ナユタス蒲田校スタッフです。
最近、アニメ、ゲーム、ナレーションといった多岐にわたる分野で活躍する声優を目指し、専門的なボイストレーニングを始める方が非常に増えていますね。当校NAYUTAS蒲田校でも、声優志望の生徒さんの熱意ある姿に日々感動し、その夢を全力でサポートさせていただいています。特に、好きな作品への強い憧れや、キャラクターへの深い愛情を原動力に、真剣に発声・滑舌の技術を磨こうとする若い世代の方々の姿は、私たちスタッフにとっても大きな励みとなっています。
プロの声優に必須!「滑舌の壁」を打ち破る必要性
「早口のセリフになると、途端に聞き取りづらくなる」
「友人や講師から、サ行やタ行、ラ行の音(特に破擦音や弾き音)が甘いと言われる」
そんな発音の悩みを持つ方は、声優志望者の中で非常に多いのではないでしょうか。
声優のオーディションや現場では、どんな状況下であっても、早口のセリフを明瞭に、かつ感情を乗せて発音できることがプロフェッショナルとして絶対的に求められます。特に、バトルシーンや緊迫したアクションシーン、またはテンポの良いコメディシーンでは、台本のト書きで「早口で」と指定されることが頻繁にあります。ここで滑舌が悪いと、セリフのスピード感や勢いが失われ、結果として演技の質やキャラクターの魅力が大きく損なわれてしまいます。
もし、あなたが「練習すればするほど、早口言葉がドツボにはまる」「舌がもつれてしまう」と感じているなら、それは子音と母音のバランス、そして発音器官の使い方の根本を見直す必要があるサインかもしれません。
日本語の明瞭さを決める「子音」の役割とは?
私たちが普段何気なく話している日本語の明瞭さは、実は子音(しいん)と母音(ぼいん)の絶妙なバランスによって成立しています。
-
母音(ア・イ・ウ・エ・オ):主に声帯の振動で生成され、声の響きや音色(トーン)を決定づける要素です。声を前に飛ばし、感情を乗せる役割を担います。
-
子音:舌、唇、歯、口蓋といった調音器官を使って、空気の流れを止めたり、狭めたり、摩擦させたりすることで生まれる「音」です。子音こそが、言葉の輪郭や意味を決定づける最も重要な要素なのです。
例えば、「さくら」と「たくら」や、「きり」と「しり」の違いは、すべて最初の子音にあります。この子音が曖昧だと、聞き手は言葉を瞬時に区別できず、「何て言ったの?」となってしまいます。
さらに、声優の仕事では、マイクを通して声を聞かせることが大前提です。マイクは、微細な空気の振動を拾い上げますが、スタジオではBGM、効果音、他の共演者の声など、様々な音の要素が同時に存在します。このような環境下で、あなたのセリフを際立たせるには、子音の「切れ味」が生命線になります。子音がしっかり発音されていないと、セリフが他の音に「埋もれて」しまい、聞き手はあなたの演技を正確に受け取ることができなくなってしまうのです。
劇的に滑舌を変える「子音だけ読み」トレーニング✨
子音の重要性を理解したところで、その調音能力を根本から鍛え上げるための、ナユタス蒲田校でも推奨しているシンプルなトレーニング法をご紹介します。それが「子音だけ読み」です。
1. トレーニングの準備
簡単な文章、またはあなたが苦手意識を持っているセリフを一文用意します。
例: 「桜の花が咲きました」
2. 子音だけの音価で発音する
用意した文章を、母音を完全に抜き去り、子音の音価(おんか)だけで読んでみます。
「さくらのはながさきました」 ↓ 【s-k-r-n-h-n-g-s-k-m-sh-t】
-
「s」:歯と歯の隙間から空気を摩擦させる音
-
「k」:舌の奥を上あご(軟口蓋)に付けて破裂させる音
-
「r」:舌先を弾く音(日本語のラ行の子音)
-
「sh」:摩擦させる音(シ)
3. 実践のポイントと意識すべきこと
-
最初は「超」ゆっくりでOK:まずは一音一音の子音を、舌、唇、歯のどの部分を使って発音しているかを意識しながら、丁寧に、そして誇張しすぎない範囲でクリアに出してください。速さよりも正確性が重要です。
-
調音器官の動きを観察:この練習をすることで、普段、無意識に行っている舌や唇の動きが「見える化」されます。たとえば、サ行の時には舌先が歯茎の裏に近づいていること、カ行の時には舌の奥が持ち上がっていることなどを、鏡を見ながら確認してみましょう。
-
空気の「流れ」と「止め」を意識:子音は「破裂音(p, t, k)」、「摩擦音(s, sh, h)」、「鼻音(m, n)」などに分類されます。音の「流れを止める瞬間」と「流す瞬間」を明確に感じ取ってください。
4. 通常読みへのフィードバック
子音だけで読んだ後、同じ文章を普通に読んでみてください。子音を意識したことで、自然と口の開きが大きくなり、舌の動きが機敏になっているはずです。その結果、滑舌が驚くほど改善され、セリフに「芯」が生まれていることに気づくでしょう。
応用編:苦手なセリフや早口言葉を克服する
このトレーニングの真価は、苦手なセリフや早口言葉に応用したときに発揮されます。
例: 「生麦生米生卵」や「隣の客はよく柿食う客だ」
これらの早口言葉は、舌や唇の切り替えが非常に速く求められるため、苦手意識を持つ方が多いです。
-
まず、これらの文章を子音だけでゆっくりと発音し、調音器官の「体操」を行います。
-
舌や唇の動きがスムーズになったと感じたら、通常の速さで読んでみましょう。
すると、今まで舌がもつれていた箇所が、驚くほどスムーズに、そして明瞭に発音できるようになります。これは、子音のトレーニングが、発音器官の「筋力」と「柔軟性」を同時に高めている証拠です。
⚠️ よくある失敗例と解決策
-
子音を「強く」出しすぎる:子音は「はっきり」出すべきですが、「強く」出す必要はありません。強すぎると、不自然に「カツゼツ!」という、いかにも練習しましたという感じの演技になってしまいます。これはプロの現場では不自然と見なされます。目標は「明瞭」であって「強調」ではありません。
-
母音がおろそかになる:子音に集中しすぎるあまり、母音の発音が「こもる」方もいます。最終的なゴールは、子音と母音が明確に分離され、かつスムーズに繋がる、バランスの取れた発音です。
-
自分の発音を客観視できない:独学の最大の壁です。録音して聞く時は、特に苦手な行(サ行、タ行、ラ行、破裂音など)が第三者に聴かせて恥ずかしくないレベルではっきり聞こえているか、そして早口で読んだ時に子音が「消えて」いないかを確認しましょう。
まとめ 滑舌はプロ意識の証、あなたの夢をナユタスで現実に
滑舌の良さは、単に「声が聞き取りやすい」というレベルを超え、声優としての基礎力の高さと、プロフェッショナルとしての意識の高さを示す重要な要素です。滑舌が良くなることで、オーディションの場でも「この役者なら、安心してどんなセリフでも任せられる」「基礎がしっかりしている」と評価されやすくなります。
しかし、独学で自分の発音の癖や、舌の動かし方の間違いに気づくのは非常に困難です。間違った方法で練習を続けても、努力が報われないという残念な結果になりかねません。
NAYUTAS蒲田校なら、あなたの発音を徹底サポート!
NAYUTAS蒲田校では、声優を目指す方のための滑舌トレーニングを、マンツーマンレッスンで徹底的にサポートしています。
-
採用率10%のプロ講師陣:現役のプロ声優、舞台俳優、ナレーターなど、第一線で活躍する講師が、あなたの発音を細かくチェックし、特に苦手な子音をピンポイントで改善していきます。
-
実践的な指導:実際のレッスンでは、講師があなたの目の前で「子音だけ読み」を実践し、舌の位置、唇の形、呼吸の使い方を具体的に指導します。これは独学では絶対に得られないフィードバックです。
-
柔軟なプラン:月1回から始められる柔軟なプランをご用意。学業や仕事と両立しながら、無理なく継続できます。
全国107校を展開するNAYUTASの実績とノウハウで、これまで多くの声優志望者の滑舌を劇的に改善してきました。JR蒲田駅から徒歩3分の好立地で、大田区内はもちろん、大森周辺、川崎方面からもアクセス抜群です。体験レッスン後の入校率は70%以上と、多くの方にご満足いただいています。
まずは無料体験レッスンで、あなたの声の可能性をプロの指導で開花させてみませんか?
プロ講師による丁寧な指導と、あなたの夢を応援するアットホームな雰囲気を、ぜひ一度実感してください。あなたの声優としての第一歩を、私たちNAYUTAS蒲田校が全力で支えます。
【無料体験レッスンのお申し込みはこちらから!】
あなたの声の可能性を、一緒に広げていきましょう。
【声優】声優になりたいあなたへ
https://nayutas.net/school/kamata/blog/77070/
【声優】母音を立てる話し方

