こんにちは!ナユタス川越校です。
歌を歌うとき、特に高い声を出そうとして「もっとお腹に力を入れて!」と言われたことはありませんか?実は、このアドバイスを文字通りに受け取って、ギュッとお腹を固めてしまうのは、高音を出す上では逆効果になることが多いんです。
今回は、音楽家であり身体の構造を知り尽くした専門家の視点から、「お腹に力を入れる」の正体を解剖学的に紐解いていきましょう。
1. なぜ「お腹に力を入れる」と声が出なくなるのか?
多くの人がやりがちなのが、腹筋の表面(腹直筋、いわゆるシックスパックの部分)に力を入れて、お腹を「硬く」してしまうことです。しかし、解剖学的に見ると、発声の主役は**「横隔膜」**という筋肉です。
横隔膜は肋骨のすぐ下にドーム状に存在しており、息を吸うと下がり、吐くと上がります。高い声を出すためには、この横隔膜が急激に上がってしまうのを防ぎ、一定の圧力を保ったまま息を送り出す「支え」が必要です。
ところが、お腹の表面をギュッと固めてしまうと、以下のような悪循環が起こります。
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横隔膜の動きがロックされる: 柔軟なポンプのような動きができなくなり、息のコントロールを失います。
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喉に力が逃げる: お腹で支えきれなくなった圧力が、逃げ場を求めて喉に集中します。これが「喉締め」の原因です。
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肺活量が活かせない: 胸郭(肋骨周り)までガチガチに固まってしまい、深い呼吸ができなくなります。
特に20代〜40代の女性の方は、美容や姿勢のために反り腰気味になっていたり、逆にデスクワークで猫背になっていたりすることが多く、呼吸筋がうまく使えない状態になりがちです。まずは「固める」のではなく、**「柔軟に使う」**という意識に変えていきましょう。
2. 解剖学的に正しい「支え」のメカニズム
では、本来はどうすれば良いのでしょうか?キーワードは、お腹の深層部にある**「腹横筋(ふくおうきん)」と「骨盤底筋群」**です。
高い声を出す時に必要なのは、お腹を凹ませる力ではなく、むしろ**「内側から外側へ押し広げるような張り」**です。これをボイストレーニングの専門用語で「アッポッジョ(支え)」と呼びます。
理想的な身体の状態
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インナーコルセットの活用: お腹の最も深いところにある「腹横筋」が、コルセットのように体幹を安定させます。これにより、横隔膜がゆっくりと元の位置に戻るようコントロールできます。
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下半身との連動: 骨盤の底にある「骨盤底筋群」がハンモックのように支えることで、腹圧が安定します。ダンスをされている方なら「丹田(たんでん)に重心を置く」感覚に近いかもしれません。
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肋骨の開放: 高音時ほど、肋骨をふわっと横に広げたままキープします。これにより、肺の中に十分な空間が保たれ、声帯に無駄な負担をかけずに済みます。
高音を出すのは、力技ではありません。「肺から出る空気の圧力」と「声帯の閉鎖」のバランスを整えるための精密なコントロールなのです。お腹をガチガチにするのは、まるでアクセルを踏みながらブレーキを全力でかけているようなもの。もっと楽に、しなやかに身体を使っていきましょう。

3. ナユタス川越校で「自分だけの楽器」を鳴らそう!
解剖学的な知識を知ると、ボイストレーニングは「根性論」ではなく、とても論理的で楽しい自分磨きであることがわかります。特に、仕事や家事で忙しい20代〜40代の方にとって、正しい身体の使い方は歌の向上だけでなく、姿勢の改善や代謝アップ、リフレッシュ効果など、嬉しいメリットがたくさんあります。
「高音が苦しい」「地声が低いから高い曲は諦めている」という方、それはあなたの才能のせいではなく、単に**「身体の使い方のコツ」**を知らないだけかもしれません。
ナユタス川越校では、プロの講師がマンツーマンで、あなた一人ひとりの骨格や筋肉のクセに合わせたレッスンを行います。
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ダンスの視点を取り入れたリズム感のある体幹トレーニング
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解剖学に基づいた無理のない発声法
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