こんにちは。ギター講師のseiyAです。
バンド初心者ギター講座、本日はダンスホールの解説をしたいと思います。
ギターのかっこいい所、たくさんありますよね。
ビッグなギターリフ、泣きのヴィブラート、速弾きなどなどありますが、ポップミュージックを楽しむ上でファンキーなカッティングは外せませんね。
歴史上の色んなヒットソングは、名カッティングプレイに支えられてきました。
Jackson 5を思い出す様なこの曲も、カッティングフレーズが光っています。
冒頭のフレーズは、シンプルなオクターブカッティング。
カッティングで大事なのは、キレ、メリハリです。
音をクリアに出し切る、そして音を切る、というのがポイントです。
そこで重要になるのが、左手のミュートというテクニックです。
指の先や、指の真ん中辺り等で、軽く他の弦に触れてあげるだけです。
これで、思いっきり弾いた時でも、鳴らしたい弦以外の音を切ることができます。
ここでは、まず3弦7フレット、1弦10フレットを押さえ、その2つの弦以外の音が出ないように、3弦を押さえている人差し指で、4弦や2弦など周辺の弦をミュートしましょう。
右手は、とにかく力を抜くことです。
ピックもガッチリ握ったりせず、優しく包むように持ちましょう。
ピッキングも、弦を弾きに(はじきに)行くのではなく、空気を含ませて、手首を動かしてスナップを効かせましょう。
これで、歯切れの良いクリアな音になるだけでなく、安定したリズムも生みます。
前回同様、右手の動きは常に一定してダウン→アップを絶えず繰り返しましょう。
その中で、強く出したい音はしっかり弦に当て、そうでない音は弦に触れないように、もしくは軽くかするかなくらいの気持ちで絶えずジャカジャカジャカジャカと一定の動きでリズムを保ちましょう。
頭サビが終わると、今度はコードのカッティングフレーズになりますが、右手のモーションは常に一定を保ちましょう。
サビ以外は、1小節フレーズの3、4拍目のパターン(アクセントの位置)が違うので要注意。
コードを弾く際ですが、弾き語りの時のように6弦全てを弾いてしまうと、音が強く出過ぎてしまうので、上の1,2,3弦くらいを弾くようにすると、綺麗に音が出て且つ、他の楽器と音域がぶつかる事もありません。
こんな感じで、さくっとですがダンスホールのカッコいい弾き方を書かせていただきました。
このカッティングの基礎テクニックを身につければ、どんな曲にも応用できるので、是非練習してみてください!