1. 姿勢の確認と呼吸法
ボイトレの基本中の基本です。
〇正しい姿勢:
・立つ場合は、足は肩幅に開き、重心は均等にかける。
・背筋を伸ばし、肩の力を抜く。
・顎を軽く引き、視線はまっすぐ前を見る。
・座る場合も同様に、椅子に深く腰掛けず、
背筋を伸ばすことを意識する。
〇腹式呼吸:
・仰向けに寝て、お腹に手を置き、息を吸う時に
お腹が膨らみ、吐く時にへこむのを確認する。
・慣れてきたら、立った状態や座った状態でも
同じように腹式呼吸を行う。
・吸う時よりも吐く時を長く、ゆっくり行うのが
ポイントです(例:4秒吸って8秒で吐く)。
・「S」の音を出しながら息を長く吐く
練習も効果的です。
2. リラックスとウォーミングアップ
声帯を傷めないためにも重要です。
〇ストレッチ: 首、肩、背中などを軽くストレッチ
して、体の力を抜く。
〇リップロール(リップバブル): 唇をプルプルと
震わせながら息を吐く。声帯に負担をかけずに
ウォーミングアップができるため、非常に
効果的です。最初は息だけで、慣れてきたら
音を出しながら行います。
〇タングトリル(巻き舌): 舌を「Rrr…」と震わせる。
これも声帯に負担をかけずにウォーミング
アップができます。
〇ハミング: 口を閉じて「んー」と低い音から
高い音まで出してみる。共鳴を感じながら
行うと良いでしょう。
3. 発声練習
基本的な発声の練習です。
〇ロングトーン: 一つの音をできるだけ長く、
安定して出し続ける。息が途切れないように、
均一な音量で出すことを意識する。
〇スケール練習: ドレミファソラシドなどの音階を、
なめらかに、正確な音程で発声する。低い音から
高い音まで、徐々に音域を広げていく。
〇スタッカート: 音を短く切って発声する。
「アッ、アッ、アッ」のように、お腹を使って
瞬時に息を出す練習です。
〇母音練習: 「ア、イ、ウ、エ、オ」の母音を、
口の形を意識しながらはっきりと発声する。
鏡を見ながら口の形を確認すると良いでしょう。
4. 共鳴練習
響きのある声を作るための練習です。
〇鼻腔共鳴: 「ンー」とハミングしながら、
鼻のあたりに響きを感じるように意識する。
〇口腔共鳴: 口の中を広く開け、あくびをするような
感覚で発声すると、口の中が響きやすくなります。
〇マスク共鳴: 「マ」の音を出しながら、顔の前面
(マスクをする部分)に響きを感じるように意識する。
5. 表現力・リズム感の練習
歌唱力を高めるために重要です。
〇歌詞の読み込み: 好きな曲の歌詞を、感情を
込めて朗読する。
〇リズム打ち: 手拍子や足拍子で、様々なリズムを
打つ練習をする。
〇音源に合わせる: 好きな曲を再生し、自分の声だけを
録音して、音程やリズムが合っているか確認する。
練習のポイントと注意点:
毎日続けること: 短時間でも毎日続けることが一番重要です。
無理をしないこと: 喉に痛みを感じたらすぐに中断する。
鏡を使うこと: 姿勢や口の形などを確認するために
鏡を使うと良いでしょう。
録音すること: 自分の声を録音して聴き返すことで、
客観的に課題を見つけられます。
楽しむこと: ボイトレは楽しく続けることが大切です。
好きな曲を歌いながら練習するのも良いでしょう。
水分補給: 喉を潤すために、こまめに水分補給を
しましょう。
これらの練習を組み合わせることで、自宅でも
効果的にボイストレーニングを行うことができます。
上記の練習で基礎を練習して、ボイトレ教室で
新しい技術を身に着けることが、成長への近道です。
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