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ボイストレーニングコース

ボイストレーニングの効果が感じられないときのチェックリスト

こんにちは!

ボイストレーニングに取り組んでいても、なかなか効果を感じられないと感じることもありますよね。

そんなときは、次のチェックリストで見直しをしてみましょう!

 

1. トレーニングの方法は合っていますか?

  • ボイストレーニングでは、正しい姿勢や腹式呼吸、発声の基礎が重要です。これらの基礎が習得できていないと、効果が出にくく、思うように声が出せない原因にもなります。特に独学で練習している場合、自己流で偏ったトレーニングになっていないか確認しましょう。正しい姿勢は、背筋を伸ばし、リラックスした状態で立つことが基本です。腹式呼吸も、肺だけでなく横隔膜をしっかりと使うことが大切です。正しい方法で練習をすることで、少しずつ声がしっかり出せるようになるはずです。

 

2. トレーニング頻度や時間は適切ですか?

  • ボイストレーニングは、一度の練習だけで劇的な変化が感じられるものではありません。週に一度だけ長時間練習するよりも、毎日少しずつでも継続的に練習を行う方が、喉に負担をかけず、無理なく上達できます。また、トレーニングの時間も意識しましょう。長時間練習するより、集中して短時間で取り組むことの方が効果的なこともあります。例えば、1日15〜30分を毎日続けるだけでも、声帯が強化され、発声の安定感が増していきます。量よりも質を意識して、適切な頻度で取り組みましょう。

 

3. 呼吸法を意識していますか?

  • 発声の基本は、しっかりとした呼吸法にあります。浅い呼吸だと、発声が不安定になりがちです。腹式呼吸が正確にできているか確認し、横隔膜や腹筋をしっかりと活用できるよう意識しましょう。横隔膜を使って、息を一定に保ちながら発声することで、安定感が生まれます。また、呼吸を深くするための練習を毎日の練習に取り入れ、発声の土台となる呼吸力を高めていきましょう。

 

4. 目標設定は具体的ですか?

  • 目標が曖昧だと、上達の実感が湧きにくく、モチベーションも下がりがちです。「もっと上手くなりたい」という漠然とした目標ではなく、「高音域を2音上げたい」や「ビブラートを習得する」といった具体的な目標を設定してみましょう。具体的な目標があると、成長を明確に感じやすくなり、努力の成果も実感できます。また、目標を小分けにするのも効果的です。例えば「3か月で高音を1音上げる」というように目標を段階的に設定すると、達成感を感じながら無理なく上達できます。

 

5. 声の録音をしていますか?

  • トレーニングの成果を客観的に評価するためには、定期的に自分の声を録音して確認することが大切です。人は自分の声に対して主観的になりやすいので、録音を通して客観的に聴くことで、成長や改善点を見つけやすくなります。また、録音をすることで、以前と比べたときの声の変化に気づきやすく、微妙な成長にも気付くことができるため、モチベーションアップにも繋がります。録音を聞く際には、「発声が安定しているか」「高音が出やすくなったか」など、具体的なポイントを確認してみましょう。

 

6. ストレッチやウォームアップを怠っていませんか?

  • 発声前のウォームアップや喉のストレッチは非常に重要です。これを怠ると、喉が硬くなり、思うように声が出せなくなることがあります。ウォームアップとして、声帯をリラックスさせる軽い発声練習やハミング、リップトリルなどを取り入れてみましょう。特に寒い季節などでは喉が冷えて硬くなりやすいので、入念なウォームアップが効果的です。また、顔や首のストレッチも発声のスムーズさに影響を与えるので、声だけでなく、体全体をリラックスさせることも心がけましょう。

 

7. 喉を酷使していませんか?

  • 喉に疲労感がある、あるいは声が枯れてしまう場合は、無理をしているサインかもしれません。ボイストレーニングで無理に高音を出し続けたり、長時間発声を続けると、声帯が傷つき、効果が薄れてしまいます。喉の酷使を避けるために、疲労を感じたら必ず休養を取ることが重要です。週に1〜2日は完全に休む日を作り、声帯をリフレッシュさせましょう。喉が痛んでいるときに無理に練習を続けると、かえって悪化させてしまうため、適度な休みも上達のためには必要です。

 

8. プロの指導を受けてみる

  • 自己流でのボイストレーニングには限界があり、特に初心者のうちは自分の癖や間違った方法に気づきにくいものです。一度プロのボイストレーナーに見てもらうことで、正しい発声法や呼吸法、改善すべき点について指導を受けられます。トレーナーは経験が豊富で、発声に関する知識も深いため、短期間で大きな効果を得られることもあります。特に難易度の高い高音やビブラートなどの技術は、プロの指導があると上達しやすくなります。独学で成果が出ないと感じたときは、ぜひ一度プロの指導を検討してみましょう。

 

 

まとめ

ボイストレーニングは焦らずに、基礎を確実に身に付けることが大切です。もし効果を感じられないときは、上記のチェックリストを活用して、日々の練習方法や目標を見直し、少しずつ改善していきましょう。