― 上手くする前に、まず“楽に歌う” ―
「1曲歌うだけで喉が疲れる」
「気づくと肩や首がガチガチになっている」
「頑張って歌っているのに、逆に声が出しづらい」
ボイトレの体験やカラオケで、こうした悩みを持つ方はとても多いです。
実はその原因、発声が下手だからではなく“力が入りすぎている”ことにあるケースがほとんどです。
今回は、歌が上手くなる前にぜひ知ってほしい
「力を抜いて歌う発声の考え方」を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
歌って疲れるのは「頑張りすぎ」が原因
「大きな声を出そう」
「音程を外さないようにしよう」
「高い声をしっかり出さなきゃ」
こう思えば思うほど、体は無意識に力みます。
特に力が入りやすいのが
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喉
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首
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肩
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あご
この状態で歌うと、声帯の動きが硬くなり、
必要以上にエネルギーを使う=疲れやすい発声になってしまいます。
大切なのは
👉 「頑張って出す声」ではなく「自然に出る声」を使うことです。
力が入っている人のよくある特徴
まずは、今の自分に当てはまるかチェックしてみましょう。
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歌っていると肩が上がる
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息を吸うと胸や肩が動く
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口を大きく開けすぎている
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高音になるとあごが前に出る
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歌い終わった後、喉がヒリヒリする
1つでも当てはまれば、発声に力が入りやすい状態です。
「力を抜く発声」は“何もしない”ことではない
よくある誤解が、
「力を抜く=だらっと歌う」「弱い声で歌う」こと。
実際はそうではありません。
力を抜く発声とは
不要な力を使わず、必要なところだけが働いている状態のこと。
✔ 喉はリラックス
✔ 呼吸は自然
✔ 声は前にスッと出る
この状態になると、
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長く歌っても疲れにくい
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声が安定しやすい
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音程も自然と整いやすい
というメリットが出てきます。
今すぐできる「脱力チェックポイント」
① 肩と首をゆっくり回してから歌う
歌う前に肩・首を軽く回し、
**「今、力が抜けているか」**を体に思い出させます。
② 小さめの声でフレーズを歌ってみる
いきなり大きな声を出さず、
会話より少し大きいくらいでOK。
「この声でも音程は取れているかな?」
と確認するのがポイントです。
③ 息を“吐きながら声を乗せる”意識
声を出そうとするより、
息の流れに声が乗る感覚を大切にしましょう。
息が止まると、力も一気に入ります。
楽に歌える=上達の近道
ボイトレというと
「きつい」「難しい」「頑張るもの」
というイメージを持たれがちですが、
本当に大切なのは
無理のない状態で、正しく声を使うことです。
NAYUTAS北九州小倉校では、
「声を出す前の体の使い方」
「力が入りやすいクセの見抜き方」
から丁寧にレッスンしています。
「歌うとすぐ疲れる」
「頑張ってるのに上手くならない」
そんな方こそ、
“力を抜く発声”を知るだけで歌は大きく変わります。
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