歌が苦手な原因は?音痴・声量・リズム感など悩み別に解説
「歌が苦手でカラオケに行くのが恥ずかしい」「音程が合わない」「声が小さくて歌声が聞こえない」「リズムに乗れない」など、歌に関する悩みは人によってさまざまです。
しかし、歌が苦手だからといって、必ずしも「歌の才能がない」というわけではありません。
歌が苦手に感じる原因を一つずつ確認し、自分に合った練習をすることで、歌唱力を伸ばすことは十分可能です。
この記事では、歌が苦手になる主な原因を「音程」「声量」「リズム感」「高音」「発声」などの悩み別に解説します。
歌が苦手な主な原因とは?
歌が苦手に感じる原因には、さまざまなものがあります。
代表的なのは以下のような原因です。
- 音程を正確に取れていない
- 自分の声を正しく認識できていない
- 声量が足りない
- 呼吸が安定していない
- リズムを取るのが苦手
- 高音が出せない
- 喉に力が入りすぎている
- 発声の方法が分からない
- 歌うことに慣れていない
- 人前で歌うことに緊張してしまう
このように、「歌が苦手」という一言でも原因はさまざまです。
まずは自分がどの部分でつまずいているのかを知ることが、歌唱力アップへの第一歩になります。
【悩み①】音程が合わない・音痴になってしまう原因
「歌っていると音程がずれてしまう」という悩みは、歌が苦手な人に特に多いものです。
音程が合わない原因として考えられるのが、正しい音の高さを認識する力と、自分が出している声の高さを調整する力が十分に身についていないことです。
音程がずれる主な原因
例えば、
- 原曲の音程を正確に聞けていない
- 自分の声がどの音程なのか分からない
- 音程を意識せず感覚だけで歌っている
- キーが自分の声に合っていない
- 息が安定していない
などが考えられます。
音程を改善する練習方法
まずは、いきなり曲を1曲歌い切ろうとするのではなく、1音ずつ声を出す練習がおすすめです。
ピアノやスマートフォンの音程アプリなどで音を確認し、その音をまねして発声してみましょう。
「聞く→声にする→確認する」という練習を繰り返すことで、音程を合わせる感覚が身につきやすくなります。
また、歌うときには原曲をよく聞き、メロディーの動きを意識することも大切です。
【悩み②】声が小さい・声量が出ない原因
「一生懸命歌っているのに声が小さい」と感じる場合、単純に大きな声を出せば解決するとは限りません。
声量不足には、呼吸や発声方法が関係していることがあります。
声量が出ない主な原因
- 息を十分に使えていない
- 呼吸が浅い
- 喉だけで声を出している
- 声を出すことに慣れていない
- 体に余計な力が入っている
- 声を前に飛ばす感覚が分からない
特に注意したいのが、「大きな声を出そうとして喉に力を入れる」ことです。
無理に声を張ると喉に負担がかかり、歌いにくくなる可能性があります。
声量をアップするには?
まずは安定した呼吸を身につけることから始めましょう。
例えば、息を一定の強さで「スー」と長く吐く練習をすると、呼吸をコントロールする感覚を身につけるのに役立ちます。
そのうえで、リップロールやハミングなどの発声練習を取り入れてみましょう。
「大きな声」ではなく「無理なく響く声」を目指すことがポイントです。
【悩み③】リズム感がなく、曲に乗れない原因
「歌詞は覚えているのに、伴奏とずれてしまう」という人は、リズムの取り方に原因があるかもしれません。
歌では音程だけでなく、いつ声を出すのかというタイミングも非常に重要です。
リズムがずれる原因
- 曲のテンポを意識していない
- 歌詞を覚えることに集中している
- 裏拍を取るのが苦手
- 原曲を聞き込めていない
- 伴奏と自分の声を別々に捉えられていない
リズム感を鍛える方法
まずは曲に合わせて手拍子をしてみましょう。
歌う前に、
「音楽を聞く→手拍子する→歌う」
という順番で練習すると、曲のテンポを意識しやすくなります。
さらに、メトロノームを使って一定のテンポを保つ練習をするのもおすすめです。
歌詞を歌うだけでなく、曲の「1・2・3・4」という拍を感じながら歌うことを意識しましょう。
【悩み④】高音が出ない原因
「高い声になると声が裏返る」「サビになると苦しくなる」という場合は、高音の出し方に原因がある可能性があります。
高音を出そうとして、無理に地声を張り上げてしまう人は少なくありません。
しかし、高音域では声の使い方を変える必要があります。
高音が出ない主な原因
- 喉に力が入りすぎている
- 息を強く吐きすぎている
- 自分の音域より高い曲を歌っている
- 高音の発声方法を知らない
- 地声だけで高音を出そうとしている
高音を出すためのポイント
まずは無理に高い音を出そうとしないことが大切です。
低めの音域から徐々に音程を上げながら発声し、無理なく声を出せる範囲を広げていきましょう。
また、裏声を使った発声練習も、高音域を広げるための練習方法の一つです。
痛みや強い違和感がある場合は無理に続けず、休むようにしましょう。
【悩み⑤】声がこもる・通らない原因
「声は出ているけれど、歌声がこもって聞こえる」という悩みもあります。
声がこもる原因の一つが、口の開き方や発声時の響きです。
声がこもりやすい人の特徴
- 口をあまり開けずに歌う
- 滑舌が弱い
- 喉の奥に声を押し込んでいる
- 姿勢が悪い
- 声を響かせる感覚がない
歌うときは、普段の会話よりも少し口の動きを大きくすることを意識してみましょう。
「あ・い・う・え・お」を一つずつはっきり発音するだけでも、口周りを動かす練習になります。
【悩み⑥】歌うとすぐ喉が疲れる原因
歌っているとすぐに喉が痛くなったり、声が枯れてしまったりする場合は、発声方法を見直してみましょう。
特に、喉だけに力を入れて歌っていると、声を出すたびに喉へ負担がかかってしまいます。
喉が疲れやすい原因
- 無理に大きな声を出している
- 高音を張り上げている
- 呼吸が安定していない
- 喉周辺に力が入りすぎている
- 長時間休憩せずに歌っている
「歌が上手くなりたい」という気持ちが強いほど、つい頑張りすぎてしまいます。
しかし、歌の練習では無理をしないことも上達のための重要なポイントです。
【悩み⑦】声が安定しない原因
「歌い始めはいいのに、途中から声が弱くなる」「ロングトーンが続かない」という場合は、呼吸や息のコントロールが原因かもしれません。
声を安定させるには、一定の息を送り続ける感覚が重要です。
例えば、一定の音量で「あー」と声を伸ばすロングトーンの練習をしてみましょう。
最初は短い時間から始め、慣れてきたら少しずつ時間を伸ばします。
ただし、無理に息を長くすることが目的ではありません。
一定の音量・音程で安定して声を出すことを意識しましょう。
【悩み⑧】人前だと上手く歌えない原因
家では普通に歌えるのに、カラオケや発表会になると上手く歌えなくなる人もいます。
この場合、歌唱技術だけでなく緊張が原因になっている可能性があります。
緊張すると体に力が入り、普段通りの呼吸や発声ができなくなることがあります。
本番で緊張しにくくする方法
- 普段から人前で歌う練習をする
- 歌詞をしっかり覚える
- 自分が歌いやすいキーを選ぶ
- 本番前に軽く発声する
- 歌い始める前に深呼吸する
特に重要なのが、自分が歌いやすいキーを選ぶことです。
原曲キーにこだわる必要はありません。
自分の声域に合ったキーに変更するだけで、歌いやすさが大きく変わることがあります。
歌が苦手な人がまずやるべき練習3つ
歌の練習を始めたばかりなら、いきなり難しい曲を練習する必要はありません。
まずは次の3つから始めてみましょう。
1. 正しい音程を聞く
まずは曲を繰り返し聞き、メロディーを覚えます。
歌詞だけではなく、音の上がり下がりにも注目しましょう。
2. 小さな声でメロディーをまねする
いきなり大きな声で歌うのではなく、まずは無理のない音量でメロディーをまねします。
音程を確認しながら、一部分ずつ練習していきましょう。
3. 自分の歌声を録音する
自分では上手く歌えていると思っていても、録音して聞いてみると違った印象になることがあります。
スマートフォンなどで自分の歌声を録音し、
- 音程
- リズム
- 声量
- 発音
- 声の安定感
などをチェックしてみましょう。
自分の弱点が分かれば、必要な練習も見つけやすくなります。
「音痴だから歌が上手くならない」は本当?
結論から言えば、歌が苦手だからといって、歌唱力を伸ばせないわけではありません。
歌には、
- 音程を取る力
- リズムを取る力
- 呼吸
- 発声
- 声量
- 音域
- 滑舌
- 表現力
など、さまざまな要素があります。
そのため、「歌が下手」という一つの言葉だけで判断するのではなく、どの部分が苦手なのかを具体的に分析することが大切です。
例えば、
「音程は合っているけれど声量がない」
という人と、
「声量はあるけれど音程が不安定」
という人では、必要な練習がまったく違います。
自分の弱点を把握して、必要な部分を重点的に練習することで効率的に歌唱力を伸ばせます。
独学で改善できる?ボイトレに通うメリット
歌の練習は自宅でもできます。
発声練習や音程練習、リズム練習など、スマートフォンや動画などを活用して取り組むことも可能です。
一方で、独学では「自分の何が悪いのか分からない」という問題が起こりやすいのも事実です。
例えば、音程がずれていると思っていても、実際には声の出し方や呼吸が原因というケースもあります。
ボイストレーニングでは、講師から客観的に歌声をチェックしてもらい、自分に合った練習方法を教えてもらえるのが大きなメリットです。
「何から練習すればいいか分からない」という人ほど、プロからアドバイスを受けることで効率的に練習しやすくなります。
歌が苦手な原因を知ることが上達への第一歩
「歌が苦手」と感じる原因は、人によって異なります。
音程が合わない人には音程トレーニング、声量が足りない人には呼吸・発声練習、リズムが苦手な人にはリズムトレーニングというように、悩みに合わせた練習をすることが重要です。
まずは自分の歌声を録音して、どこに苦手意識があるのか確認してみましょう。
そして、無理のない範囲で少しずつ練習を続けることが、歌唱力アップにつながります。
「歌が苦手だから」と最初から諦める必要はありません。
自分の課題を見つけて一つずつ改善していけば、今よりも歌いやすく、楽しく歌えるようになる可能性は十分にあります。
歌をもっと上手くなりたい、カラオケで自信を持って歌いたいという方は、ボイストレーニングを取り入れてみるのもおすすめです。

