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【宇都宮のボイトレ実例】昔より息が続かない40代男性|月4回・6か月で変わったこと

「昔はもっと楽に歌えたのに、最近は息が続かない」
「好きな曲なのに、以前よりリズムに乗りづらくなった」

そんな変化を感じることはありませんか?

今回ご紹介するのは、NAYUTAS宇都宮校に通う40代男性の生徒さんです。

もともとカラオケが趣味で、歌の初心者ではありません。週末には友人とアマチュアバンド活動もしていて、普段から歌う機会がある方です。

好きなのはB’zなどのロック。

ただ、年齢を重ねる中で、

「若い頃より、少し歌いづらくなった」

と感じるようになりました。

そこで、「もう一度しっかり歌える状態に整えたい」と月4回のレッスンをスタート。

約6か月続けた現在は、ご本人の実感としてバンド活動でも以前より歌いやすくなり、レッスン内でもリズムの安定が見られるようになりました。

カラオケ採点も、ご本人の記録では以前より平均で約5点上がったとのことです。

ただし、今回の記事では「40代になったこと」が歌いづらさの原因だと判断しているわけではありません。

年齢だけでなく、息の使い方、リズム、語尾の処理、普段の歌い方など、いくつかの要素を一緒に確認しています。

 

実例|「昔より歌いづらい」と感じていた40代男性

※こちらは、NAYUTAS宇都宮校に通う実在の生徒さんの経過をもとに、個人が特定されないよう一部の表現を調整しています。変化の程度や期間には個人差があります。

受講前|歌える。でも、以前ほど余裕がない

この生徒さんは40代男性。

カラオケも好きで、週末にはバンドで歌うこともあります。

つまり、「まったく歌えないからボイトレを始めた」

というケースではありません。

 

もともと歌う経験があるからこそ、自分の中の変化にも気づいていました。

特に感じていたのが、

「長く歌うと息が続きにくい」
「以前よりリズムに乗りにくい」

という部分です。

B’zなどのロックを歌うと、フレーズの後半になるほど余裕がなくなることもありました。

 

レッスンで確認したのは「呼吸」と「リズム」

実際に歌ってもらうと、いくつか特徴が見えてきました。

  • 長いフレーズの後半で息に余裕がなくなる
  • 歌い出しが少し遅れる
  • 語尾を必要以上に長く伸ばす
  • 伴奏に対して歌が少し後ろへずれる

本人としては、

「昔より息が続かなくなった」

という感覚が強かったのですが、実際には呼吸だけでなく、音の入り方や語尾の処理も歌いづらさにつながっていました。

歌声の調節についてまとめた研究でも、歌声は呼気調節・喉頭調節・声道調節と、それらの統合によって作られると整理されています。

つまり、「息が続かないから、とにかく肺活量を鍛えよう」と単純に考えるだけでは足りない場合があります。

 

最初に取り入れたのがリップロール

レッスンで取り入れた練習の一つが、リップロール(リップトリル)です。

唇を軽く閉じて、息で「ブルルル」と振動させる練習ですね。

この生徒さんの場合は、「長く続けられるか」を競うためではなく、

息を強く吐きすぎず、一定の流れで使えているかを確認するため

に使いました。

この生徒さんでは、リップロールを使って発声を確認する中で、フレーズの前半で息を使いすぎ、後半に余裕がなくなる傾向を確認しやすくなりました。

リップトリルはSOVTEと呼ばれる発声練習の一つです。

兵頭ほか(2023)は、健常成人18名を対象に、ハミング・チューブ発声・リップトリルなどの発声課題を比較し、手技によって起声時の声帯振動パターンが異なることを報告しています。

この研究は「息の配分改善」を直接証明したものではありません。

そのため、今回の記事では、この生徒さんの状態確認に使った練習の一つとして紹介しています。

実際の曲では「どこで息を使いすぎるか」を見る

リップロールだけで終わりではありません。

実際に好きなロック曲を歌いながら、

「このフレーズの最初で息を使いすぎている」
「ここは次のブレスまで少し余裕を残したい」

と、曲の中で確認していきました。

ロック曲の場合、勢いを出したいところほど、最初から息や声量を使いすぎることがあります。

そこで、大きく歌う→息が足りなくなる

という流れになっていないかを見ていきます。

ただし、すべて小さな声で歌えばいいわけでもありません。

曲の雰囲気を残しながら、必要なところに声量を使えるよう調整します。

もう一つ大きかったのが「録音」

この生徒さんには、録音も使いました。

歌っている本人の感覚では、

「今は結構合っていた」

と思っていても、聞き返すと、

「ちょっと入りが遅れてる」
「この語尾、思ったより長いな」

と気づくことがあります。

特にリズムは、歌っている最中には分かりにくいものです。

そこで、

歌う→録音を聞く→ずれた場所だけ確認する→もう一度歌う

という流れを繰り返しました。

歌い出しと語尾を細かく確認

リズム練習というと、

「メトロノームに合わせて歌う」

というイメージがあるかもしれません。

それも方法の一つですが、今回の生徒さんでは、実際の伴奏を使いながら、

  • どの音で歌い始めるか
  • 子音が早すぎないか、遅すぎないか
  • 語尾を何拍伸ばすか
  • 次のフレーズへどうつなぐか

を確認しました。

特に語尾は、

「長く伸ばした方が上手く聞こえる」

とは限りません。

伸ばしすぎると、次の入りが遅れたり、伴奏とのズレが大きくなったりします。

この生徒さんの場合も、語尾を少し整理するだけで、曲全体のリズムがすっきり聞こえる部分がありました。

 

自主練習は、ほぼしていません

ここは、今回の実例でかなり特徴的なところです。

この生徒さんは、自宅での自主練習をほとんどしていません。

リップロールや録音チェックも、基本的にはレッスン中です。

「それでも変わるの?」

と思うかもしれません。

今回の場合は、

月4回、6か月間コンスタントにレッスンを受け、その時間の中で毎回課題を確認した

ことで変化につながりました。

ただし、これは、「自主練はしなくても大丈夫」という意味ではありません。

 

今回の生徒さんは、普段からカラオケやバンド活動で歌う機会がありました。

 

そのため、自宅で「練習」として取り組んでいなくても、日常の中で歌う機会はあります。

普段まったく歌わない方が、同じ月4回だけで同じ変化を感じるとは限りません。

自宅でも短く復習できれば、レッスンで確認した内容を思い出しやすくなる場合があります。

 

6か月後|リズムが以前より安定

月4回のレッスンを約6か月続ける中で、以前よりリズムが安定してきました。

歌い出しや語尾を細かく確認してきたことで、伴奏に対して以前ほどずれを感じにくくなっています。

また、息の使い方を整理したことで、週末のバンド活動でも、ご本人は以前より歌いやすさを感じています。

ここは、「肺活量が増えた」という話ではありません。

肺活量などを測定したわけではないため、呼吸機能そのものが向上したとは断定していません。

実際の歌の中で、以前より息の配分をしやすくなった

という変化です。

カラオケ採点は平均で約5点アップ

本人の記録では、カラオケ採点も以前と比べて平均で約5点上がりました。

ただし、採点結果については慎重に見ています。

カラオケ採点は、

  • 機種
  • 曲
  • キー
  • マイク
  • 当日のコンディション

でも変わります。

そのため、

「6か月のレッスンで必ず5点上がる」

という話ではありません。

今回の実例では、

  • リズムのずれに自分で気づきやすくなった
  • 息を使いすぎる場所が分かるようになった
  • バンドでも以前より歌いやすく感じるようになった

という変化のほうを大切にしています。

 

経験者のボイトレは「ゼロから覚える」だけではありません

今回の生徒さんは初心者ではありません。

だからこそ、少し難しい面もありました。

長く歌っていると、

「自分はこう歌う」

という感覚がすでに出来上がっています。

それが合っているところもあれば、少しだけ修正した方が歌いやすいところもあります。

初心者ならゼロから覚えられることでも、経験者の場合は、

今までの歌い方を一度分解して、必要なところだけ整える

という進め方になることがあります。

録音を使ったのも、そのためです。

「先生に言われたから直す」だけではなく、

「確かにここは遅れているな」

と本人が納得できる状態を作ることを大切にしました。

ボイトレは「歌が苦手な人だけが通う場所」ではありません。

「昔より歌いづらくなった」
「バンドで歌っているけれど、もう一段整えたい」
「ある程度歌えるからこそ、細かい癖が気になる」

という方にも使い方があります。

自宅で試すなら「録音」から

同じように、「昔よりリズムが合わない気がする」

という方は、まず録音から試してみてください。

一曲全部でなくても大丈夫です。

サビだけでも構いません。

 

確認するのは、

  • 歌い出しが伴奏より遅れていないか
  • 語尾を長く伸ばしすぎていないか
  • フレーズの後半で急に声が弱くなっていないか

の3つです。

 

全部直そうとせず、まず一つだけ。

たとえば、

「今日は語尾だけ」

で十分です。

 

リップロールを試す場合

息を勢いよく吹くのではなく、唇が自然に振動する程度の息で行います。

うまくできないからといって、無理に続ける必要はありません。

ハミングなど、別の方法が合う方もいます。

また、歌っていて喉の痛みや強いかすれが続く場合は、練習を中止してください。

症状が続く場合は、ボイトレだけで判断せず、耳鼻咽喉科への相談も検討してください。

 

自主練ができなくても通う意味はある?

あります。ただし、

「自主練をしなくても同じように上達できる」

という意味ではありません。

今回の生徒さんは、

  • 月4回レッスンを継続
  • 普段からバンド活動で歌っている
  • カラオケにも行く

という背景があります。

歌う機会がほとんどない方なら、5分でも自宅で復習した方が、レッスン内容を思い出しやすくなる場合があります。

その人の生活に合わせて、無理なく続けられる方法を考えるのが現実的です。

よくある質問

Q.40代からでもボイトレで変わりますか?

A.変化を目指すことはできます。今回の生徒さんは月4回・約6か月続け、以前よりリズムが安定し、バンド活動でも歌いやすさを感じています。ただし、同じ期間で同じ変化が出るとは限りません。

Q.40代だから息が続きにくくなったのでしょうか?

A.年齢だけが原因とは判断できません。息の使い方、フレーズの長さ、声量、リズム、普段の歌い方など、複数の要因を確認する必要があります。

Q.初心者ではなくても通えますか?

A.はい。すでにカラオケやバンドで歌っている方でも、呼吸、リズム、発声など細かな部分を確認できます。

Q.自主練がほとんどできなくても大丈夫ですか?

A.受講はできます。今回の生徒さんも自主練はほぼ行っていません。ただし、普段からバンドやカラオケで歌う機会がありました。状況によっては短い自主練を取り入れた方がよい場合もあります。

Q.B’zのようなロックも練習できますか?

A.はい。実際に歌いたい曲を使いながら、キー、呼吸、リズム、高音などを確認できます。

Q.カラオケ採点は上げられますか?

A.音程やリズムなどを整えることで結果が変わる場合はありますが、点数アップを保証するものではありません。採点は変化を見る目安の一つです。

Q.体験レッスンでは何をしますか?

A.好きな曲や現在感じている歌いづらさを伺い、実際の歌声を確認します。そのうえで、最初に見直した方がよい部分を整理します。

まとめ|経験があるからこそ「少しのズレ」に気づきにくいこともある

今回ご紹介した40代男性は、もともとカラオケやバンドで歌っている方でした。

それでも、

「昔より息が続かない」
「以前よりリズムに乗りづらい」

という変化を感じていました。

そこで月4回・約6か月、

  • リップロール
  • 曲の中での息の配分
  • 録音チェック
  • 歌い出し
  • 語尾の長さ
  • 伴奏とのタイミング

を確認してきました。

現在は以前よりリズムが安定し、ご本人もバンド活動で歌いやすさを感じています。

カラオケ採点も、ご本人の記録では平均で約5点上がりました。

ただ、一番大切なのは点数ではありません。

「昔みたいに歌えない」と感じていたところから、自分の癖を知り、もう一度歌いやすい状態へ整えてきたこと。

そこが、今回の実例で一番伝えたい部分です。

「昔より歌いづらい」と感じたら、今の歌い方を一度確認してみませんか?

ボイストレーニング&ダンスNAYUTAS宇都宮校では、初心者だけでなく、カラオケやバンドなどで普段から歌っている方のレッスンにも対応しています。

「昔より息が続かなくなった」
「ある程度は歌えるけど、最近伸び悩んでいる」
「好きなロックをもう少し気持ちよく歌いたい」

そんな方は、今の歌い方を一度確認してみると、意外な癖が見つかるかもしれません。

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スクール情報

ボイストレーニング&ダンスNAYUTAS宇都宮校
〒321-0953 栃木県宇都宮市東宿郷2丁目5-3 MYビル1階
TEL:028-689-8166
営業時間:10:00〜22:00
定休日:なし(年末年始など除く)
JR宇都宮駅東口から徒歩4分
ライトライン東宿郷駅から徒歩1分

監修

ボイストレーニング&ダンスNAYUTAS宇都宮校

本記事は、NAYUTAS宇都宮校で実際に行っているマンツーマンレッスンと、実在する40代男性の生徒さんの経過をもとに構成しています。

参考資料

参考:斉田晴仁「歌声の調節機構―発声状態を客観的に評価するための3ステップ―」『音声言語医学』64巻3号、2023年、150-159頁
https://doi.org/10.5112/jjlp.64.150
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjlp/64/3/64_150/_article/-char/ja/
最終アクセス:2026年10月6日

参考:兵頭直樹、田口亜紀、伊集院睦雄、城本修「音声治療手技の起声に関する研究―光電声門図(PGG)を用いた検討―」『音声言語医学』64巻2号、2023年、116-125頁
https://doi.org/10.5112/jjlp.64.116
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjlp/64/2/64_116/_article/-char/ja/
最終アクセス:2026年10月6日