こんにちは。ボーカル講師の青木のり子です。
だんだんと冬らしい日が増えてきましたね。
今回は「腹圧」や「お腹を使う」についてお話していきたいと思います。
学校の音楽の授業で「お腹使って~!」や「お腹から声出して~!」など言われませんでしたか?
その時に「お腹から声って出るの?」と思ったことはありませんか?小学生くらいの私は思っていました(笑)
結論からお伝えすると、当たり前ですが、お腹から声は出ません!
では音楽の先生は何を伝えたかったかというと、最初に出てきた「腹圧」についてを伝えたかったんだと思います。
音楽の先生の指示をさらに詳しく言うと、「お腹、腹圧で声を支えて!」ということです。
では、”声を支えるお腹”とはどういったことか試してみましょう。
にらめっこの「あっぷっぷ!」の要領で、ほっぺをパンパンに膨らました状態をすこーし苦しくなるまでキープして
みましょう。
限界ギリギリまでこの状態をキープしたとき、お腹が疲れるような感じだったり、パンパンのほっぺにかかっている圧が
お腹の方に戻ってくるような感覚が実感できるかなと思います。それが「腹圧」です。
今体験した腹圧で声を支えていけるようになると、今までの発声よりも安定した声や芯のある声で歌えるようになります。
でも、「あっぷっぷ!」の状態だとプルプルして声も震えてしまいそうですよね。
原因は、お腹”だけ”で支えているからです。
なので腹圧のかかっている状態をお腹を足や下半身全体で支えていきましょう。
イメージは足の裏をぺったり地面につけて、意識的に踏みしめる感じです。
ほんの少し膝を曲げて緩めると踏ん張りやすい方もいらっしゃいます。
座って歌っている方は、いつでも立てる状態のような足を意識してみてください。
「病院の待合室でいつ呼ばれてもすぐ立てるように準備している」ような姿勢です!(笑)
踏ん張ることを意識すると、さらに安定すると思います。
少し余談ですが、歌っている時に、首、肩に力を入れて歌ってみると声が変わってしまいますが、お腹から下はいくら力
んでも声には影響しません。是非試してみてください。
なのでお腹を支えるために、いくら足で踏ん張っても影響はないので、下半身全体を使って腹圧を支えていきましょう!
~まとめ~
・声は「腹圧」で支えよう!
・腹圧をかけているお腹を下半身を使って支えてプルプルを解消しよう!
以上「腹圧」「お腹を使う」についてでした。
是非頭の片隅に置いておいて、「なんだか声が安定しないな~」って時などに活用してみてください♪