ボイトレを始めたばかりの方が、レッスンの中でよく聞くのが「リップロール」という言葉。
でも、「名前は聞いたことあるけど、何それ?どうやってやるの?」と思っている方も多いはず。
今回は、リップロールとは何か、正しいやり方とその目的・効果を、初心者の方向けにわかりやすくご紹介します!
🔸リップロールとは?
リップロールとは、唇をプルプルと振動させながら息を吐く発声準備のエクササイズです。
よくある例えで言うと、「車のエンジン音」や「馬のいななき」のような音です。
「ブ~~~」というように、唇を震わせながら声や息を出すだけ。見た目は地味ですが、実はプロの歌手や声優もウォーミングアップに使うほど重要なトレーニングなんです。
🔸リップロールのやり方(基本編)
リラックスして姿勢を整える
肩の力を抜いて、真っすぐ立ちましょう。
唇を軽く閉じる
強く閉じすぎず、息が通るくらいのゆるさでOK。
「ブー」と息を吐きながら唇を震わせる
息だけでもOKですが、慣れてきたら音階をつけて
「ブ〜〜〜↑↓」と声を出してみましょう。
うまく震えない時は指でサポート
両手の指先で頬のあたりを軽く押してあげると、唇が振動しやすくなります。
🔸リップロールの目的と効果
リップロールは、単に“遊び”でやっているわけではありません。以下のような効果があるからこそ、ボイトレでは欠かせない基礎練習なんです。
① 息を一定にコントロールする練習になる
リップロールは、一定の息をゆっくりと吐く必要があるため、自然と腹式呼吸が身につきます。ブレない声の土台作りに◎。
② 口周り・喉の緊張をほぐせる
唇・頬・あご・喉まわりの余計な力を抜く練習になります。歌う前にやることで、声が出しやすくなる効果も。
③ 力み癖を直すのに最適
高音になると力みやすい方は、リップロールを使って歌の練習をすると無駄な力をかけずに音程をなぞる感覚が身につきます。
🔸うまくできない時のコツ
唇が振動しない → 息が弱すぎる可能性あり。思いきり“吹く”ようにしてみて。
音が安定しない → 息の量を一定に保つ練習をしましょう。
唇がくっついてしまう → 口角をほんの少し上げるイメージで。
慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、毎日30秒でも続けることが大切です!
🔸まとめ|リップロールは“声の準備体操”!
リップロールは、歌う前のウォーミングアップにぴったりなボイトレの基本メニュー。
声を出す前にこれをやるだけで、喉がラクになり、声が出しやすくなる人もたくさんいます。
「声が出にくい」「高音がつらい」「歌うとすぐ疲れる」
そんな方にこそ、リップロールを取り入れてみてくださいね!
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