滑舌を良くするための練習方法
滑舌を良くするには、口、舌、顎の筋肉を鍛え、
動かし方を意識することが重要です。
1. ウォーミングアップとリラックス
練習を始める前に、顔や口周りの筋肉をほぐしましょう。
・顔のマッサージ: 頬や顎の周りを優しくマッサージしたり、
軽く叩いたりして、筋肉の緊張をほぐします。
・口を大きく開け閉め: 口を最大限に大きく開け、
「あー」と声を出したり、ゆっくりと閉じたりを
数回繰り返します。顎の筋肉をほぐす感覚を
意識してください。
・舌回し: 口を閉じたまま、舌で歯茎をなぞるように
大きく回します。左右両方に数回ずつ行いましょう。
舌の筋肉が鍛えられます。
・唇のブルブル: 唇を軽く閉じて、息を吐きながら
「ブブブブ…」と震わせます(リップロール)。
口周りの力を抜くのに効果的です。
2. 基本の発声練習
母音を意識した発声は、言葉の土台となる音をクリアに
するために不可欠です。
・母音の発声: 日本語の**「あ、い、う、え、お」**を
一つずつ、口を大きく開けてはっきりと発音します。
a.「あ」: 口を縦に大きく開きます。
b.「い」: 口を横に強く引き、舌先を下の歯の裏に
押し付けるようにします。
c.「う」: 唇をしっかりすぼめて前に突き出します。
d.「え」: 口を縦横にバランス良く開きます。
e.「お」: 唇を丸くすぼめ、やや縦に開きます。
それぞれの母音を長く伸ばして発声したり、
短く区切って発声したりして、口の形を
意識しながら繰り返しましょう。
3. 早口言葉
早口言葉は、発音に必要な筋肉を鍛え、舌の動きをスムーズに
するのに非常に効果的です。最初はゆっくりと、一音一音を
はっきりと発音することを意識し、慣れてきたら徐々に
スピードアップしていきます。
簡単な早口言葉
・パタカ: 「パ・タ・カ・パ・タ・カ・パ・タ・カ」と、
区切って繰り返します。
・ラリルレロ: 「ラ・リ・ル・レ・ロ・ラ・リ・ル・レ・ロ」と、
舌を素早く動かす練習です。
・ナニヌネノ: 「ナ・ニ・ヌ・ネ・ノ・ナ・ニ・ヌ・ネ・ノ」と、
舌の動きを意識して発音します。
4. 息と声の連動を意識する
滑舌は、ただ口を動かすだけでなく、安定した息の流れと
声が連動して初めてクリアになります。
・文章の音読: 新聞記事や本などを、声に出して
読んでみましょう。一文ごとに息継ぎの場所を意識し、
一言一句はっきりと発音することを心がけます。
・感情を込めて読む: 感情を乗せて読むことで、単調な
発声ではなく、より自然で滑らかな話し方につながります。
練習のコツ
・毎日続ける: 一度に長時間やるよりも、毎日少しずつでも
継続することが大切です。
・鏡を見る: 自分の口の動きを確認しながら練習すると、
口が十分に開いているか、舌が正しく動いて
いるかなどを客観的にチェックできます。
これらの練習を地道に続けることで、きっと滑舌は
良くなります。頑張ってください!
ナユタス神田校無料体験レッスン申込URL