皆さん、こんにちは!
NAYUTAS香川高松校がお送りいたします(^^)/
好きなアーティストの歌を聴いていて、
「この細かく動くところ、どうやって歌っているんだろう?」
と思ったことはありませんか?
R&Bやソウル、ポップスなどでよく使われる、
1つの言葉や母音の中で音程を細かく動かしていく歌い方。
日本では「フェイク」と呼ばれることも多く、
その中でも1つの音節で複数の音程を歌う表現は「メリスマ」と呼ばれます。
聴いていると簡単そうに感じることもありますが、実際に真似してみると、
音程が途中で分からなくなる
全部の音がつながってしまう
速くすると適当になってしまう
喉に力が入って動かなくなる
ということがよくあります。
今回は、フェイクやメリスマが苦手な方に向けて、
家でも取り入れやすい練習方法をご紹介します。
まずは「速く歌う」のをやめてみる
フェイクが苦手なとき、一番最初にやってほしいのが、
ゆっくり歌うことです。
原曲では一瞬で「タラララッ」と動いているように聞こえても、
実際にはその中にいくつもの音程があります。
最初から原曲の速さで真似すると、一つひとつの音程を正確に認識できないまま、
なんとなく声を動かす練習になってしまいます。
まずは音源の再生速度を落として、
「最初はこの音」
「次は少し上」
「そこから下がる」
というように、音の動きを確認してみましょう。
速さよりも、最初はどの音を通っているのかを理解することが大切です。
1音ずつ完全に分解して歌う
たとえば、
「ド → レ → ミ → レ → ド」
という5つの音を使ったフレーズがあるとします。
いきなり滑らかにつなげるのではなく、
「ド」
「レ」
「ミ」
「レ」
「ド」
と、一度すべて別々の音として歌ってみます。
それぞれの音程を正確に出せるようになったら、
「ド・レ」
「ド・レ・ミ」
「ド・レ・ミ・レ・ド」
と少しずつ音を増やしていきます。
フェイクを「ひとつの難しい技」として練習するのではなく、
小さな音程の組み合わせとして分解するのがポイントです。
「あ」だけで練習してみる
歌詞が入ると、発音にも意識を使わなければいけません。
そこで最初は歌詞を外して、
「あー」
だけで音程を動かしてみましょう。
慣れてきたら、
「うー」
「えー」
など、別の母音でも試してみます。
母音によって声の出しやすさが変わるので、
自分が一番動かしやすい母音を見つけるのもおすすめです。
音程の動きが安定してから、本来の歌詞に戻してみてください。
家でできる5分練習
毎日長時間練習する必要はありません。
短時間でも、音を丁寧に確認する練習を続けることが大切です。
1.1分目:3音だけをゆっくり「ド・レ・ミ」「ミ・レ・ド」と歌う
2.2分目:「ド・レ・ミ・レ・ド」のように音を増やす
3.3分目:「あー」など1つの母音で滑らかにつなげる
4.4分目:少しずつテンポを上げる
5.5分目:好きな曲のフェイクを1か所だけ取り出して練習する
このとき、できるだけスマートフォンなどで自分の声を録音してみてください。
歌っている最中には気づかなかった、
「真ん中の音が抜けている」
「音程が上がり切っていない」
「速くした瞬間に曖昧になっている」
といった部分が分かりやすくなります。
「しゃくる」だけにならないように注意
フェイクをしようとすると、音程を大きく上下させることだけに
意識が向いてしまうことがあります。
しかし、細かい音回しで重要なのは、声を派手に動かすことではありません。
狙った音程を一つひとつ通過することです。
最初は少し機械的に聞こえても構いません。
正確に音を並べられるようになってから、
少しずつ音と音の間を滑らかにつないでいきます。
「正確に歌える → 滑らかにする → 速くする」
この順番で練習した方が、音程が崩れにくくなります。
喉で無理やり音を動かさない
細かいフェイクを出そうとして、喉に力を入れて無理やり声を
上下させる必要はありません。
特に高い音や速いフレーズでは、頑張ろうとするほど首や顎まで
力んでしまうことがあります。
一度テンポを落としても歌えない場合は、速さの問題ではなく、
その音程自体がまだ安定していない可能性があります。
まずは楽に出せる音域で練習してみましょう。
痛みや強い違和感が出る場合は、そのまま繰り返さず休むことも大切です。
上達したら好きな歌手のフェイクをコピーする
基本的な音の動きに慣れてきたら、好きな歌手のフェイクをコピーしてみましょう。
最初から1曲すべてを練習する必要はありません。
「この2秒だけ歌えるようになりたい」
という部分をひとつ決めます。
そして、
原曲を聴く
速度を落とす
音程を分解する
母音だけで歌う
少しずつ速度を戻す
最後に歌詞を入れる
という流れで練習していきます。
1つのフェイクを丁寧にコピーするだけでも、
「こういう音の動かし方があるんだ」というパターンが少しずつ自分の中に蓄積されていきます。
フェイクは「なんとなく声を動かす」練習から卒業しよう
フェイクやメリスマが上手な人の歌を聴くと、
感覚だけで自由自在に歌っているように感じるかもしれません。
ですが、練習するときまで感覚だけに頼る必要はありません。
細かいフレーズほど、
聴く → 分解する → ゆっくり歌う → 正確につなぐ → 速度を上げる
という順番で練習すると、自分がどこでつまずいているのかも分かりやすくなります。
まずは好きな曲から、2〜3秒程度の短いフェイクをひとつ選んでみてください。
原曲と同じ速さで何十回も繰り返すより、一度ゆっくり分解してみること。
それだけでも、今まで「なんとなく速く動いている声」に聞こえていたものが、
少しずつ具体的な音の並びとして聞こえてくるはずです(^^♪
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