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歌う前に準備運動を取り入れよう!

こんにちは。ボーカル講師の青木のり子です。
今回は歌う前のストレッチをご紹介します。

歌は自分の身体1つで取り組めてお手軽ですが、実はとってもアクティブでスポーツ的な要素をもっています。
運動前に準備運動をするのと同じように、歌う前にも身体をしっかりと温め、整えてから歌うことで、喉の負担を減らしたり
、身体全体を使ってより良く声を響かせることができますので、歌う前にストレッチを取り入れるようにしましょう。
今回は、足、肩、首のストレッチをご紹介します。

①足のストレッチ

・足首を体育の準備運動のようにクルクルと回してほぐします。
・足の裏を足つぼマッサージのように刺激しましょう。

”足”や”足の裏”は実は歌うときにとっても重要です。
皆さんはコントラバスの音が響く仕組みはご存じですか?
(コントラバスはとっても大きいバイオリンのような楽器です。立奏していたり、背の高い椅子に座って演奏していたり
しますね。)
楽器が響くのももちろんですが、楽器の下にあるピンを床に刺すことで、ホールの床も響かせてさらに音が鳴ります。
歌うときの足はコントラバスのピンと同じ役割があるので、しっかり機能させていきましょう。

また、時間があるときは、足つぼマッサージをするのがオススメです。
足の裏には色々なツボがある為、刺激すると身体の内側から温められます。冬はもちろん、夏もエアコンで思いのほか身体が
冷えている場合がありますので、しっかり温めていきましょう。

②肩のストレッチ

・天井に向かって方をギューっと持ち上げます。
・ストンと一気に脱力しましょう。

この動作を数回行います。
歌うときは特に猫背も改善したいですが、良い姿勢を作ろうとすると、胸を張りすぎてしまう場合もあります。
胸を張りすぎると脇の下あたりが突っ張ってしまったり、逆に肩に力が入り、肺の運動の妨げになってしまうので、
ストンと肩を落とした時のリラックス感を保ちながら、背骨をまっすぐにするように心がけましょう。

③首のストレッチ
皆さんは、『自分がストレートネックだな』と感じることはありますか?スマホを見る機会が多くなり、首が前に出ている
姿勢が日常的になっていることがありますが、歌うときは是非フラットに戻していきましょうね。

・背筋を伸ばし下を向きます。
・そのまま下を通り、左右を見るように頭で半円を描くようにして首を伸ばしていきましょう。

ポイントは、一周ぐるっと回さないことです!
上側の半円は力んで回してしまうと、肩や首を痛めやすいので、下側の半円で重力を使って、頭の重さで肩と頭がどんどん
離れていくように伸ばしていきましょう。

「思ったように声が出ないな・・・」と感じる時は、発声のスキルよりも、姿勢のトラブルが原因だったりして、姿勢を整
えるだけでスッキリ歌えたりします。
特に足、肩、首は歌うときにとても重要な部分ですので、しっかり解して、姿勢を整えて歌っていきましょうね♪