「音程が取れない」「自分の歌がズレて聞こえる気がする」――そんな悩みを抱えていませんか?
歌が上手い人に共通しているのは、“耳がいい”=音を正確に聴き取る力があること。
でも、「耳がいい人」は生まれつきの才能だと思っていませんか?
実は、音感はトレーニングによって確実に鍛えることができます。
NAYUTAS川越校のボイストレーナーも、初心者の生徒さんにまず意識してもらうのがこの「聴く力」です。
今回は、歌が上手くなるために欠かせない“耳のトレーニング”を、3つのステップでわかりやすく解説します。
① “音を聴く”から“音を感じる”へ!リスニング耳を育てよう
まず最初に大切なのは、音を注意深く聴く習慣をつけること。
多くの人は「メロディを聴いているつもり」でも、実は“なんとなく聴いている”状態なんです。
例えば、好きなアーティストの歌を聴くとき、次のポイントに注目してみてください。
- どこで息を吸っているか
- 声の強弱(小さな声・大きな声のバランス)
- 音の長さや余韻
これらを意識するだけで、音の輪郭がはっきりしてきます。
NAYUTAS川越校のレッスンでは、生徒に「1曲を“聴き取るトレーニング曲”として分析する」課題を出すこともあります。
ただ聴くだけでなく、「なぜこの歌は気持ちいいのか?」を考えることが、音感を育てる第一歩です。
音感とは、耳だけでなく“心で感じる”こと。
音楽の中に隠れた細かなニュアンスを感じ取れるようになると、自然と声の出し方にも変化が表れます。
② 音の“高さ”を覚える!ハミングとピアノ練習で音程感覚をつかむ
次に大切なのが、音の高さ(ピッチ)を正確に捉える練習です。
これは、ボイトレ初心者が最もつまずきやすいポイントでもあります。
おすすめは「ハミング練習」と「ピアノ音感トレーニング」。
ハミングは口を閉じて“ん〜”と鼻に響かせるだけのシンプルな練習ですが、喉に負担をかけずに音の高さを感じ取る力を養えます。
次に、ピアノやキーボードでドレミファソラシドを順番に弾きながら、同じ音を声でなぞる練習をしてみましょう。
最初はズレても構いません。
大事なのは「自分の声がどのくらい高い・低いのかを意識できること」。
NAYUTAS川越校では、レッスン中に講師がピアノで音を出しながら、生徒の声をリアルタイムで調整します。
「耳で聴いて、声で再現する」反復トレーニングを続けることで、少しずつ正確な音感が身についていくのです。
また、スマホアプリで音程を可視化する方法もおすすめ。
自分の声と正しい音との差を“見る”ことで、耳と声の感覚をリンクさせることができます。

③ ハーモニーを感じる“相対音感”を磨こう!
音感には大きく分けて2種類あります。
ひとつは、単独の音の高さを判断する「絶対音感」。
もうひとつは、**音と音の関係性を感じ取る「相対音感」**です。
歌が上手い人の多くは、この相対音感を持っています。
相対音感を鍛えるには、他の音と自分の声を合わせる練習が効果的です。
NAYUTAS川越校では、講師と一緒にハーモニーを作る練習を行うこともあります。
自分の声が相手の声に“溶ける”感覚をつかむことで、音程のズレを自然に修正できるようになります。
また、リズム練習も相対音感を支える大切な要素。
音の「間」や「流れ」を意識して、拍子に合わせて体を動かしながら歌うと、聴覚だけでなく身体感覚で音を捉えられるようになります。
音感は、ただ耳で聴くだけのものではなく、“全身で感じ取るスキル”です。
その感覚を日々積み重ねていくことで、歌はどんどん自然で安定したものになっていきます。
🎶 まとめ:耳を鍛えることは、声を育てること
「耳がいい人」は、ただ音を聴けるだけでなく、音を理解し、表現できる人です。
そしてその力は、誰でも鍛えることができます。
1️⃣ 音を“感じる耳”を育てる
2️⃣ 音の高さを正確に聴き取る
3️⃣ ハーモニーを感じ取る相対音感を磨く
この3つを意識するだけで、あなたの歌は驚くほど変わります。
NAYUTAS川越校では、耳と声を一体に鍛えるためのトレーニングを、初心者にもわかりやすく指導しています。
「音感がない」と思っている方こそ、ぜひ一度無料体験レッスンでその変化を体感してみてください。

