「ちゃんと読んでいるつもりなのに聞き取りづらいと言われる」
「早口になると台詞が崩れる」
「滑舌練習をしているのに改善している実感がない」
声優志望の方から、こうした悩みはとても多く聞かれます。
実は滑舌の問題は、口の動きだけが原因ではありません。
この記事では、川崎で声優レッスンを探している方に向けて、
声優目線で考える滑舌改善トレーニングを解説します。
声優の滑舌は「速く話す力」ではない
まず知っておきたいのは、
声優の滑舌＝早口言葉が得意、ではないということ。
大切なのは、
・どんなスピードでも言葉が崩れない
・感情を乗せても音が濁らない
・マイク前で明瞭に聞こえる
という安定した言葉の出し方です。
そのために重要なのが、
母音・子音・発声の連動です。
滑舌改善① 母音を明確にする
滑舌が悪く聞こえる人の多くは、
母音がつぶれてしまっています。
例として「あ・い・う・え・お」を出すとき、
・口の形が小さい
・声が奥にこもる
・息だけが先に出る
こうした状態だと、言葉全体が不明瞭になります。
声優向けの滑舌練習では、
母音を前に、はっきり鳴らすことが第一歩です。
小さな声でも、
母音が立つだけで聞き取りやすさは大きく変わります。
滑舌改善② 子音は「強く」ではなく「正確に」
「子音を強く出そう」と意識しすぎると、
逆に台詞が不自然になったり、
言葉が引っかかってしまうことがあります。
声優の滑舌で大切なのは、
・子音の位置が正しいか
・母音につながっているか
・止めすぎていないか
という点です。
特に「カ行・サ行・タ行・ラ行」は、
口や舌の位置が少しズレるだけで聞こえ方が変わります。
滑舌改善③ 早口対策は「ゆっくり」が近道
早口台詞が苦手な人ほど、
最初からスピードを上げて練習しがちです。
しかし実際は、
・ゆっくり
・一定のテンポ
・正確な発音
この3点を揃えた練習の方が、
結果的に早口にも強くなります。
スピードは後から自然についてくるもの。
まずは崩れない発音を体に覚えさせることが重要です。
台詞向け滑舌練習の考え方
声優の場合、滑舌練習は
実際の台詞に近い形で行うのが効果的です。
・感情を入れたまま発音が保てるか
・語尾が弱くなっていないか
・息と声が同時に出ているか
単語単位ではできても、
文章になると崩れる人は少なくありません。
発声とセットで練習することで、
「使える滑舌」に変わっていきます。
独学で伸びにくい理由
滑舌は、自分では聞き取りづらい部分です。
・どこが不明瞭なのか
・母音か子音か、どちらが原因か
・発声が影響しているのか
これを一人で判断するのは難しく、
間違った癖のまま続けてしまうこともあります。
声優向け発声練習を受けることで、
第三者の耳からの的確な修正が可能になります。
ナユタス川崎校の声優向け滑舌指導
ナユタス川崎校では、
声優・ナレーション・話し声に特化した
滑舌と発声のトレーニングを行っています。
・聞き返されやすい
・台詞になると崩れる
・早口が苦手
こうした悩みに対して、
マンツーマンで原因を見極め、改善へ導きます。
まとめ｜滑舌は「伝える力」を高める技術
滑舌は、ただ言葉をはっきり言うためのものではありません。
感情やニュアンスを、正確に相手へ届けるための技術です。
川崎で声優を目指している方は、
発声とセットで滑舌を見直してみてください。
言葉の説得力が変わると、
台詞の印象も大きく変わります。
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