こんにちは🌻ナユタス経堂校 ボイストレーナーのサラです🐳
歌えてはいるけど、棒読みっぽい…
カラオケの点数はとれるけど、なんか物足りない…
そういう悩みを持つ方は是非読んでみてください！
歌は、音程やリズムを正しく歌うだけでは「心に響く歌」になりません。
同じフレーズでも、声にちょっとした表情を加えるだけで印象は大きく変わります。今回は、声のニュアンスをつけるための具体的なコツと練習方法をご紹介します。
① 強弱（ダイナミクス）をつける
声量をコントロールすることは、歌の表情づくりの基本です。
- 小さな声：近くで語りかけるように、親密さや切なさを演出
- 大きな声：感情の爆発やクライマックスを盛り上げる
例えば、Aメロは静かに抑えて、サビで一気に解放する。このメリハリがドラマを生みます。
👉 練習法：同じフレーズを「できるだけ小さな声」「できるだけ大きな声」と極端に歌ってみる。声量の幅を広げておくと、実際の歌唱で自然に強弱をつけやすくなります。
② 息を混ぜる（ウィスパーボイス）
息を多めに含ませて声を出すと、やさしい雰囲気や儚さを演出できます。
特に語尾やフレーズの入りに少し息を混ぜると、ぐっと表情が柔らかくなります。
👉 練習法：「はぁ〜」と息を多めに吐いてから、そこに少し声を混ぜる。
歌のフレーズの一部だけに使うと効果的です。
③ ビブラートをコントロールする
ビブラートは感情を伝える大きな武器。ただし「常にかける」よりも「必要な場所にだけかける」方が効果的です。
- バラードの最後の一音で余韻を残す
- サビの伸ばす音に感情を込める
👉 練習法：まずは音を真っすぐに伸ばして安定させ、その後に軽く揺らしてみる。コントロールできるようになると、感情表現の幅が広がります。
④ 声色を変える
声色を意識的にコントロールすることで、歌に奥行きを与えられます。
- 明るい声：笑顔を作って声を出すと、自然に明るい響きに
- 暗めの声：口を少しすぼめ、息を少なめにすると落ち着いた響きに
👉 練習法：同じフレーズを「笑顔」「無表情」「少し泣きそう」など、表情を変えて歌ってみる。顔の表情が声に直結します。
⑤ 間（ブレス）を演出に使う
声そのものだけでなく「どこで息を吸うか」「どのくらい休符を大切にするか」もニュアンスになります。
歌詞の意味に合わせて間を大事にすることで、伝わり方が変わります。
👉 練習法：歌詞を音楽なしで朗読し、自然に息を吸いたくなる場所を探してみましょう。
まとめ
声のニュアンスをつけるには、
- 強弱
- 息の混ぜ方
- ビブラート
- 声色
- 間の使い方
これらを意識的に使い分けることがポイントです。
大切なのは「曲の物語をどう伝えたいか」という気持ち。その気持ちを支える技術として、これらのニュアンスを身につけてみてください。
聴く人の心を動かすのは、技術よりも「表情のある声」。ぜひ今日から試してみましょう！👒
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