こんにちは！
ナユタス経堂校ボイストレーナーのToshiです。
今回は、歌が上手くなりたい多くの方が抱える永遠のテーマ——
「共鳴」と「高音」 について、深く・分かりやすく・実践的に解説していきます。
高音が出ない理由は喉の力不足？テクニック不足？
もちろんそれもありますが、実はもっと根本的でシンプルな答えがあります。
それは……
“音の通り道をうまく使えていないから” です。
では、その通り道とは何なのか？
どうすれば効率よく高音が出るのか？
今日の記事でしっかり理解できるように解説します！
■ そもそも「共鳴」とは何か？
共鳴とは、声の振動が身体のどこかの空間に響く現象のことです。
簡単に言えば、楽器でいう「ボディの響き」を人間の身体の中でも起こすこと。
声帯で小さな振動（声）を生み出し、
その振動が 口腔（こうくう）・咽頭腔（いんとうくう）・鼻腔（びくう） に響くことで声量・伸び・艶が生まれます。
● 共鳴がコントロールできると起こる変化
-
少ない力で大きな声が出る
-
高音が軽く、スムーズに出る
-
声が太くなる・明るくなる
-
声質を自在に変えられる
-
喉の負担が激減する
つまり、高音を出すために共鳴は必須スキルと言っても過言ではありません。
■ 高音発声の勘違いトップ３
高音の悩みを持つ生徒さんの多くが、以下３つの勘違いをしています。
【1】喉に力を入れれば高音が出る？
→ 逆です。
喉が締まるほど声帯は薄く伸びず、高音が出ない。
【2】口を大きく開ければ響く？
→ 口を開けすぎると逆に響きが散ってしまいます。
必要なのは “適切な形” で “内部空間を広げる” こと。
【3】息を強くすれば高音が出る？
→ 過剰な息は声帯を吹き飛ばしてしまい、
かえって苦しい・かすれる原因になります。
高音は力ではなく
「共鳴」「息のコントロール」「声帯の薄さ」
の組み合わせで成り立ちます。
■ では、高音はどこに共鳴させるべき？
人の声は、声の高さによって使う共鳴ポイントが変わります。
● 低音〜中低音
→ 主に 胸の響き（チェストボイス）
● 中音域〜ミドル
→ 咽頭腔の響き（ミドルボイス）
● 高音
→ 口腔上部・鼻腔の響き（ヘッドボイス系）
高音が苦しい人の多くは、
低音用の響きをそのまま高音にも使ってしまっています。
簡単に言えば、
「チェストのまま無理やり高音を出している状態」。
これが一番しんどくて、喉を壊しやすい。
正しい発声では、高音域になるほど
響きを上方向へスライドさせる
感覚が必要になります。
■ 実践①：共鳴の場所を体感する練習
まずは簡単に「響きとは何か」を感覚的に体験しましょう。
◆ Step1：鼻をつまんで「んー」と言う
鼻をつまむと音が止まります。
これは声が鼻腔にしっかり響いている証拠です。
反対に、鼻をつまんでも変化が少ない場合、
鼻腔に響きが乗っていません。
◆ Step2：口の中の天井を高くする
あくびの直前の形を作ると、
咽頭腔が自然と広がります。
これが「ミドルの響き」。
◆ Step3：「う」→「あ」で響きを上に
「うー」から「あー」にスライドすると、
音が前に飛ぶ感覚が出てきます。
これが高音発声の準備。
■ 実践②：高音をラクにする“共鳴スイッチ”練習
ナユタスでもよく使う、とても効果的な練習です。
● ① リップロール（ブルブル）
息が強すぎても弱すぎても続かないため、
自然と声帯・息が整います。
高音にも抜群に効果あり。
● ② NG発声（ングー）
子音の「N」は鼻腔を必ず使う構造になっています。
これが高音の共鳴スイッチ。
高音が苦しい人はこれをやるとすぐ軽くなります。
● ③ うら声から地声へ繋ぐ練習
ファルセット（うら声）→ミックス（混合）→地声
と行き来することで、高音のコントロール性が上がる。
■ 高音に必要なのは「腕力」ではなく「脱力」
多くの人は、高くなるほど力むクセがあります。
でも本当は逆。
高音ほど“脱力”が必要 です。
とはいえ、ただ力を抜けばいいわけではありません。
重要なのは、
● 喉の力を抜く
● でも息の流れは止めない
● 体幹の支えは残す
この３つの同時進行。
ナユタスのレッスンでは、このバランスを
一人ひとりの身体のクセに合わせて調整しながら行います。
■ では、共鳴だけ鍛えれば高音は出る？
答えは “NO” です。
共鳴はあくまで 補助的なアンプの役割。
本当に高音を出すために必要なのは、
以下の３要素の総合バランスです。
■ 高音に必要な３つの要素
① 声帯のコントロール（CT筋・TA筋のバランス）
声帯を “薄く伸ばす” のが高音発声の基本。
力むと声帯が厚くなり、逆に出なくなります。
② 息の量と圧のコントロール
・息が強すぎる → 声が割れる
・弱すぎる → ヘロヘロになる
・途中で乱れる → 揺れる・外れる
高音は「息を押すのではなく、流れを保つ」が正解。
③ 共鳴の切り替え
チェスト → ミドル → ヘッド
このスムーズな切り替えが出来ると、
高音は一気に軽くなります。
■ 初心者でも明日からできる！高音が出やすくなるルーティン
◆ 1日目
「リップロール」2分
→ 呼吸と声帯を整える
◆ 2日目
「NG発声」3分
→ 鼻腔共鳴を覚える
◆ 3日目
「うら声練習」3分
→ 声帯を薄く伸ばす練習
◆ 4日目
上記３つを組み合わせて
「ミックスボイス練習」5分
これを1週間続けると、
驚くほど高音の疲れが減ります。
■ 共鳴と高音は“セットで鍛えると一気に伸びる”
共鳴は響き。
高音は声の高さ。
別々の話に見えますが、実は密接に繋がっています。
なぜなら、
共鳴が正しく働いていないと、声帯に高音を出す余裕がなくなるから。
逆に、共鳴が育つと……
-
高音が軽くなる
-
音程が安定する
-
声量が上がる
-
声の艶が出る
-
低音〜高音が繋がる
このように“総合力”がどんどん上がっていきます。
■ まとめ：高音は「力」ではなく「共鳴とバランス」で出す
この記事の大事なポイントをまとめます。
● 高音は喉の力では出ない
● 共鳴は「声のアンプ」
● 響きを上方向へスライドさせる
● 低音・中音・高音で共鳴ポイントが違う
● 脱力と息のコントロールが超重要
● リップロール・NG発声・うら声は必須メニュー
高音に悩む多くの人が、
“間違った方向の努力” を続けてしまっています。
正しい知識とトレーニングを積むことで、
誰でも必ず高音は楽になります。
もし
「やり方が合っているか不安」
「自分の声にはどの共鳴が必要？」
「ミックスが全然分からない」
などのお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください！
ナユタス経堂校では、
一人ひとりの声に合わせた最適なトレーニングをご提案しています。
今日の内容が、あなたの歌の成長に少しでも役立ちますように！
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
小田急でマンツーマンの
ボイトレスクールとダンススクールいえば
NAYUTAS経堂校🎤
ナユタス経堂校は経堂コルティ、すずらん通り商店街、
経堂本町通り商店街、経堂農大通り商店街
からもすぐ近く！
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
完全マンツーマンレッスンなので
初めてのことに挑戦するのが不安な方も大丈夫☺️
あなたもNAYUTAS経堂校で
『苦手を好きに、好きを得意に』
今なら体験レッスン無料❣️
通常体験レッスン6,600円が無料に✨
さらに、、
体験レッスン当日にご入会いただくと
《入会金11,000円》も無料‼️🥹
体験のお申し込みはこちらから受け付けております！
========================================
住所 〒156-0051
東京都世田谷区宮坂3-10-7 YMTビル3階
営業時間 10:00～22:00
アクセス 小田急線 経堂駅、徒歩3分
定休日 なし
HP https://nayutas.net/school/kyodo/
LINEも是非お友達登録してくださいね♪
========================================
ボイトレならナユタス経堂校
ボイストレーニングならナユタス経堂校
ダンスレッスンならナユタス経堂校
マンツーマンレッスンならナユタス経堂校
世田谷区でボイトレするならナユタス経堂校
豪徳寺でボイトレするならナユタス経堂校
千歳船橋でボイトレするならナユタス経堂校
HIPHOPダンスならナユタス経堂校
K-POPダンスならナユタス経堂校
ジャズダンスならナユタス経堂校