こんにちは！ナユタス所沢校ボイストレーニング＆ギター講師の山沢です。
いきなり個人的な話になりますが、
私がこの世の中の女性で、もっとも歌がうまい！と思うボーカリスト、
それは、この人、
マライア・キャリーです。
７オクターブの歌姫！
などと言われるマライア・キャリー。
でも、そこ、どうでもいいです！
彼女の素晴らしさは、そこではないです。
彼女の魅力は、表現力の豊かさ。
『2小節、同じ歌い方をしない』
または、
『1小節、小技を使わずにいられない』
つまり、常に技を使うために『頭を使っている』ということなのです。
そして、それに応えるだけのテクニックと感性を持っているということなのです。
なお、マライア・キャリーといえば、『恋人たちのクリスマス』を語るべきなのでしょうが、
クリスマスじゃないし、
こっちのが好きだし、
ということで、『I Still Believe』を紹介します。
この曲、ブレンダ・K・スターの楽曲をマライヤがカバーしたものです。
ちなみに、マライアは無名時代にブレンダのバックコーラスをしていたそうです。
さて、歌い方に注目ですが、
マライヤの場合、
この場所をこう歌う、なーんて書いていたら、どんなにスペースがあっても書ききれないため、この曲の頭から列挙します。
イントロからのフェイク
エッヂを効かせた直後にハスキーなハミング
ソフトな歌い出し
コブシ
パワフルに歌う
そっと歌う
弱い裏声でまとめる
ビブラート
直後にエッヂを効かせて強く歌う
しゃくり
フォール
コブシ
ガナリ
弱くかすれた裏声。。。
もう、いいですね。
書ききれません。
変幻自在。
技の宝庫です。
とりわけ私が好きなのは、2点。
まずは、何と言っても強弱の付け方の技の豊富さ！
『強』は、伸びやかな強、ガナリの強などを使い、歌い上げます。
『弱』はハスキー、かすれ、そして裏声に落とします。
コントラストをつけて、さまざまな組み合わせで表現します。
豊富です。
そして、もう一つ、
R &Bの世界でよく使われる長いコブシ。しつこい連続したコブシです。
この長いコブシの最後を、ため息のような声に落ち着かせる表現力を賞賛したいです。
なんとも悲しく、気だるく、歌の世界に引き込んでくれます。
巨匠！
勉強になります！
さて、本日のポイントです。
🔴巨匠が使うボーカル・テクニック
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『頭を使って歌おう！』
とは言っても、
頭を使っても、
使える技がない、という方、
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