こんにちは、ナユタス名古屋栄校です🎤
2月も残すところあと1週間ですね。
あたたかい季節が待ち遠しいです😌
「今日」は何の日?
さてさて、本日2/21が何の日かご存知でしょうか?
そう、「国際母語デー」です。
言語・文化の多様性、そしてさまざまな母語の尊重を推進するための国際デーです。
今日はじめて知りました。
私にとっての母語は、日本語ですね。
生徒の皆様も多くの方がそうであると思います。
日本語と発声・歌唱
言語というのは発声、歌唱に大きく関わってきます。
我々が扱う日本語は基本的に5母音。
「あ・い・う・え・お」の5つですね。
他の言語では明確に区別にされるそのほかの母音も、日本語はこの5つに集約されてしまいがち。
声というのは、動的である状態の方が負担が少ないといわれています。
動的な状態というのはどういうことか?少しわかりやすく整理してみましょう。
ビブラートを使って確認する
まずは、歌を歌う方であればイメージがつくであろうビブラート。
ロングトーンで同じ高さの音を、ビブラートあり・なしで歌い分けてみてください。
正しくビブラートが行えているのであれば、声帯にかかるプレッシャーはビブラートありの方が少なくなります。
喉のあたりにかかる圧力のようなものに意識を向けていると、わかりやすいのではないでしょうか。
これはつまり、ピッチを一定に押し留めた状態よりも、揺れている(動的である)状態の方が負担が少ないということです。
母音でも似たような影響が生じる
母音においても、ビブラートの場合と似た影響があります。
1つの母音にとどまるよりも、曖昧な母音もまたいで複数の母音に移り変わる方が、声帯へのプレッシャーは少ないわけです。
もちろんこれは、各母音の発声クオリティが大きく乖離していないことが前提になりそうですが……。
母音の聴き分け・調整は日本語歌唱にも活かせる!
上記の影響もあり、一般的に母音の数が多い言語のほうが歌唱には有利とされています。
レッスンのなかで母音矯正によるアプローチを受けたことがある方は、それを実感できているかもしれませんね🤔
多くの方が習得を望むミックスボイスについても、母音の力を借りることでスムーズな練習につながるケースが多くあります。
歌のなかで特定の箇所だけが歌いづらい、程度の問題であれば母音矯正により時間をかけず楽な発声に導けることも!😲
英語や韓国語など日本語以外の曲を歌う際には、発音にこだわって練習してみるのも良いでしょう👍
聴き映えの改善はもちろん、母音の認識に対する感度を高めるという点でも助けになるはずです。