「もっと歌がうまくなりたい」「音程を正確に歌えるようになりたい」「高音を出せるようになりたい」。K-POPを目指す多くの方が、こうした技術的な課題を持って日々練習を重ねていると思います。歌唱力の向上に意識を向けるのは、もちろん素晴らしいことです。でも、もしあなたが「もっと人の心に届く歌を歌いたい」と考えているなら、一度立ち止まって見直してほしいことがあります。
それは、「あなたの歌、ちゃんと“伝わっている”か?」という視点です。
K-POPの世界では、ただ“音程が合っている”だけの歌では、なかなか人の心に残ることはありません。技術的に完璧な歌声よりも、感情がこもっていて“伝わる”歌声のほうが、人の記憶に残ることがあるのです。
例えば、あなたが感動したK-POPのバラード曲、涙が出るほど心に響いたパフォーマンスは、何がそんなに印象的だったのでしょうか?それは、歌詞に込められた感情が、アーティストの声や表情を通してまっすぐに届いたからではないでしょうか?
K-POPアーティストたちは、歌詞をただ“覚えて歌う”だけではありません。何度も歌詞を読み返し、言葉の意味を深く理解し、自分の中で感情を整理しながら、それを“自分の声”として届ける準備をしています。実際に、韓国の練習生育成現場でも、歌詞の意味を徹底的に解釈する訓練が日常的に行われています。
練習に取り入れてほしいのは、まず歌詞を「朗読」すること。音楽をつけずに、ただ言葉を声に出して読んでみてください。その言葉が、どんな感情を持っているのか。誰に向けて歌っているのか。どんな声色ならその想いが届くのか――そんなことを想像しながら読むだけで、歌への向き合い方が大きく変わります。
もう一つ大切なのは、「感情を込める=大げさに歌う」ではないということ。感情表現は、あくまで自然であることが大切です。無理に表情を作ったり、声を震わせたりするのではなく、内側から出てくる感情をコントロールして表現することが求められます。だからこそ、感情の理解や内省的な練習が欠かせません。
歌は、テクニックだけでは完成しません。感情が込められて初めて、聴き手の心に届く“作品”になるのです。あなたが今、技術の壁を感じていたり、歌に伸び悩みを感じているなら、それは「伝え方」に焦点を移すタイミングかもしれません。
当スクールでは、正しい発声や音感といった基礎技術はもちろんのこと、歌詞の読解・感情表現・言葉の運び方など、“伝えるための歌”に必要なトレーニングを丁寧に指導しています。これまで感情表現が苦手だった方も、「表現する楽しさがわかった」「自分の歌に自信が持てるようになった」と感じてくださっています。
まずは一度、体験レッスンで“伝える歌”を体感してみませんか?
あなたの歌がもっと多くの人の心に届くよう、私たちが全力でサポートします。