こんにちは!
ボイストレーニングスクールのナユタス札幌大通校でございます!
今回は2年ぶりにリリースした新曲、TVアニメ『氷の城壁』の物語に寄り添うように書き下ろされた新曲「花蔭」を徹底考察👀
Superflyさんのバラードはやはり、心にしみますね😭
タイトル「花蔭」に込められた意味とは?
タイトルの「花蔭(はなかげ)」とは、満開の花の陰、または木陰ならぬ“花が作る陰”のことを指します。
美しく咲き誇る桜などの花が陽の光を浴びている表舞台だとすれば、その陰に隠れた「光が届かない場所・置き去りにされた孤独」を象徴しています。
華やかな世界(約束や期待)の裏側で、ぽつりと一人残された主人公の不器用で切ない立ち位置が、タイトルそのものに表現されていると言えます。
Aメロ〜Bメロ:裏切られた期待と「邪魔でごめんね」の切なさ
物語の始まりは、特別な日に一人で誰かを待ち続けている描写からスタートします。
特別な日はそばにいたかった
花蔭ひとりあなたは来なかったね
体もぜんぶ 心なのかな
残酷に痛む声にならないほど
「来るはずだ」と信じて期待していた分、現れなかった相手に対するショックは大きく、その痛みは心だけでなく身体全体の痛みとして迫ってきます。
さらに胸を締め付けるのは、「期待なんてして 邪魔でごめんね」という主人公の言葉です。
相手を責めるのではなく、「勝手に期待して重荷になってしまった自分」を責めてしまう姿に、哀しみが色濃く表れています。
サビ:桜と愛が重なる「散りゆく表現」
サビでは「桜」の散る情景と、途絶えてしまった「愛」が見事にオーバーラップして描かれます。
ひらひらと舞い落ちる桜の花びらは、いつまでも温もりを待ち続けていた主人公の切ない感情そのもの。
溢れ出しそうになる感情(喜び・怒り・悲しみ)を必死で押し殺そうと「お願い、静まって」と願う言葉には、自分の心が壊れてしまいそうなギリギリの葛藤が滲み出ています。
後半に向かうにつれて、歌詞の表記がひらがなから「サクラチル ヒラヒラ」「アイモチル ヒラヒラ」とカタカナへ変化していく点も印象的です。
彩りを失い、感情が感情として機能しなくなっていくような虚無感が、言葉の質感によっても表現されています。
残酷な世界で「独りの静けさ」を受け入れるまで
多くの楽曲では、悲しみの後に「前を向いて歩き出そう」という救いや答えが提示されることが多いものです。
しかし、この『花蔭』では安易な励ましや前向きな言葉は語られません。
「幸せはどこだろう? 苦しみの向こうなのかな」と問いかけつつも、答えが出ない現実をそのまま抱えて「答えにして生きるだけ」と静かに受容していきます。
【まとめ】傷ついた心に寄り添う「もうひとつの名曲」
Superfly『花蔭』は、安易な前向きさや慰めを与えてくれる曲ではありません。
だからこそ、本当に心が傷つき、一人で抱え込んでいる夜にこそ強く聴き手の手を握ってくれる一曲です。
越智志帆さんの圧倒的なボーカル表現が、優しさと儚さを伴って心に染み渡ります。
さらに歌詞を深く理解し、表現をしたい方は是非プロのボイストレーナーのレッスンを受けてみてください!
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