歌い始めは合っているのに
歌っているうちに少しずつ音程が下がってしまう
そんな経験はありませんか?
狙った音よりも低く歌ってしまうことを
一般的に「フラットする」と表現します
今回は音程が下がってしまう主な原因と
自宅でできる練習方法をご紹介します☆
そもそも音程はどうやって決まる?
声の高さは
声帯が振動する速さによって変わります
高い音では声帯がより速く振動し
低い音では振動がゆっくりになります
歌う時には
・狙っている音を耳で認識する
・その音をイメージする
・声帯をその高さに合わせて調整する
・自分の声を聴いてズレを修正する
という作業をほぼ同時に行っています
つまり音程を合わせるためには
耳だけではなく
耳と声をつなぐコントロールも大切です
なぜ歌っていると音程が下がるの?
① 狙っている音のイメージが曖昧
音程を正確に出すには
まず頭の中に狙う音があることが大切です
伴奏をなんとなく聴きながら歌っていると
自分がどの高さを出すのか曖昧になり
少し低い位置に着地してしまうことがあります
まずは音を聴く
その音を頭の中でイメージする
そのあとに声を出す
この順番を意識してみましょう
② 自分の音程のズレに気づけていない
歌っている本人には
音程が合っているように感じていても
実際には少し低くなっていることがあります
歌唱では
自分の声を聴きながら細かく音程を修正しています
この「聴く→ズレを感じる→修正する」という能力も
練習によって少しずつ育てることができます
③ 声を一定に保つコントロールが不安定
1音を伸ばした時に
最初は合っている
↓
少しずつ下がる
という場合は
声を一定の高さで維持するコントロールがまだ安定していない可能性があります
音程は声帯の調整だけでなく
発声時の呼気圧などの影響も受けます
ただし
「音程が低い=息が足りない」と単純に決めつけるのはNGです
逆に息を強く押し出しすぎると
喉に余計な力が入ることもあります
大切なのは
たくさん息を吐くことではなく
無理なく安定した発声を続けることです
④ 高い音や難しいフレーズでコントロールが崩れる
普段の音域では合っているのに
高い音になるとフラットする方もいます
高い音では
より細かな声帯のコントロールが必要になります
実際に歌唱研究でも
トレーニング経験の少ない歌い手では
高い音域や速いフレーズなどで音程誤差が大きくなりやすいことが報告されています
難しい曲をいきなり何度も歌うより
まず簡単な条件で正確な音を作ることが大切です
フラット癖を直す自宅練習☆
おすすめは
1音ロングトーン
↓
チューナーで確認
↓
短いフレーズ
↓
実際の曲
という順番です
STEP1 まずは1音だけ正確に歌う
ピアノアプリなどで
自分が無理なく出せる高さを1音鳴らします
音をよく聴いたら
「あー」など歌いやすい母音で同じ音を出します
最初から長時間伸ばす必要はありません
3秒から5秒程度を目安に
楽に伸ばしてみましょう
この時に大切なのは
最初の音程だけではなく
最後まで高さがキープできているか
ということです
STEP2 チューナーで確認する
次にチューナーアプリなどを使って
実際に自分がどの高さを歌っているのか確認します
ポイントは
最初から画面だけを見て音程を合わせ続けないことです
まず自分の耳と感覚で歌う
↓
チューナーで答え合わせをする
という使い方がおすすめです
慣れてきたら
1回目はチューナーを見ない
2回目はチューナーを見ながら確認する
3回目はもう一度見ずに歌う
という方法も使えます
大切なのは
チューナーの針を動かすゲームにするのではなく
「この感覚で歌うとこの音になる」
という耳と身体の感覚をつなげていくことです
STEP3 1音から短いフレーズへ
1音を安定して伸ばせるようになったら
次は2音から4音程度の短いフレーズに挑戦します
長いメロディーを最初から全部歌うより
短く区切った方が
どの音で下がっているのか見つけやすくなります
特にチェックしたいのは
・高い音
・音が大きく跳ぶ場所
・フレーズの最後
・長く伸ばす音
です
苦手な部分が見つかったら
その場所だけ取り出して練習してみましょう
STEP4 最後に実際の曲へ戻す
単音では音程が取れていても
歌詞やリズムが加わると急に難しくなります
そこで
1音
↓
短い音の並び
↓
短いフレーズ
↓
実際の歌詞
↓
曲全体
と少しずつ難しくしていきます
いきなり曲を最初から最後まで何度も歌うより
苦手な部分を小さく分解した方が
自分の音程の癖を発見しやすくなります
録音もおすすめ☆
スマートフォンで自分の歌を録音するのもおすすめです
歌っている最中と
あとから録音を聴いた時では
自分の声の聞こえ方が変わります
歌っている時には気づかなかった
「ここから少しずつ下がっている」
というポイントが見つかることもあります
チューナーだけに頼らず
自分で聴く
↓
確認する
↓
修正する
この繰り返しを作っていきましょう
毎日たくさん歌えば直るとは限らない
音程練習では
長時間繰り返すことより
ズレを確認しながら正しく練習することが大切です
音程が下がった状態のまま何度も歌うのではなく
音を聴く
↓
歌う
↓
確認する
↓
修正する
この流れを丁寧に繰り返してみてください
まずは1日数分でもOKです☆
1音を正確に出すところから始めて
少しずつフレーズへ広げていきましょう
音程がだんだん下がってしまう原因は
ひとつとは限りません
音のイメージ
自分の声を聴く力
声帯のコントロール
安定した発声
これらが組み合わさって
歌の音程は作られています
フラット癖が気になる方は
1音ロングトーン
↓
チューナーで確認
↓
短いフレーズ
↓
実際の曲
この順番で練習してみてください☆
いきなり難しい曲で直そうとせず
まずは1音を狙った高さで安定して出すことから始めるのがポイントです
喉に痛みがある時や
かすれや声の出しにくさが続いている時は
無理に練習を続けず声を休ませることも大切です!
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