こんにちはナユタス府中校です!
冬の夜空は空気が澄んでいて星や月が綺麗に見えますね。
ということで今回はアニメ「月がきれい」を紹介します!
月がきれい
2017年放送の完全オリジナルアニメ。全12話。
(現在AmazonPrimeVideoにて視聴可)
文芸部部長で小説家志望の安曇小太郎(声:千葉翔也)と
陸上部の水野茜(声:小原好美)は中学3年生。
二人の初恋を舞台である川越の街並みと祭りなどを通して
描いていく秀作!
告白の場面で小太郎が心で「I love you をそう訳したのは、
太宰だったか、漱石だったか……」と呟きます。
この元となったのが夏目漱石が英語教師時代、授業で生徒が
「I love you」を「我、君を愛す」と訳したところ、
漱石が「日本の男はそんなことは言わない、
『月が綺麗ですね』とでもしておきなさい」
と言ったエピソードです。
(本当かどうかさておき、文豪らしい)
小太郎が通う古書店をはじめ、第1話のサブタイトルが
「春と修羅」(宮沢賢治)で、第2話以降もサブタイトルに
日本文学の作品名がつけられており、その文学的要素と
初恋の初々しさとのコントラストが心地よいです。
エンディングテーマともに二人のLINEのメッセージが
流れるのですが、全編を見てからまとめて見るのが
お薦めです。
主題歌・挿入歌
OPは「イマココ」、EDは「月がきれい」がともに歌詞は
川嶋あいさんが手がけており、歌詞の中に作品の場面をが
上手く組み込みまれていて、大変綺麗にはまってます。
「初恋」(村下孝蔵)をはじめ、昔の名曲が挿入歌として
カバーされています。
全曲声優の東山奈央さんが歌っており、東山さん自身
声優として英語教師役で出演しています。
私的には東山さんの歌声と選曲が作品全体の色合いととても
マッチしている気がします。
歌詞
ここではエンディングテーマの「月がきれい」を取り上げます。
いつもどうしていいのかわからなかった
君への想いはこぼれるほどあるのに
まさにこのアニメの主題と言える一節です。
今日も君からもらった言葉を抱きしめている
私にとってそれはまるで月明り
二人で見上げた時みたいにきれい
暗い夜道(中学3年生の未来への不安)を照らす月明りは、
不安を振り払い、温かい。
二人の今が表現されていてとても感情豊かです。
歌唱
歌唱ではオープニングテーマ「イマココ」を取り上げます。
この曲は全体的に伸ばすところはまっすぐ伸ばして下さい。
そしてあまり※ベンドアップやダウンを使わないように
歌って下さい!
※ベンドとは、元の音から一瞬だけ音を上げて戻す、
もしくは下げて戻す技術です。「こぶし」とも言います。
サビの「近づきたい」と「今以上」の語尾に
ヒーカップが使われています。
ヒーカップとは急激に音程を跳ね上げてフレーズアウトする
歌唱法です。
これらに注意して伸び伸びと歌いましょう!
冬の夜空のように透き通ったアニメです。
是非一度ご鑑賞下さい!
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