声帯の筋肉を鍛えて美しい声を手に入れよう！

声帯も筋肉の一種。鍛えなければ衰えてしまいますが、正しいトレーニング方法を知らないと逆に喉を傷めることもあります。

今回は、声帯の筋肉を鍛えるためのトレーニング方法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください！

トレーニングを始める前に知っておきたいこと

声帯のトレーニングをする前には、基本的な発声ができていることが大切です。正しい発声ができていないと、喉を痛めてしまうこともあります。また、普段あまり声帯を鍛えていない方がいきなりハードなトレーニングを行うのも要注意です。

喉の周りには「無痛神経」と呼ばれる神経が通っているため、無理をしても痛みを感じないことが多いです。ですが、痛みがないからといって疲れていないわけではありません。休息を取りながら練習していきましょう。

声帯トレーニング方法

1. 声帯の感覚をつかむ

• 口を指1.5～2本分くらいの幅で開け、軽く指をくわえます。
• 唇や顎を動かさずに【は】と【ほ】を発音してみてください。
• 鏡を使って唇や顎が動かないか確認しましょう。

この練習を行うと、唇や顎を使わずに声帯が動く感覚がつかめます。コツは、首の真ん中よりも上のあたりに意識を集中することです。声帯がどのように動いているか感じ取れるようになれば、次のトレーニングもスムーズに進められます。

2. 濁音と清音を使った発声練習

声帯の閉鎖が不完全だと、【は】や【ほ】のような清音が散ってしまい、音が弱くなりがちです。そこで、まずは【が】や【だ】のような濁音を使って声帯をしっかり閉じる感覚をつかみましょう。

• 【が】を4回発声した後に、【は】を5回発声してみてください。
• 普通に発声すると、【が】に比べて【は】が弱く聞こえるかもしれません。

ここで1つ目のトレーニングで掴んだ「声帯を閉じる感覚」を意識しながら練習を繰り返しましょう。【は】の発声も、濁音のようにしっかりとした音になるように練習するのがポイントです。

3. 腹話術風トレーニング

次に、唇と顎を使わずに好きなセリフや歌詞を発声してみましょう。腹話術をイメージして行うと分かりやすいです。唇を使う【ま】行や【ぱ】行は特に難しいですが、このトレーニングに慣れると、唇や顎を動かさず声帯のみで発声できるようになり、声がクリアになっていきます。

滑舌が良くなるだけでなく、遠くまで通る声が身に付くため、会話の中で「聞き返される」ことも少なくなるはずです。

声帯トレーニングのポイント

声帯の筋肉の使い方を覚えることで、歌声が美しくなるだけでなく、日常の会話も聞き取りやすいものになります。また、無理をしないことも重要です。声が枯れたり出なくなったりしてしまうと、回復に時間がかかることもあるため、練習はゆっくり焦らず進めていきましょう。

ナユタス北九州小倉校では、声帯の筋肉を効率的に鍛える方法を指導しています。美しい声を手に入れるために、ぜひ一度体験してみませんか？

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