こんにちは、NAYUTAS水戸校ボイストレーナーの風月Lです。
今日は「4オクターブの声域を手に入れる方法」についてお話しします。
広い声域があれば、どんな曲も自由に歌えるようになります。
4オクターブとは、ピアノの鍵盤48個分の音域です。
これだけ広い声域があれば、低音のROCKから高音のポップス、ホイッスルボイスまで、あらゆるジャンルに対応
できます。
でも、いきなり広げようとすると喉を痛めてしまいます。
大切なのは、段階を踏んで安全に広げることです。
◆ まずは自分の声域を知ろう
トレーニングを始める前に、今の自分の声域を確認しましょう。
1. ピアノアプリやキーボードを用意する
2. 一番低く出せる音から一番高く出せる音まで探す
3. 無理に出そうとせず、楽に出せる範囲を確認する
4. チェストボイス(地声)とファルセット(裏声)、それぞれの音域を測る
多くの人は最初、2オクターブ〜2.5オクターブくらいです。
これを焦らず、少しずつ広げていきます。
◆ ステップ1:呼吸の基礎を固める
広い声域の土台は、正しい呼吸法です。
1. 股関節を土台として、お腹・背中・胸など上半身全体の呼吸の柔軟性を高める
2. 横隔膜で息をコントロールする練習をする
3. 長く安定した息を吐けるようにする(最初は10秒、徐々に20秒へ)
4. 「スー」と息を吐きながら、お腹の支えを意識する
オペラの発声を基礎にする理由は、この呼吸法にあります。
呼吸がしっかりしていないと、高音も低音も安定しません。
◆ ステップ2:中音域を太く強くする
声域を広げる前に、中音域(話し声の周辺)を鍛えます。
1. 自分が一番楽に出せる音域で、しっかり響く声を作る
2. 喉をしっかり開けて、深い声を出す
3. ブレスを徐々に減らしながら、共鳴腔で倍音の響きを作っていく
4. 中音域で色々な母音(あ・い・う・え・お)を、喉の奥の方で発音できるようにトレーニングしていく
中音域が弱いと、高音に行く時も低音に行く時も不安定になります。
まず真ん中をしっかり固めましょう。
◆ ステップ3:低音域を掘り下げる
次に、低音域を広げていきます。
1. リラックスして、力を抜いた状態で低音を出す
2. 「あー」と言いながら、階段を降りるように音程を下げていく
3. 首から上は顎の力も落としてリラックス
4. 胸全体を外側に張るようにして(空間を広げる意識で)胸にも響かせる
低音は無理に出そうとすると喉を痛めます。
「出る音」を徐々に広げる感覚で練習してください。
◆ ステップ4:ファルセット(裏声)を開発する
高音域への第一歩は、裏声をコントロールすることです。
1. 「ほー」や「ふー」で、優しく裏声を出す練習
2. 息漏れの多い柔らかい裏声から、芯のある強い裏声まで段階的に練習
3. ハミングで音階を上下する
(文字では教えられないハミングの方法があるので、気になる方は体験レッスンへどうぞ)
4. 裏声のまま、できるだけ高い音まで挑戦する
裏声が安定すると、地声との切り替え(ミックスボイス)も上手くなり、声域が一気に広がります。
◆ ステップ5:ミックスボイスやベルティング(地声と裏声の融合)
地声と裏声をスムーズにつなぐ技術を身につけます。
1. 地声で歌える一番高い音と、裏声で歌える一番低い音の間を練習する
2. 地声から裏声へ、声を切り替えずに滑らかに移行する
3. 「mum(マム)」や「nay(ネイ)」など、鼻に響く音で練習すると移行しやすい
4. この「つなぎ目」を自然にすることで、3オクターブ以上が使えるようになる
5. ベルティングはリスクがあるのでトレーナーと練習しましょう
ミックスボイスができると、高音でも力強く歌えるようになります。
ポップスやR&Bには必須の技術です。
◆ ステップ6:超高音域(ホイッスルボイス)への挑戦
最後に、4オクターブ目の超高音域に挑戦します。
1. ファルセットの最高音域から、さらに上を目指す(通常しっかりと出せるヘッ
ドボイスから1オクターブ上くらいは出せるようになります)
2. 最初は優しい裏声からほんの少しづつ息を流し続けながら発声する
3. ホイッスルボイスにも二種類あります
4. 1日5分以内の短時間練習に留める
5. 痛みや違和感があれば、すぐに中止する
ホイッスルボイスは高度な技術なので、急がず数ヶ月〜1年かけて習得するつもりで取り組みましょう。
◆ 注意点とアドバイス
声域を広げる時に気をつけることです。
1. 無理は絶対禁物、痛みを感じたらすぐ中止
2. 1日で広がるものではない、数ヶ月〜数年の継続が必要
3. ピッチブレイクは人によって1箇所〜4箇所あります。
各々気をつけることや発声のポイントがあるので自分で判断できない時はトレーナーへ相談する
4. 録音して自分の声を客観的に聞く
5. ジャンルごとに使う声域が違うので、色々な曲で練習する
私が4オクターブを操れるようになったのも、毎日コツコツ練習したからです。
まとめ
4オクターブの声域は、一夜にして手に入るものではありません。
でも、正しい方法で段階的に練習すれば、誰でも声域を広げることができます。
呼吸の基礎、中音域の強化、低音・高音の開発、そしてミックスボイス。
この順番を守って練習することで、安全に、そして確実に声域が広がります。
広い声域があれば、クラシックからHIPHOP、EDMまで、どんなジャンルも自由に歌えます。
一緒に、あなたの声の可能性を最大限に引き出していきましょう!
一人で続ける自信がない、行き止まり感が出てきてしまった、そんな方はぜひNAYUTAS水戸校の無料体験レッスンへいらしてくださいね。
水戸駅すぐそばなので移動も楽ちんです。
無料体験レッスンのお申し込みはこちらから
講師・スタッフ一同心よりお待ちしております。
NAYUTAS水戸校ボイストレーナー風月Lでした

