習」もかなり効果的!

速い曲や言葉数の多い曲で走ってしまう場合は
原曲よりテンポを落として練習するのもおすすめです。

例えば再生速度を少し落として、

歌詞の入り

休符

伸ばす長さ

子音を発音するタイミング

を確認します。

テンポが遅くなると、
それまで「なんとなく」で通過していた細かなリズムが見えやすくなります。

正確に歌えるようになったら、少しずつ原曲の速度へ戻していきます。

速い曲を何度も原曲テンポで繰り返すより
一度ゆっくり分解したほうが早く改善することもあります。

録音すると「どこから走ったか」が分かる!

自分では、

「ちゃんとリズム通り歌えている!」

と思っていても、録音を聞くと

「思ったより早い……」

と気づくことがあります。

そこでおすすめなのが、自分の歌を録音して
どこからズレ始めたのか を探すこと。

例えば、

Aメロは合っている

Bメロの長い音を短く切っている

その直後から少し早い

サビではかなり前に出ている

ということが分かれば、

「サビのリズム感が悪い」のではなく
Bメロのロングトーンが原因だったと分かります。

リズムのズレは、ズレが大きくなった場所ではなく
最初にズレ始めた場所を直すことが重要です。

「走らないように遅く歌う」は正解?

リズムが走ると、

「じゃあ意識して遅く歌えばいいんだ!」

と思うかもしれません。

でも、単純に歌を遅らせるだけでは
今度は伴奏より後ろへズレる「もたる」状態になることがあります。

目標は、早く歌わないことではなく

一定のビートの中の正しい位置に歌を置くこと。

そのためには、

「もっとゆっくり!」と考えるより

「ドラムのこの音と一緒に入る」

「この休符をしっかり待つ」

「この音は4拍目まで伸ばす」

と具体的な基準を作るほうが効果的です。

リズム感は「生まれつき」だけではない!

「何度やっても走るから、自分にはリズム感がない」

と諦める必要はありません。

リズムには、

一定の拍を感じる

音の長さを理解する

休符を感じる

裏拍を捉える

伴奏を聴きながら歌う

など、いくつもの要素があります。

つまり、

「リズム感」という一つの才能だけで決まっているわけではない

ということ。

どの部分が苦手なのかを分けて練習すれば、改善できることはたくさんあります。

「自分はリズム感がない」で終わらせず
「自分はどこでズレている?」を探してみましょう。

まとめ|曲の途中から走るなら「ズレ始めた瞬間」を探そう!

曲の途中からリズムが走ってしまう原因には、

歌詞を先へ追いかけすぎている

サビでテンションが上がっている

自分の歌ばかり聴いて伴奏を聴けていない

休符を十分に待てていない

ロングトーンを短く切っている

細かなリズムを曖昧に覚えている

など、さまざまなものがあります。

だからこそ、

「リズム感が悪いから走る」

と一括りにする必要はありません。

特に大切なのは、どこで大きくズレたかではなく、どこからズレ始めたかを探すこと。

録音したり、手拍子を入れたり、テンポを落としたりしながら確認すると
自分では気づかなかった原因が見つかることがあります。

歌詞と音程を覚えたら、次はぜひ、

「この言葉を、音楽のどこに置く?」

というところまで意識してみてください。

伴奏と歌がピタッとはまる感覚が分かってくると
歌う気持ちよさもさらに増していきますよ😊

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