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ボイストレーニングコース

モノマネから始めるボイトレ方法

ものまねは、実はプロの歌手も練習に取り入れている非常に効率的なボイストレーニングです。自分とは違う体の使い方を「耳」と「喉」で模倣することで、眠っていた声の引き出しを増やすことができます。

初心者の方でも今日から始められる、ステップ別のトレーニング方法を解説します。


1. モノマネがボイトレに効く理由

特定の誰かになりきることで、自分自身の「歌い方のクセ」をリセットできます。

  • 音色の幅が広がる: 鼻にかかった声、太い声など、普段使わない筋肉を刺激できます。

  • リズム・ニュアンスの習得: 息の吐き方や言葉の切り方など、細かい技術が自然と身に付きます。


2. 実践ステップ:耳と喉のシンクロ

STEP 1:特徴を3つ書き出す

まずは対象をじっくり観察します。いきなり全部を似せようとせず、以下のポイントに注目してください。

  1. 息の量: 息が漏れるような「ウィスパー」か、芯のある「ハッキリ」した声か。

  2. 口の形: 口を大きく開けているか、横に引いているか、あるいはあまり動かさないか。

  3. 鼻声の度合い: 鼻に抜ける「明るい音」か、喉の奥で鳴らす「深い音」か。

STEP 2:一音(母音)だけで真似る

歌詞を追うと難易度が上がるため、まずは「あー」という一音だけで、その人の声質だけを真似します。

  • ポイント: 顔の表情(眉間の上げ方や口角)まで真似すると、喉の状態が似やすくなります。

STEP 3:「大げさ」にやってみる

最初はデフォルメした「似顔絵」を描くようなイメージで、特徴を強調して練習します。少し変な声になっても構いません。それがあなたの新しい「声のパーツ」になります。


3. おすすめの「練習キャラクター」

自分の声のタイプに合わせて、あるいはあえて逆のタイプを選んでみましょう。

タイプ 特徴・メリット 狙い
ささやき系 息を多めに漏らして喋る 裏声やミックスボイスの柔軟性を高める
オペラ・演歌系 喉の奥を広げて深く響かせる 共鳴腔(声を響かせる空間)の使い方を覚える
アニメキャラ系 極端に鼻にかけたり、喉を絞ったりする 声帯のコントロール能力を極限まで高める

4. 注意点とコツ

  • 喉に違和感が出たら休む: 慣れない喉の使い方をするため、痛みを感じたらすぐに中断してください。

  • 録音して聴き比べる: 自分の頭の中で鳴っている音と、外に出ている音は違います。録音を聴いて「どこが似ていないか」を分析するのが一番の上達近道です。

  • 「正解」は一つじゃない: 全く同じ声にする必要はありません。その人の「エッセンス」を盗んで、自分の歌にスパイスとして加える感覚で楽しみましょう。

まずは、あなたが「この人の声、いいな」と思うアーティストの、フレーズ終わりの「息の吐き方」だけを真似することから始めてみてください。

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