こんにちは!Nayutas水戸校です!!
あけましておめでとうございます!!(執筆時点で2月入ってますが汗
一年の計は元旦にあり!なんて言葉もありますが、ボイストレーニングにおいては「具体的な年間目標」のようなものは有効なのでしょうか?
もちろん有効です!
しかし罠が多い、とも言えます。
今回の記事は何やら雲行きが怪しいですね。笑
新年1発目の記事ということもあり、気合を入れて正直に語りましょう!
目標=何を手にしたいのか
ボイス “トレーニング” と冠されている通り、特に歌声に関して訓練を積み重ねていくわけですが、皆さんは何のためにボイトレに励んだり、レッスンに通ったりしたいですか?
筆者が今までにお会いした生徒さんたちの記憶から、モヤモヤ~っと3人ほど作り出してみます。
Aさん「単純に歌が上手くなりたい、カラオケで高得点取りたい」
Bさん「好きなアーティストのように歌いたい、その為には高い声も出せるようになりたい」
Cさん「表現の道を進みたいので、表現力をつけたい(もっと自由に声を操れるようになりたい)」
他にもあるかと思いますが、大別するとこの3パターンがほとんどかなと思います。
あなたはどのパターンに近いでしょうか?
さて、考えられる目標設定の例を挙げてみましょう!
Aさん「単純に歌が上手くなりたい、カラオケで高得点取りたい」
目標:カラオケの点数、目指せ90点台!
Bさん「好きなアーティストのように歌いたい、その為には高い声も出せるようになりたい」
目標:歌いたい曲を歌えるように音域を広げる!キー+3しても歌えるように!
Cさん「表現の道を進みたいので、表現力をつけたい(もっと自由に声を操れるようになりたい)」
目標:ミックスボイスの習得!換声点(地声と裏声が切り替わる音の高さ)をなくしたい!
各々具体的で良い目標だと思います!
目標を見据えて、自分の得意・苦手をしっかり意識して、必要なトレーニングに取り組みましょう。
・・・え、それじゃあ今回はこれで終わりじゃないかって??
いえいえ今回はここからが本番です。
それでは隠された本題に入っていきましょう。
目標達成=身につけるべき技術の習得とは限らない
これです。
付け加えてより詳細に説明するとするならば、
「声の問題の解決や歌唱技術の習得は(良い声質の獲得も含め)、新たな技術の獲得によるものではなく、すでに複数存在する問題の解決によって成されることが大半」ということです。
「ちょっと何言ってるかわかんないっす」(某サンド〇ッチマン風)という方はどうぞコチラへ↓↓↓(誘導のポーズ)
AさんBさんCさんについて、それぞれ考えてみましょう。
Aさんのパターン
さてまずは、以下のパターンです。
Aさん「単純に歌が上手くなりたい、カラオケで高得点取りたい」
目標:カラオケの点数、目指せ90点台!
このために何を練習すれば良いでしょうか?
より正確な音感を身に着けていく努力はマストかとは思いますが、いくら聴く耳が育とうと、声を思うように扱えなければ音程も合いませんよね。それと、意外に高い壁に感じるリズム感(走りとかタメとか書いてある項目)、どうすれば良いのかわからない安定感、それに加点要素として抑揚やビブラート・・・・
そうですよね、分かります分かります(経験者)
うっ、かつての記憶が。
さて、今回の目標はAさんには高すぎたのでしょうか?
実はそんなことはありません。むしろ上手くやれば設定した目標以上のものを得られる可能性すらあります。
筆者の経験上(自分自身と生徒さん含め)、カラオケで90点に届かないという方は、喉をリラックスして扱えていないことが多いです。(もちろんそこに音感の問題が重なっている方もいらっしゃいます)
母音(あ、い、う、え、お)にそもそも力が入ってしまっている、息漏れが多い、そんな状態ですね。
こういった癖が取れるようレッスンを重ねることで、今までボーリング玉のように重たく扱いにくかった歌声が、嘘みたいに扱いやすくなります。
また、リラックスして歌えるということはリズム等他に気を回す余裕もできますし、他人から聞いても余裕感のある聴いていて気持ちの良い歌声に変わってきます。
ここまで話せば、勘の良い方は逆パターンの「罠」にもなんとなく気付くかと思います。
今回の想定されたAさんパターンでやってはいけない練習方法は、
音程・リズム等を個々のパラメータとして捉え、1つずつ解決しようとすることです。
根本治療ではなく対症療法、といったイメージですね。
複数の課題に取り組んでいくうちに、根本の問題に気付く、という可能性も無きにしも非ずですが、現代に生きる僕らにそんな時間はありません。笑
さて、ひとつ謝らなければいけないことがあります。
今回の記事で大事なことをひとつ書くことが出来ませんでした。
母音や息漏れに対し、「癖が取れるようにレッスン」の部分です。
実際にどんな練習をすれば良いのか。
ここについてだけは、正直文字で表しようがない部分です。
何故なら、あなただけの癖の組み合わせがあるからです。ここだけはまさに千差万別です。
でも、だからこそ、
それらを解いた先にあるのはあなただけの素晴らしい声です!!
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一緒に解決していきましょう!\( ‘ω’)/
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ちなみに、喉の扱いが達者になり、十分な響きで流暢にメロディを歌えるようになるころには、ビブラートも自然と身についてきたりします。
ある日ふと自分から出てくるんですよ、ビブラート。びっくりですよね。笑
詳細は後日記事にしようと思います!
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
水戸校講師の助川でした👀️🙏