「高い声を出そうとすると、喉が苦しくなる」
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そう話してくれたのは、40代の男性。
音域そのものが極端に狭いわけではないのに、
高音域に入ると声が重くなり、伸びなくなるのがお悩みとのことでした。
歌ってもらうと、ひとつ特徴が見えてきました。
言葉の中の「ん」が、どこか曖昧なのです。
本来「ん」は、舌をしっかり口蓋につけなければ発音できない音。
しかし彼の場合、舌の位置が低く、
「ん」が「う」に近い音になっていたのです。
舌位が低いということは、喉頭も低い状態にあります。
低音を出すには悪くありませんが、そのまま高音へ行こうとすると、
喉が無理に引き上げられ、結果として苦しくなってしまいます。
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高音が出にくい原因は、音程ではなく“舌の位置”にあります。
そこでまず、「ん」を丁寧に発音する練習。
「んー」と声を出しながら、舌が自然に口蓋へ吸いつく感覚を確認します。
次に曲に戻り、その舌位を保ったまま、なるべく「ん」をはっきり言うことを
意識してフレーズを歌ってもらいました。
すると、声の通り道が一気に明るくなり、
苦しいと言っていた高音も難なくクリア。
舌位が上がると、喉頭は過度に下がらず、声の響きが前へと集まります。
その状態で高音に入ると、無理に力を加えなくても音程が自然に上がっていくのです。
さきほどまで苦しそうだった高音が、すっと抜けるように響きました。
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「こんな簡単なことなんですね」
いとも簡単なことのように言うので、
わたしもつい笑ってしまいました。
ボイストレーナーをしていて1番楽しいのは、
生徒さんに歌が簡単になったと体感してもらえた時かもしれません。
たった一音、「ん」を正しく発音できるかどうかで、舌の位置が整い、
喉の状態が変わり、声の出方まで変わります。
たった1つの小さな音の違いが、大きな変化を生むのが、声の面白いところです。
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