ブログ
ボイストレーニングコース

【おさと先生】「あなただけの声を見つける」おさとのレッスン部屋⑧〜「正解の歌」から「音楽」へ〜|NAYUTAS武蔵小杉校

今日のレッスンは10代女性。
ボカロ曲の世界観が大好きな女の子です。
その子の悩みは
「カラオケの点数がある一定以上伸びない」こと。


歌を聞いてみると、音程は正確でリズムも完璧。
機械が求める「正解の歌」は、きちんと歌えているのですが、
どこか平坦なのです。
一本の線のように、最初から最後まで同じ強さ、同じ温度で流れていく。


そこで私は、いったん
「今日は“歌う”以外のことをレッスンしようか」
と伝えました。

代わりに、歌詞を声に出して読んでもらいます。
そこに書かれている言葉は、
この曲の世界観においてどんな気持ちで発せられているだろうか。
強く言いたい言葉か、そっと置きたい言葉か。
そしてその言葉には、どんなメロディーがついているのか……。
こんなことを一緒に考える作業をしました。


「このフレーズの歌詞、大きな声で言いたい?」
そう問いかけると、彼女はちょっと考えて、「違う」と首をふりました。
「…小さく言いたいです。」
「OK。じゃ、その小さな言い方ってどんな言い方かな」

言葉の重さがわかった瞬間、歌は変わり始めます。
強く歌うところ、弱く歌うところ。
“言葉の意味”と“メロディーの形”
ふたつが絡まり合うからこそその判断が下せるのです。


なんの気なく発するひと言にも、私たちはリズムと音程を持っています。
それをわざわざ旋律にし、リズムをつけて歌うのはなぜか?
こんなことを一緒に考えるのも、歌を極めていくにはとても大切な過程です。

「解釈」というと難しい気もしますが、
決して難しいものである必要はありません。
“この言葉を誰に言っているのか” “声をかけるなら、どんな距離感か”
それだけで、歌は「音列」から「音楽」へ変わります。


たくさん読んでからもう一度、彼女に歌ってもらいました。
言葉がもともと持っているリズムがメロディーに組み込まれ、
意味が情緒的な抑揚を生み、前へ前へと進みたい欲求のある歌となって空間を響かせました。
そこにはしゃくりやこぶし、ヴィヴラートなど、
先の歌にはなかったテクニックが自然と付随しているのです。
歌い終わった後の彼女の瞳を、わたしは今でも忘れられません。
わずかに上気した表情で、

「なんか、楽しいかもしれないです」

と教えてくれました。
うん、歌って楽しいよね。

無料体験レッスン

全てのコースで受けられる 無料体験レッスン

無料体験レッスンはこちらから♪

※フォーム送信後、24時間以内に体験レッスン日程のご案内メールをお送りいたします!

NAYUTAS武蔵小杉校

《コース》
・ボイストレーニングコース
詳しくはNAYUTAS武蔵小杉校ホームページをご覧ください♪

《住所》
〒211-0063
神奈川県 川崎市 中原区小杉町1-526-11 1F

《アクセス》
武蔵小杉駅から徒歩3分

★NAYUTAS武蔵小杉校 公式SNS★

各SNS定期更新中!是非ご覧ください♪