こんにちは、ナユタス所沢校 ボイトレ講師の坂口です。
今回は、歌うときに発声を整える方法として”母音で歌う”ということについてお話ししたいと思います。
母音で歌う、というのは簡単にいうと”あいうえお”で歌うということです。
例えば、
“世界 に 一つ だけの 花”という歌詞を母音だけにすると
“えあい い いおう あえお ああ”
になります。
声が浅すぎたり、響きがあちこちに散らばらないようにするために、母音の発声を滑らかに1本のラインを描くように歌うと声の響きが一段と美しくなります。
その練習として、
母音で歌ってみるのはとてもおすすめです。
1つのフレーズを滑らかに繋げて、ひとつの大きな山を描くようにイメージしましょう。
フレーズの一番重要な部分や、一番聴かせたい部分を山の頂点に持っていきましょう。
そのときに、顔の前に焦点を意識して、すべての母音がその焦点を通っていくように歌います。
母音があちこちに散らばってしまうと、歌に一貫性が出づらくなります。
腹式呼吸を意識しながら、ワンフレーズをしっかり歌い切るために、母音を数珠繋ぎにしていきます。
音楽用語では、これをレガートといいます。
ゆっくりしたバラードなどでも必要なテクニックですが、
テンポが早くてたくさん言葉が出てくる曲でも応用できます。
声楽の練習方法としても重要視される、とても有効的な練習です。
発声を整える方法として、是非使ってみてくださいね！
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