今回は、声を出すために大きく影響する「姿勢」についてお話ししましょう。
歌を歌うとき、例えば腹筋を緊張させて歌うことができますか?
答えは「難しい」です。なぜなら、声を出そうとするときに無理に力みを入れがちだからです。
同様に、猫背で美しい音を出せるでしょうか?これも難しいでしょう。
なぜなら、体が歪むことで適切な姿勢が崩れ、声の出しやすい状態ではなくなるからです。
声を扱う上で、適切な姿勢を理解することが第一歩です。以下に詳しく説明します。
足を肩幅より少し広めに開き、地面を感じるようにしましょう。
足裏全体で体重が均等に分散される感覚を意識しましょう。
また、足裏から地面への「反発力」を感じることも大切です。
これが適切な姿勢を保つための基本です。
次に、全身を見渡してみてください。
姿勢を正しいと思い描くと、背骨は優れたカーブを描いているはずです。
姿勢を保つために過剰に背筋を伸ばすのは避けましょう。
適切な姿勢を保つことで、背骨は自然な状態を保ち、声帯にも影響を与えます。
声を扱う上で姿勢は非常に重要です。
声楽やボイストレーニングの旅において、正しい姿勢とリラックスを心掛け、自信を持って前進しましょう。