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「魂をぶつけるダンス」クランプの歴史を知ろう!【ナユタス川西】

こんにちは!
NAYUTAS川西能勢口校のみなさん、クランプ(Krump)というスタイルをご存じですか?

力強く、感情むき出しの動きが特徴のクランプ。
見た目の激しさとは裏腹に、深い背景と強いメッセージが込められたダンスなんです。

今回はそんなクランプの誕生から現在までの歴史を、分かりやすくご紹介します!
最後には実際に体験できるチャンスもご案内していますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。


✦ クランプのはじまりはロサンゼルス

クランプが生まれたのは、2000年代初頭のアメリカ・ロサンゼルス
当時のロサンゼルス南部は、ギャングや暴力、貧困など多くの社会問題を抱えていました。

そんな中で、若者たちが怒り・悲しみ・苦しみといった感情を「暴力」ではなく「ダンス」で表現するために生まれたのがクランプです。

先駆者である**Tight Eyez(タイトアイズ)Big Mijo(ビッグ・ミホ)**がその中心人物。
彼らは感情の爆発を体の動きで表現し、それを「Krump(Kingdom Radically Uplifted Mighty Praise)」と名付けました。

この言葉には、「自分たちの力で前向きに立ち上がっていく」という意味が込められています。


✦ フリースタイルで感情を爆発させる

クランプの特徴は、何といってもその爆発的なエネルギー感情表現です。
振付ではなく、即興(フリースタイル)で踊るのが基本で、以下のようなムーブが使われます。

  • Stomp(足を踏み鳴らす)

  • Chest pop(胸を強く打つように動かす)

  • Arm swing(腕を振り回すように動かす)

  • Jab(パンチのような動き)

これらはすべて、内側の感情を爆発させて相手や観客に伝える手段です。

クランプは、振付の正確さや美しさよりも、**感情がどれだけ「伝わるか」**を大切にしています。


✦ 映画『RIZE』で世界へ広がる

クランプが世界に知られるようになった大きなきっかけは、**2005年のドキュメンタリー映画『RIZE(ライズ)』**です。

この作品では、ロサンゼルスのストリートで踊る若者たちの姿がリアルに描かれ、クランプやその前身である「クラウンダンス(Clowning)」の文化が紹介されました。

映画を通じて、世界中のダンサーがクランプに衝撃を受け、アメリカを中心にヨーロッパ、日本などにも急速に広がっていきました。


✦ 日本でのクランプシーン

日本でも、2000年代後半からクランプが注目され始めました。
特に関西や関東のストリートシーンで支持を集め、クランプチームやバトルイベントが各地で誕生。

今では国内外のクランパー(クランプを踊る人)が交流し、バトルやセッションを通じて技術と魂をぶつけ合うカルチャーが根付いています。


✦ クランプに向いているのはどんな人?

「私は怒りとかあんまり出さないタイプだから、クランプは向いてないかも…」
そう思っていませんか?

実はクランプは、怒りだけでなく悲しみ、喜び、愛情など、あらゆる感情を表現できるダンス。
だからこそ、普段感情を抑えている人にとっても、心を開放できる最高の表現手段なんです。

・「もっと自分を表現したい」
・「殻を破りたい」
・「感情を踊りでぶつけてみたい」

そんな人にこそ、ぜひ体験してほしいスタイルです。


✦ クランプは「自己解放」のダンス

クランプは、誰かに見せるためだけのダンスではありません。
**「自分自身のために踊る」**という、自己表現の手段でもあります。

ステージの上でも、鏡の前でも、スタジオの隅でも、
たった一人で踊っていても、それが本物のクランプ。

踊るたびに、自分の中の何かが変わっていく感覚。
それこそが、クランプの持つ力です。


✦ クランプの魂、体験してみませんか?

「クランプってちょっと気になる…」
「でも激しそうで難しそう…」

そんなあなたに、ぜひ一度、体験してみてほしい!
NAYUTAS川西能勢口校では、初心者でも安心して始められるクランプレッスンを開催しています。

基本のムーブから、表現のコツまで丁寧に指導しますので、
「ちょっとやってみたい」「自分の感情をぶつけてみたい」そんな気持ちがあれば大歓迎です!

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https://nayutas.net/trial/?school_select=kawanishinoseguchi