声は一人一人が違う唯一無二の楽器です。
ピアノやギターは弾いている音を聞いても、よっぽどでないと誰が弾いているかはすぐにわからない事が多いと思います。
ですが、人の声はその声を聞くだけで誰が喋っているか、歌っているか聞き分けられたりしますよね。
いつも気にせずに声を発していますが、実はとても素晴らしい楽器なんです。
なぜ一人一人声が違うの?
1. 声帯の大きさ・厚み・形の違い
• 声は「声帯」という場所で作られますが、その声帯の長さ・厚み・柔らかさは人によって違うんです。
• 太くて長い声帯 → 低めで太い声
• 薄くて短めの声帯 → 高めで明るい声
2. 声の通り道の形の違い
• 声帯で作られた音は「喉 → 口 → 鼻」の中を通って響きます。この空間の形や大きさが違うから、響き方が変わるんです。
• 大きな口腔 → 豊かで広がる声
• 小さめの空間 → はっきりしたクリアな声
3. 骨や共鳴の影響の違い
• 顔の骨の形、胸や頭の骨の振動の仕方でも声の色(音色)が変わります。
• 骨が厚め → 落ち着いた響き
• 骨が薄め → 軽やかで明るい響き
4. 言葉の癖・育った環境の違い
• 使ってきた言葉や言い方の癖も影響が大きいです。
• 日本語・イタリア語・英語など、言語によって発音の習慣が違うので、それが声の印象にもつながります。
5. 性格や感情の表れの違い
• 声にはその人の性格や気分も影響します。
• 積極的な人 → はっきりした声になりやすい
• おだやかな人 → やさしい声になることが多い
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つまり声は:声帯 + 声道 + 骨格 + 言語習慣 + 性格
→ この組み合わせが唯一無二だから、誰一人まったく同じ声にはならないのです!
是非一緒にトレーニングして、自分の持っている唯一無二の「声」という楽器で自分の魅力を最大限に引き出しませんか?